第4話 使えるやん
切り貼りの投稿で申し訳ありません。
「なっ」
ごろつきが驚愕の表情で固まっていた。それはそうだろう。なんせ俺が一番ビビってる。なにこれ。
ただ、そんなのは長くは続かなかった。
ごろつきは元の凶悪な表情に戻ると、
「高く売れそうだ…」
と声を漏らした。くそが…どうすりゃいいのさ…
と思っていたら
「大丈夫か!」
何処かで聞いたような声がした。
「助け…」
俺は咄嗟に叫んだが…
すでに事は終わっていた。
何が起きたのか。簡単なことだ。
ごろつきが俺を気絶させようとしたが、それより早く助っ人…の後ろにいた人がごろつきを殺したのだ。あまりの速さに俺は反応できなかったのだ。
「あ、ありがとうございま…っておっさん!大丈夫ですか!?」
礼を言おうとしたが、それより大事なことがあった。床に伏したおっさんを見る。怪我はなくなっているが、気絶しているのだろう。
「すぐに教会へ!」
助っ人がおっさんを背負って教会へ行くのを見て、俺は慌ててついて行った。
教会でおっさんを寝かせると俺と助っ人は休憩室で話をした。助っ人はサカタって奴で、ごろつきをたおしたのがメルトスって奴らしい。
「お二人は仲間なんですか?」
「ああ、そうだったんだがな。今さっきパーティー登録を切ったところだ。」
衝撃の事実である。(棒)
「なんでですか…?」
「俺等のパーティーはあと二人いたんだがな。そいつらが結婚してよ。あとは細々と暮らしていきたいんだとよ。俺も母ちゃんが心配してるから、せっかくだし、解散しようぜってな」
なにより、親友のサカタと転生して会えたんだから、ほぼ奇跡だ。
4話いかがでしたでしょうか?
ここから話が動く予定なので宜しくお願いします。
by.じっしつこうさん