表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だんじょん・テラフォーミング  作者: zaq2
STAGE:1
34/59

情報は大事

 ダンジョンコアルームという新しい部屋を作成し終わり、さっそくとばかりにダンジョンコアを移設させる作業にとりかかります。

 移設といっても、元あった場所のコアを操作して行う作業なので、特に問題なく終わるはずですが、一緒に移動させるためにと、コアの近くでカタカタと振動している置石月一号君も一緒に移動させます。



 コアの近くでカタカタと振動している姿を見つけて気が付いたとか、今の今まですっかり忘れていたって事はないですよ?決して



 っと、忘れないうちに置石月一号君をジーンズの使われにくいポッケへと仕舞っておきます。そういやこのポッケって、元々の使い方されてないケースが多いなと思ったりなかったり。



 それはさておき、さっそく移動です。

 移動先は先ほど作ったルームへと設定して・・・ポチッとな!



 シュン!という音が聞こえてきそうなぐらい、あっというまに見慣れない部屋へと移動いたしました。

 どういう原理か解らないが、とりあえず移動はした・・・はず。ただ、何事も無くとはいかなかったが・・・。



「(マイスター?何処におられるので?)」



 ディアーナが、たぶん突然いなくなった自分を探している声が聞こえています。

 ようやくこちらに気付いたのか「(何をされているのでしょうか・・・?)」と疑いの目を向けながら降りてきましたが、今回は自分何もしてないですよ?本当、そういう事してなかったでしょ?となりで移動ボタンおしてたの見てたでしょ?



 まぁ、そうですね、今の自分の状態を伝えるとするならば、地面にkissをするというか「床うめぇ」な状態から起き上がったという状態でして、どうも転移する際には自分とコアとディアーナの位置が固定されたままで転移された様で、コアは"壁から突き出ている台座"へとちゃんと移動がなされてあり、ディアーナは浮いており、そして浮いてもいない自分だけがそのままビターンと水平姿勢のままで自由落下した。という事ですかね。


 なんというか不平等感があったりなかったり。そもそも、台座が壁から突き出ている時点でおかしいと気づけよ自分・・・。



 で、なぜに壁から台座がニョッキリと生えているのかと思い当たってみるに、通路を竪穴として配置したから、その竪穴通路に接続する部屋もいっしょに90度回転している形になったとかそういう事なのかな?と。そういえば、扉も上に向かって開いてたっけか。


 ならば確認のためにちょっと高い位置にあるダンジョンコアを操作しに足場を形成しながら登り、さっそく3DMAPの確認です。

 映し出される3Dの立体ダンジョンマップの竪穴に接続されている部屋は、天井が高い部屋だった。というか、これ水平にぐるりと回してみて確信した。



 あっれー?設置した時は普通に水平だったのに90度回ってるし・・・

 これ、今更ながらに水平にもどせんの・・・?



****

 先ほどのダンジョンコアルームが垂直にそびえ立っている状態を何とかしようと、3DMAPを色々苦心惨憺しておりましたが、結果的からいうと超短い通路を竪穴とコアルームとの間にいれる事により、ダンジョンコアルームを水平位置へともとに戻す事に成功しました。

 ただ、設置して戻す際に竪穴側から見ていると、ぐるりと回転して戻る部屋っていうのを見せつけられたら、宇宙の法則が乱れているんじゃないか?と疑ってしまいたい気分にもなりましたが、そこはもうそれでいいやと思っておきます。




 さて、ここにきて例の計画進行に対して問題というか、ズガーンと頭をハンマーで殴られた様な内容が発生しております。そのため、一度手を止めて確認するべき事項というレベルです。それは、


・チュートリアル#2-15:【ダンジョンコアを移動させよう】


 という単純明快な内容の物が達成されて解放された内容の物でございます。



 この解放された物というのが、これまたこれから先、こんな状況を打破できるのではなかろうか?という欲望・・・じゃなくて希望という物が沸き起こる内容なんですよね。

 そのチュートリアルクリア報酬で解放されたものがですね、




【ダンジョンマスター専用掲示板が解放されました】




 という内容の物だったんですよ。

 この掲示板っていうのはあれかな?ダンジョンマスター同士のコミュニケーションツールっていう事でいいのか?そうなってくると、この機能を使って他のダンジョンマスターたちからのアドバイス?やら情報やらを仕入れたりと色々できちゃうんではなかろうかと、もう、ドッキドキ物ですよ。


 下手すればこの不毛な土地にも大きな変革という進展が見込めれるのではないか?という待望の仕様ともいえなくもない代物です。



 すごくドキドキ物です。初めて電子掲示板に書き込む時みたいな?そんな心境です。

 掲示板メニューのボタンの前に指をもっていきますが、やや震えております。

 となりのディアーナと視線を投げかけると、ディアーナもこちらに視線を合わせ頷いてきます。そこはこちらも頷き返し、それではと、掲示板メニューボタンを、震える指で押してみます。


 こう、ポチッっと・・・


 画面が切替り、何か砂時計?みたいなメーターがグルグルまわっております。

 やはり掲示板とかだからか重たいとかそういう事なのだろうか。一向にそれらしい画面に変わる事はありませんが、焦っては禁物です。とにかく待ってみます。こういうときに連打するには危険だったりしますし。待ってみます。待ってみま・・・




・・・


 そんな風に待ってみようと思った矢先の結果、その画面に映し出されたメッセージ文に対して、どこから突っ込んでいいのか、どこにツッコんでいいのか、とにもかくにも、このツッコミを行いたいという、衝動をどうすればよいのだろうか。















【電波の届かない場所にいるか電源がはいっておりません】



 ・・・どうすりゃいいのさ!



〇久しぶりの世界観設定

・ダンジョンマスター専用掲示板

 ダンジョンマスターたちが、お互いの情報交換を行うために追加された仕様。

 条件として、専用のダンジョンコアルームが設置されダンジョンコアが移設された際に開放される。

 あくまでもコミュニケーションツールの一環として使われる程度である。



※:通信条件に関して

ダンジョンコア(台座含む)が蒼い星の大地に繋がっている状態であれば問題なく通信が行えます。


※:エラー文に関して

制作者:絶対に繋がる要素しかないし、てきとーで良いか。(コピペ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ