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だんじょん・テラフォーミング  作者: zaq2
STAGE:1
24/59

気分転換は大事

以外、それは新キャラ?


少しだけ修正。

封印という名の隠匿を心がけるとして、実際問題として、チュートリアル#2-5:【魔物を10種類以上配置し徘徊させよう】をどう対処しようかと悩みます。

悩みに悩んで、数日?たっても一向に良いアイデアが浮かんできません。


そんな時、ディアーナから「(外に出て気分転換されてはいかがかと)」と提案がなされたので、即、採用する。

なので、今はそんな思案を一旦やめてのリフレッシュ行為に自分と"一匹"が月面を散歩している所です。



ん?一匹って?

ああ、ディアーナの事じゃありませんよ?彼女はお留守番です。

ではこの一匹が何かというと、あの後に呼び出した魔物です。


召喚したのはダンジョンウルフのスケルトン。

何故に彼にしたかって?そりゃ当初はもっとカッコいいのをと思っていたのですが、巨大な爬虫類もどきの骸とかはポイントがべらぼうに高いので却下せざる得ない。

他には、と見てた時に見つけた、定番なぷるぷる軟体系生物のゴーストって何?という、とてつもなく興味にかられるものがあったりもしましたが、どうしてもあのダンジョンウルフの事が妙に記憶に残ってたんですよね。


ほら、呼ばれてすぐに絶命するとか、どこかの無能の馬鹿によって犠牲になってしまった訳ですし。


なので、贖罪もかねてといえば自分勝手なんでしょうけど、気になってしまった物はしかたない。という事で23P使って召喚しました。

生きてる時が5P(今は4P)からしたらえらく高いが、巨大な爬虫類の躯とくらべたらねぇ・・・。


で、召喚して現れたソレを視て、最初ビビったなんて事は無いんです。決して。


だって、眼球部分が真っ黒(奥が見えない?)で綺麗な骨格標本が動いてる訳だし、これが音もなく背後から近寄ってきて振り返った瞬間に、この頭部があったらチビる事請け合い。いや、この体はそういう機能が無くなったからそんな事はなかったので助かりはしたが。



で、その後、よーくよく考えてもみたら、こういうのもファンタジー成分の塊だよなぁと、間接の部分とかこういじくって、外したり付け直したり、元に戻そうとすると磁石の様にスッと定位置にもどるとか、なんだかおもしろいファンタジーを体験すると、最初〇〇してた自分はどこへやらですね。


あとは一緒に外に出ては、この世界を見せて歩こうかとね。

ほら、呼び出された世界はこんなどうしょうもない・・・ゲフンゴフン、スバラシイ世界なんだぜ?という事すらも知る前に終わらせてしまったんだしね。


まぁ、このウルフのスケルトンが、あの時のウルフとは違う個体だろうけれど、これはこれで自分勝手なケジメ・・・なのかね。



****

「アーーはははは、ほーれ、とってこーい!!」(※ry


薄っぺらい板状にした石をフリスビーの代わりに投げると、それを追うウルフのスケルトンが空中でキャッチ。

そして、尻尾をふりふりしながら戻ってくる。うっわ、もぅすっごく楽しい。

誰だよ、こんなカワイイウルフのスケルトンを最初ビビって怖がってた奴は、ほんと解ってないな。


かれこれどれくらいか解らないが、いっしょに走ったり、歩いたり、あっちこっちのクレーターすら踏破したりと、何十ヵ所どころかたくさん踏破し、戯れにとフリスビーモドキを行ってたりすると、これがまた結構楽しすぎるのだ。

そうか、こういう楽しさってのがドッグのブリーダー達が持ちえた特権というやつか。くそう、羨まけしからん。し、しかしだ、あの愛される可愛さのキャットも捨てがたいのも事実だ。ぐぬぬぬぬ・・・。



まぁ、そこは置いておいて、今はギネスに挑戦だ。

そう、いったいどれだけ遠くどれだけ高くでキャッチできるのかというそういうギネスに。

例の加速魔法で速度調整して、仰角よーし、てー!!

シールドブー〇ランの様に勢いで飛ぶそれは、太陽の光に照らされてきれいな放物線をその漆黒の闇に描き、そして、とんでもない跳躍力で空中でそれを見事にキャッチする姿はもう輝いています。


なんか、ウルフのスケルトンは見た目はアレだけど、地平線にかかる蒼い星をバックにジャンピングキャッチとかしてる姿とか、こう不思議と凛々しさもあったり神々しさもある様に見えてしまいます。

なんか、愛着わいてきたなぁ・・・言葉は通じないだろうけど、コイツの名前つけてやりたいなぁとさえ。


うーん、うーん、ウルフだけどもうどっからどうみても犬にしか見えないし、そうだなぁ・・・

蒼く浮かぶオブジェクトを眺めながら、漆黒の宇宙空間を認識したら、ふと、ある名前が浮かんだ。



「ライカ」



キャメラの方じゃないですよ?

たしか某国で宇宙船の実験として搭乗し、大地に返ってこれなかった犬だっけか。


という事で、今日からお前はライカな!


と、となりで待機してるライカに目配せをしても「次、はやく!はやく!」とけしかける様に準備してるし。

うん、知ってたし。返事は返ってこない事も解ってたし。泣いてないし。

そんなこちらの事も知らずか、ライカは首をかしげながら「まだ?まだ?」みたいな感じだった。

よーし、ならばこんどは思いっきりとびっきりな奴を飛ばしてやるぜ!!


先ほどよりもたくさん加速(時間がかかるのが難点)させて、射出!!

ライカ!!取ってこーい!・・・あ、加速させすぎた?いつもより遠くへ飛んで、あ、クレーターひとつ飛びこえちまった・・・。

うぉっぷ、砂埃まき散らしながらいつの間にか走り出しているライカさんはクレーターに飛び込んでまで追っかけているのですが、あれ?青白い焔?みたいに蒼くゆらゆらと、ゆらいでいる風にみえるんですけど?

あと、ライカさん?とんでもなく速くなってないですか?砂埃がとんでもなく激しくまってますよ?

もっというなら、遠近法狂ったのか、何気に大きくなって・・・る?


ん?うーん・・・?んん?


ライカに何が起きたのかはサッパリわからないが、そのライカにおこった変化を放り投げるぐらい、とても重大な事にいまさらながらに気が付いてしまった。















ここ、どこ?

〇名前付きな魔物

名前付きは特別な存在となる為、種族としての進化が最低でも1ランク以上あがります。

また、主従関係でいうところの主の魔力の譲渡量に比例しての上昇度合に変化があります。


魔力量?あ、月という電地があるので量はあって無い様なものですね。

譲渡量?そんなの考えたこともない主人公ですよ?


えっ?他にも名前付きがいるんじゃないかって?

ええ"彼ら"がいます。そう"彼ら"が。



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