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第8話 ライトグリズリー戦

8話投稿完了です。

読んでくれると嬉しいです。

「てか、魔術教本?ってのがあるんならさ、魔法見せてよ」

「まかせろよ…じゃあ…」

……。

「おい、早く見せろよ〜」

「…いや」

「どした?」

「外国語だから読めないわ☆」

は?


「これは…読めないな。」

ウエハラでも読めないのか…

「広辞苑にも載ってないわ…」

当たり前だろうが。

「俺なら…」

「いや、お前は無理やろ」

俺は無理らしい。

「待て待て、俺、前に外国人に道案内したことあるから」

「え?まじ?」

「うん。全部にアイシーってかえしてたら自分で納得して逆の方に向かって行った。」

「だめじゃねえか」

「どれどれ…なにこれ?見たこともないわ」

「そらそう」


みんなでサカタの武器を作る。

「長い木の棒に岩くくりつけてハンマーにすれば?」

「持ち上げれる?」

「うおー!…無理」

「片側を削って槍にすればにょ?」

「確かにな!」

といった感じでウエハラの持っていたナイフで…

「棒の先端にナイフつけて固定すれば?」

「確かに」

そうして準備は整った。


「あれだな」

少し離れたところから茶色の小さ…くない、1メートルある、だいぶ凶悪そうな顔のやつがいた。

「よし、タナカは離れて、ウエハラとサカタは横の木に隠れて。俺はポテトランチャーで気を引いて逃げるから後ろから攻撃して!」

正面から近づくのは危険そうなため後ろから攻撃してもらう。

「わかったぜ!」

「おうよ!」


ポテトランチャーの射程距離約30mギリギリから連射する。

数撃ちゃ当たる、だ。

何発か当たって…こちらに近づいてくる。

その瞬間俺は逃げる。

これでやつが木の間を通った瞬間二人の攻撃で倒せるはずだ。

なお、ポテトランチャーのダメージはほぼ無いとみていい。

5メートルくらいの距離ならば凄まじい速さで木の少し太い枝くらいなら吹き飛ばせるが、

ゴツゴツしており空気抵抗の大きいポテトが弾なのだ。

30メートルも離れるとテニスボールが当たった、くらいのダメージである。

人間ならそこそこ痛いと感じるが、ライトグリズリー相手ならそこまでの痛痒もないだろう。


「今だ!オラァ!」

目論見はうまくいった。

先端のナイフが後ろから刺さり、驚いたところに広辞苑の角がクリティカルヒット…

ただ、俺らの誤算が一つ。


ライトグリズリーはそれで死ぬほどやわではなかった。


十メートルほど離れた場所からポテトを撃ち込む。

一瞬煩わしそうにしたが、すぐウエハラに向かって噛みつこうとした。

「っ!ぶね!」

間一髪で広辞苑で顎を殴り、噛まれないで済む。

その間に俺は近づいてポテトランチャーを…

ライトグリズリーがこちらを向いた。

ナイフよりポテトのほうが痛いらしい。

思わず連射した。

目に当たってかなり痛そうにした。

「がああああああああああッッ!!」

しかし、そのせいで暴れ始める。

まずい、トドメを刺そうとみんな近づいていた。

このままだとみんなまとめてやられる…

どうしよう…

!!


ライトグリズリーの足元にはタケノコがあった。


なにが、とは言わないがタケノコ派の俺は、こいつに命運を賭けてみることにする。

「ヒール!」

これで細胞が活性化され、タケノコが育てばグリズリーに刺さ…


何も起こらない


まずい…!なんでだ!

ライトグリズリーが前脚を上げて…


「グロウヒール!」


タナカから魔法が飛ぶ。

タケノコが伸び、竹となる。

引っかかったライトグリズリーが

体勢を崩しながら宙に浮く。

そこにサカタが槍を向け、重力によってライトグリズリーに突き刺さる。

そのまま体を貫通し、槍を伝うようにライトグリズリーの死体がサカタに向かって…

死体の爪がサカタに当たるより俺がポテトランチャーで槍ごと死体を吹き飛ばすほうが早かった。


ボスンッ!


落ちた死体は動かなかった。


ごめんなさい、不定期だからバラバラで。

9話は、金曜日または来週火曜日に投稿予定です。

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