詩 空っぽの心
掲載日:2026/06/22
信用できる仲間がいると思った。
信頼できる仲間がいると思った。
でも全部、独りよがりの虚像だった。
何も見えない。
何も聞こえない。
あるのはただ、空っぽになった心だけ。
その心も、ひと押しすれば、忘れるような脆いものである。
泣けよ。
わめけよ。
自分で自分を追いつめるが、最後の攻撃だけはできなかった。
誰か、誰か。
呼んでみるが、都合の良い人間なんていない。
虚しいし、淋しい。
素直にそう言ったら、どうなるだろうか。
しょうがないから、テープで壊れそうな心をとめていく。
その手つきは恐る恐るであり、迷いが生じたが、1つ1つ繋いでいく。
「よし、できた」
そう言った途端、心が明るくなるような気がした。
さあ、立ち上がれ。
さあ、行こう。
光がさす方向へ。




