基本は大事
真っ赤な光を発しながら、粘性が高そうな液体がうねうねしてる通路をしばらく観察していたのだが、ポコンポコンという気泡が出てくる事が一切なく、ただ赤熱している液体が渦巻いてるだけだったというなんともまぁ見た目からして普通の溶岩という印象です。
マントルとか無いはずなのに、何故にこういう現象が出来ているという事実が、如実にファンタジー感を醸し出しているのだろうとは思うのですが、本当にソレだけで片付けていいものかどうか、疑問を禁じ得ない思いに駆られてしまいます。
自分的にはダンジョン内部だけでもモフりが行える環境を整えようというパラダイス計画の第一段階としいるので、重要だったのは熱源をどうにかする事で実験的にと進めてみたわいいのだが、結果的に「暖かい」というか「暑い」も通り越して「熱い」です。これを何とかしないとまずいよなぁと。
問題点が分かったところで扉を閉じて放置しておきましょうか。観察してて解った事にダンジョンの通路として設定した壁が焼けるとか溶けるとかもしてなさそうだし、問題にもならなさそうだし、そこはファンタジー機能が働いているという事で深く考えることは捨てておきます。
さて、なんとかする方法かつ、次の内容でうまく使えるのはどれかをチェックチェック。
チュートリアル#2-5 :【魔物を10種類以上配置し徘徊させよう】
チュートリアル#2-14:【新しいダンジョンコアルームを作ろう】
チュートリアル#2-16:【5階層を設置しよう】
チュートリアル#2-28:【罠・宝箱・仕掛けを新たに複数設置しよう】
計画の第二弾としては、やはりここは2-16を推し進める必要があると思うんですよね。それによって、2-14も一緒に行える恰好に出来そうですし。
ただ、5階層、階層なんだけれど、階層ってなんだろうね。地上に設定したら階層が一つ増えてしまった訳だし、とりあえず地上一階、地下一階の二階層という認識でいいのだろうか。ここは賭けにでる恐れがありそうであるが、少しでも節約する方法は、無い事も無いのだが…まぁ、ここはちょっと捨てる覚悟でやってみるか。
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暗くて何も見えません…
早速作り上げた、たぶん残り3階層分の深さへと続く通路を「見下ろす形で」のぞき込んだ第一印象は上記の通りであります。
何故見下ろす形か。というと「階段」だと残り3階層分つくるとなると3か所作る必要があったりするが、その点「通路」を「縦」に設置するとあら不思議、普通の通路1つ分のコストで3階層分の深さも得られるというお得感ありまくりです。
いやね、溶岩設置の時にダンジョンMAPの通路形成をいじくりする時に気付いたんですよ。通路枠とする範囲を固定したままダンジョンMAPの方をぐるりと回してしまうと、垂直方向の竪穴が出来るじゃん。とね。竪穴は竪穴で別枠で存在はしていたけど、階層ふえる分だけコストかかるという仕様ときたもんです。
という経緯から作成した竪穴。
こういう風な真っ暗な穴って、何かにこう吸い込まれる感覚に陥るというのは、なんなんでしょうかね。恐怖というより、こう、フラッといかなきゃという使命感みたいな?いや、そんなのないか。
で、底なんて見えたもんじゃありません。こういう時はよく、石っころを落としてどれくらいの時間がたったかで深さを測るとかが定番ですね。
では、さっそくやりましょうと、遊んでいたと・・・いや、いろいろしている際に倉庫に放り込んで貯めに貯めておいた月の石くずを一つとりだしては落としてみます。
落としてみます・・・落として・・・何も聞こえないんですけど?
っていうか、気づけよ自分、何やってんだよ自分、解りきってた結果だろう自分。と、そんな気落ちに気付いたのか、隣のディアーナさんからお声がかかります。
「(マイスター?明かりなら私が)」
と、ゴニョゴニョと何かを呟いたと思った次の瞬間、まぶしい光がその手の中に満ちております。
すごいですよ、ディアーナさん。
なんでも?魔力を光に直接変換してるとか何とか説明していただきまいたが、それ、光子の力を研究している人たちにとっては、喉から手が出てきそうな魔法ですよね。たぶん。
さて、ディアーナを連れ立って、早速できた竪穴を下りてゆきます。縄も無ければ梯子も無い状態ですけれど、こういう時は例のウォール魔法というのが役に立ちますね、足場を形成しては下りてを繰り返せますから。
ちなみにライカは置いてきた。ハッキリいってこの探索についてきたら何しでかすか解らないし。
下りてて思ったんだけど、こういう垂直な移動をするダンジョンって、そう滅多になさそうな気がしないでもない。階段や坂道とか、そういう類で改装を潜っていく感じがほとんどじゃなかろうかと。あ、縄梯子で移動とかはあたかも知れないかな?
と、そんなくだらない思考をめぐりながらも、すぐに底に降り立つことになります。そして、その先にあるのは…
「(何も、ありませんね)」
うん、何も無いんだけどね。
というかそもそもここ、底でもないんですけどね、今見えてる底というのは岩扉ですからね。
という事で、早速スイッチON!
ゴゴゴゴゴという振動と共に開かれる「竪穴」に設置してある岩扉。
その先にあるものは・・・再び真っ暗な闇が続きます。そう、ただ続くのみです。それを3回ほど続けた後、ようやく本当の最下層へ到着という寸法です。
そうして、今度はちゃんと横向きの扉です。というかね、ルーム設定で安価なルームを設置しただけなんですけどね。
その名もダンジョンコアルーム!
中央司令室みたいな感じでモニターがあっちこっちにあったりするのかな?かな?もう、男の子心にドキがムネムネになりますね。
さぁ、中身はどうなるのでしょうか、では、さっそく、オープーーン!!!
・・・
オープン…なんだけど、開かれた扉の先は真っ暗なんですけど?えーっと、照明のスイッチはどこかなー?あれ?そんなのなさそうだなー、って、モニターとかもないんですけど?
ディアーナさんが照らしてくれるコアルームそのものは、ただ単なる「部屋」としか思えないんですけどね、あ、台座っぽいのがあるね。
・・・台座をみつけた瞬間、考えたくもない答えが脳裏をよぎったのだが、まさか、まさか
「(あの、マイスター?ダンジョンコアを操作して、移設を行わなければならないのでは?)」
・・・あ、やっぱり?
○チュートリアル消化状況
チュートリアル#2-14:【新しいダンジョンコアルームを作ろう】クリア
チュートリアル#2-16:【5階層を設置しよう】クリア
○モフリ計画まで、あと
・熱源確保
・3重扉設置
・????
・????
・????




