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だんじょん・テラフォーミング  作者: zaq2
STAGE:─
1/59

ぷろろーぐ・1

だいぶ前に思い付いていた設定で書き殴っている為、あちこち誤字も表現違いなどもあると思います。

その為、後々修正をかけていくかと思いますのでご了承ください。



09/02修正

09/10修正

また、更新などは思いついた時点となりますので、ほぼ不定期となります。



※:誤字と脱字と内容修正

 そこは白い空間だった。


 ただただ、白いという表現しか出来ない空間であり、自分が何故そこにいるのかすらもわからないでいた。


 状況を確認にする為に周囲へ視線を向けてみるも、視界に入ってくる者と言えば「真っ白な大理石で固められている部屋」とでも表すのだろうか?



 しかも、その部屋全体がほのかに明りを発している状態であった。



 状況確認として自身の身体に何か異常がないかと認識してはみたが、それ以前に自分には何故か知識があり、ついさっきまで客先の発注システムのオンラインデバッグテストをしていたはず。


 と、何故かしらそういう事が鮮明に思い出したのだが、その作業から突然この様な場所にいるのかすらわからない状況であった。


 そして、つい先ほどまでの事は覚えているにもかかわらず、自分の名前も思い出せないという不思議な状況出もあり「どこかの物語の主人公かよ。」というツッコミを自分で自分に入れてしまうぐらい思考に余裕がでてきてはいた。



 そんな矢先、



「うぉ」



 突如として、目の前の空間にウィンドウが開かれていた。


 よくSF映画とかで表示されるホログラムとでもいうのだろうか、そんな風に空中に淡く光り輝いているモノが目の前に存在していたのだ。


 左手でつまむ要領で左右へと移動させると一緒に動くが、指をはなすとその場でとどまっているという、なんともはやSFチックすぎて少し笑ってしまっていたが、そのウィンドウを訝しげに見てみたのだが、そこには「ダンジョンマスター(チュートリアル)」としっかりと記載してあった。


 しかも日本語で


 他に状況を打破する要素も見当たらないので、とりあえずはタブレット端末の様にウィンドウを操作し、説明書らしき箇所を読みだしてみる事にした。



******


 読み出す事数十分、分かったことが幾つかあった。


 とりあえず、大まかに分かった点といえば

・自分はダンジョンマスターという役職につくため、元の人間の知識を複製した存在である。

・ダンジョンコアと自分は一心同体で、ダンジョンコアが破壊されると自分も消滅してしまう。

・ダンジョンという存在がある他の世界で、ダンジョン運営を行わなければならない。


 といったところだ。


 特に気になったのは、「自分自身が複製された存在」である。


 この部分にかなりの驚きはあったが、まぁ、知識などがそのまま複製されているのだというのならば、それはそれで複製元の本体が無事でよくある転生とか転移とかの帰る為に~という事は考えなくても良いという事である。


 つまり、今の自分はまったく好きに生きても問題はないという事であると。


 そうなれば、どこぞの転移・転生ものの小話でよくあるチートとして活躍できるのではなかろうか?と、少なからずの野望を抱え、くまなく説明書を読み下していった。




 まず、ダンジョンマスターとは、いうなればダンジョンの経営者である。


 ダンジョン経営を行うために必要な初期投資のダンジョン用ポイントみたいなものが存在し、これを消費してダンジョン内部のカスタマイズを行っていくと。


 それで、モンスター関連もいろいろ選択できるが、強い種族やらになればなるほど、消費ポイントも高い。まぁ、ここら辺は当たり前かもしれない。


 よくある小説もののやつと一緒だなぁ、と読み続けていたが、ふと、ダンジョンが設置される場所が選べることに気付いた。


 人気があるのか、人口密集率によってその周囲数キロぐらいの範囲ではかなりポイント消費が高く設定される。


 少ないポイントだと過疎地域よりになっていき、さらには無人地域というのも存在しており、こちらはポイントが0で指定できる。


 ランダムという選択もあるみたいだが、ヘルプをみてみると「神のみぞ知る」みたいな感じであった。


 こういうのは同じ地区などだと集客、つまり取り合いになるだろうからうまく分散させるためにそうしているのかもしれないのか?と、邪推してしまう。



 他には、自分自身の身体的能力の付加をつけたり、食料やその他もろもろなども召喚できる様であるが、こういうのシステム的な内容を読めば読むほど、ファンタジーな世界で冒険ができて、そして自分はチート能力持ちで、最強とかウッハウハとかもできるんじゃね?といろいろと思案しだしてくる。


 仕事疲れのストレス発散みたいな感じで読み漁っていた、冒険ファンタジーの世界。


 そんな冒険ファンタジー世界で夢のファンタジーライフ


 あの、来る日も来る日もソフトウェアのソースを叩きながら頭の中で妄想していた冒険活劇ができるという事も・・・夢ではなくなったと


 しかも複製されているから元の世界にもどる考えも必要もない。



 すまんな元の世界の自分!がんばって生きろよ!!

 お前の分もファンタジーライフ堪能してやるからな!!



 よし、ファンタジーライフを堪能する為、おおまかな目標は決まった。


1:人がまったくいない場所に設定しダンジョンコアを隠しておく

2:自分の身体能力を向上させる能力を付加させてファンタジー世界を冒険する。


というのを目標とした。



 ファンタジー世界なんですよ?


 設定モンスターリストみてたら、亜人とかドラゴンとかがいる世界なんですよ?亜人ですよ?ケモノ娘とかいるかもしれないんですよ?モフモフとかできるかもしれないんですよ?



 あ、自分、生粋のレベル高いケモナーとかじゃないですよ、ただモフりたいだけなんで。



 まぁ、そこのところは置いとくとして、ファンタジーな世界を冒険しないのはもったいないじゃないですか!!



 自分はとにかくこの異世界のファンタジーライフを楽しむ事に決めた。


 ケモ娘をモフりたいとか、モフりたいとか、そういう魂胆が無いとは言わないが・・・それぐらいはいいだろう。たぶん。


 そうと決まればこういうファンタジーな世界だと、お約束的に命が軽いというのが通説、そんなファンタジーな世界でズブの素人が急に飛び出したら、そらもうザックリと逝っちゃいますよね?


 ならば、そのトーシローが生き残るためにはタフネスさが必要である。と結論づけて対策を興じることにする



つまり、「簡単にぽっくりいかない能力があれば良いじゃない。」作戦だ。



 善は急げともいうし、選定基準を決めて初期に割触れられている20000ポイントを作戦に投入するべく、じっくり内容をらみつけて選択していこうと端末片手に云々と模索していった。





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