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だんじょん・テラフォーミング  作者: zaq2
STAGE:1
26/59

応用は大事

ブックマーク100超えてました。

大変ありがとうございます。



ライカが喋れるという衝撃的事実を受け止めつつ、流される様にライカに案内されて歩き続けて幾許(いくばく)か。


ホント、どれくら歩いていたのだろうかと疑問には思ってはみるものの、いつもの事というかいまさらというべきか、そもそも時間がわからなかったりする。

日の光が陰ったりする事は今の所なかったので、月齢的には1周期は回ってはいない?といったところか。まぁ、場所によるだろうけど。

というか、この世界において月齢が何日かかってるのか知らないし、そもそもファンタジーなわけだから、月齢がなかったりして。まさかな。まさか・・・ね?


目安としてなんとか時間とかわからないかなぁと、歩きながら端末オープン!みたいな事しても、まったーく反応がありません。

今まで増えたポイント加算分を目安にしていたのだが、それもかなわずに結局わかった事いえば、かなり距離があるかな?というぐらいしかわからない。



そんなこんなの暇つぶし・・・もとい、状況確認をしながらも、とにもかくにも歩きに歩き続けてはいるが、帰り道といわれるがままに足跡を追跡していたはずなのが、途中から足跡なんて無かった道になっていくという不安要素がとてもとても強い状況になってまいりました。


で、着いた場所といえば、断崖ともいえないこともない・・・というか崖の上だった。

目の前の崖下には灰色の風景が広がっている。


「(一応、こちらをまっすぐに進むのが最短となります。)」


あれ?なんだろう。えーっと、アレだ。

カーナビで普通コース、高速コース、最短コースとある中で、最短コースを選んで進んでみたら、予想ガイなルートを進んで、え?こんなとこ走るの?というのに遭遇した気分ですかね。


予想外すぎだよ。

まさかここを飛び降りろというのですか?と思う間もなく、ライカは華麗に飛び降りて着地してます。


「Oh..マヂデスカ・・・」(※ry


崖下を除く、うん、やっぱり斜めになってるよね?やっぱりなってるよね?となると、普通に飛び降りるイコール崖壁に衝突ENDしか見えてこない。

うへぇ・・・。いやな予想しかない。



うーん、うーん、飛び降りる行為は(やぶさかではない。

ただ、距離を稼ぐ必要があるのが事実である。

つまり、助走をつければよろしいという事でもある。が、足場としてはちょーっと心もとない。

なにせ、歩いてきた道というのが、なんか砂地の様な場所で結構足とられるんですよね。


もうちょっとしっかりした足場ってないのだろうか。

足場・・・足場か・・・



****

石材職人(ストーンクラフトマン)としての能力を発揮!!

という訳でもなく、ちょっと試してみるのはゲート魔法。


ここと、崖下をつなげるゲートを作ればいいじゃないか。というのはナンセンス。

それじゃぁありきたりじゃないですか。

ゲートに生きモノ(?)を通すという行為に、かなり不安があるとかそういうのは無いんですよ?よく、そういうゲート通ったら、今までの自分と出てきた自分が違うとかなんとかというのが頭の中によぎったなんて事はないんです。決して。



話をもどしてっと。

前回、運動エネルギーの移動が可能だったじゃないですか。

ならば、位置エネルギーをというか、ゲート移動なのに質量そのものが潜れない事は可能か?としたらどうなるのか。と思いついたのですよ。


結果。

すごく真っ黒な薄っぺらい壁?板?膜?が出来ました。

横からみたら線にもならないぐらいうっすいのに、後から見てみ真っ黒。

それなのに、横からみたら超極薄。柔らかい訳でもなく、そこに存在している膜というよくわからないファンタジーです。


で、黒い面に恐る恐る自分ぐらいの重さの岩もどきを載せてみても、某光子の力を研究している施設を守る装置のごとく割れる事も有りません。そうや、その守る装置が割れるってどういう構造してんだろうね。

と、そういう事に思いついたので、思いっきり殴ってみても、割れる気配がありません。こっちの拳が痛かったよコンチクショウ。


なので、例の加速でぶつけてみましたが、それでも割れない事を確認し、とりあえずは、耐えれそうというのが解ったので、これを利用します。

え?どうするかって?普通に段差を作って階段にして、テクテクと下りるだけですよ?


ほら、よくファンタジーとかで神様の祭壇とかそういうのでガラスの薄っぺらい階段あるじゃないですか。

あんな感じですよ、まさにファンタジー建造物。ただ、透明じゃなくて真っ黒だけどそこは気にしない。

そんなこんなで段差を作っては仕舞ってを繰り返しながら下りていけばもう崖下です。


新しい使い方が一応できたので、けっこう他にも応用ききそうだな。これ。

そんな風に思いながらしばし黒い壁?膜?モドキを黒いブロック六面体モドキにしてみたり、20面体にしてみたりと作っては消してる。


そんな事していると何時のまにか横に座って待機しているライカが、興味深げにこちらの様子をうかがいながら、こう口にしてきた。



「(その様な事をされずとも、それがしの背に乗って頂ければ良かったのですが)」



・・・





「その手があったか!!」(※ry

っていうか、ライカさん、先降りてったじゃない・・・。





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