興味は大事
文字数増えてもうた。
誤字関連修正
お知らせという、なにか恐ろしいモノの片鱗を垣間見たような気がしないでもないが、ここはクールになるべきであろう。きっとあれは広報紙みたいなもん、そう広報誌です、いいね?
ざっと流し読みして要約すると、ダンジョンにおける魔物の数の割合が極端に偏ってしまったとかなんとかで、一時的に調整という名の締めをしている・・・?といったところだろうか。
ダンジョン経営もどこぞの匙加減で手のひらまでクルリと変わるんでしょうかね。
というか、こういうので送信元がどうとかこうとか探っちゃいけない。
そういう所に首つっこむと、よくある話だとチェーンソーでぶった切りするとかされるとかの関係につながっちゃうと思うんですよね。
ここまで、当初の予想とはかなりかけはなれて違う形にはなっているれども、ふぁんたじーらいふができているのに、むざむざ手放すことはありませんしね。
さて、とりあえずは"そういう存在がある。"という認識だけは覚えておくとして・・・
久しぶりの魔物召喚にいってみますかね。
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さて、召喚の間に到着です。
到着というより、ただコアの前に立って、魔法陣起動してるだけなんですけどね。
「(マイスター?今度はどの様なものを・・・?)」
こういう時のディアーナは、すごくできる子モードなんだけど、最近、ちょっとやんちゃしただけですぐに「(もっとマイスターとしての自覚を・・・)」とか怒り出すところさえなければな・・・いえ何でもないです。
かなり久しぶりの端末操作で種類を選択してっと。
「(死霊系ですか・・・)」
はい、そうです、非生物系統ですしね、もしかしたらもしかするじゃないですか。同じ轍は踏みませんよ?
そういや、死屍じゃなくて、死鬼ってわざわざ書いてあるのはなんでしょうかね。
とりあえず、ウィンドゥショッピングの如くに、まずは見てるだけで見てみようかと、若い番号ページを指定してみるとそこには、
ゴブリンゾンビ 20P
ゴブリンスケルトン 20P
ゴブリンゴースト 20P
ゴブ・・(スッ
軽く首を振るという、何も見ていないというアピールをしながら、表示されたその欄をそっと閉じた。
「(ゴブリン・・・だらけでしたね・・・)」
端末を一緒に見ているディアーナさんから直球の死球はいりました。
たしかに、どれだけゴブリン押しなんですか?しかも何気に生きてる時より高い。
もっとこう、ダークでファンタジーな物とかあってもいいじゃないですか。
最初に目に入ったリストの中身はどこをどうみたって定番なアレをアレした物ばかりとしか思えませんね。
「(ほ、他を、見てみませんか?もしかしたら、何か良いものがあるかもしれませんし・・・)」
気遣いすごいですね、本当に良い子すぎですよディアーナさん。
ディアーナという癒しがいなければ、こっちが気疲れしそうですよ。
たしかに、他もみてみるべきですよね、先入観はだめですね、最初見た切りというのもだめですね。
他をみれば大丈夫。そういける。その先をみたらいいのではなかろうか。と、次のページ番号へと移動すると、そこに現れたのは
コボルトゾンビ 35P
コボルトスケルトン 35P
コボルトゴー・・・(スッ
軽く首を振るという、何も見ていないというアピールをしながら、表示されたその欄を再びそっと閉じる。
「(コボルト・・・だらけでしたね・・・)」
あれ?デジャヴを感じるのは気のせい?
元になってる種族(?)が変わってる程度であまりかわってないですね。
なんというか、何でもかんでもゾンビとかスケルトンとか付けたら良いっていうボキャブラリの低さに眩暈が来そうです。
いや、間違ってはいないとは思うけれど、なんというかなんというべきか、形容しがたい物がのどでつっかえてる気分ですよ。
それよりも、ダークでファンタジーとなりそうなカッコいい系はどこなんですかね?
ほら、こういうのだとデュラハンとか、ゴーストライ〇ー(物書きじゃない方)とか、そういう類を期待しているんですよ?
とにかく、そっ閉じ気分を抑えながらも、ページを切り替えてカタログを眺めていけば、ウルフとかコウモリとかのビースト系?みたいなのもあれば、ホブゴブリンとか上位種?の系列にはいったと思ったら、今度はオークたちのすくつに・・・ようやくドラゴン系とかが来た時は「Oh!」と感嘆の声をあげたのだが案の定べら棒に高いのを見た時「Oh...」と声が漏れたよ。
何?この万の桁を一桁以上間違ってませんか?という代物たち。
「(結構、ポイントがかかりますね・・・)」
気遣ってくれるディアーナの優しさ成分が、癒しになってますよ・・・。
こうなってくると、起死回生を狙ってアレからみたらいいのか?という魂胆・・・もとい、興味が出てきますよ。
ふむ、ならば見るだけだしみてやろうじゃぁないか。と、開けてみると、やはり新しい枠があったあった・・・って?
一ページに一つだけ、何故かど真ん中に表示されております。
恐るべき宇宙の原罪(見たことも無いよくわからない文字?絵?の羅列)P
おおぅ、なんかとてつもなく凄そうな名称がありますね。厨二病的な要素がプンプンしてます。
ん?はて、どこかで見た様な形容が苦しい名称だな・・・ん?形容が・・・って、ぁぁぁぁぁっぁ!!思い出した!思い出した!
素早く首を何度も振りながら、何も見ていないという激しいアッピルで、表示されたその欄を勢いよく閉じる。
「(マ、マイスター・・・い、いまのは・・・)」
ディアーナさんも怯えちゃってるじゃないですか!あかん・・・あかんてそれ!出したらあかん奴やって!
もしかしなくても、邪という文字はつくかもしれないが神ってお方ですよね?なんでここにあがってるの?ねぇ、なんで?
自分、20面ダイスふっても回避する自身さらっさら無いですよ?もしかしなくても、直ぐにでも精神力が枯渇してしまう事が確定する代物じゃないですよね?
というか、このポイントのところ文字化けどころか文字の形すらなってない絵化けの恰好してるというか、みただけで得体のしれない寒気が来るってどういう・・・って、そういう存在だったよ・・・。
そもそもカッコイイどころじゃなさすぎる、どこの角度からもどんな風にみても混沌その物だよ!「カッコいい」とは「カ」しかあってないよ!!
よし、これは封印です。封印以外の何物でもありません。とにかく封印です。隠蔽じゃぁあーりません。決して。
これ以上の興味は、本懐が崩壊しそうになるのでスルーしておくのが賢明な判断という奴ですよ。
〇死鬼・死霊
ダンジョン内で息絶えた生物系をリサイクルした商品とも。
その為、ゾンビとかスケルトンとかゴーストなどが並んでいます。
また、有名な固有名称をお持ちな方は、実装版では「別の枠」だったりします。
〇召喚リスト
Q:恐るべき宇宙の原罪って?
A:アザ〇ース(未実装の・・・はず?)
主人公が気づけたのはファンタジー好きで色々な物に手を出して知識は多かったから。
何故にここにあったかは、作為なものか、はたまた偶然なのか、〇〇のみぞ知る。




