第15話 農耕による文明社会の発展と問題点について
試験監督者は、音量および、室内の聞こえ具合を確認してください。
外に出ると肌寒かった
だから、俺は半袖半ズボンで外に出て
朝から滝の水を打ちに行く
あ、そうだ、俺の名前は
滝逆流だ
Battle start!
滝逆流の攻撃
「くらえ、ウォーターパンチ!」
滝には効果がないようだ
滝の攻撃
滝は自意識を持ってないせいで
行動できなかった
滝逆流の攻撃
「くそ、ウォーターパンチだったらダメか、だったら……
くらえ!ウォーターナイフ!」
滝には効果がないようだ
滝の攻撃
「いやまって、ちょいたんま、お前馬鹿なの?毎朝毎朝、朝早くに半袖半ズボンはいて
水属性魔法打ってきて、おれ、滝だよ。水属性は効かないに決まってるだろ!」
滝逆流に精神的ダメージ20000ダメージ
外で吹雪が吹き荒れてきた
滝逆流は追加ダメージ100ダメージ
「くそ、こんなに手ごわいなんて聞いてないぞ。滝ってどの世界でも弱いのが常識だろ。」
「いや、どこの世界の常識やねん、もしかしてあなたは異世界人?」
「ふははは、よく気づいたな、我こそが魔王幹部『Na水野介』、またの名を『ばかな、凡人』だ!」
「うん、そっか。そうなのか。ならば導きましょう、我はこの国の神『水之神』よ、魔王よこの先にある人間の国で悪さをしている、王『悪之二乗』を勇者とともにうち滅ぼすのです!」
ここから、魔王と勇者と勇者の妻の冒険が始まるけど、
続けるのめんどくさいから
別の話始めます
ここからは中の人1が担当いたします
俺の名前は、汚汚汚汚
この汚杉流下等学校に通う下校生だ。
俺には好きな子がいる。
それこそが、今まさに俺の隣で一緒に歩いている、
汚汚汚だ。
「なあ、汚、今俺たちどこに向かってるんだっけ?」
「あ の 世 だ よ」
汚はいつも、学校のことを「あの世」と呼んでいる。
あと、喋り方がなんか怨霊みたいで可愛い。
てか、そうだ俺たち学校に向かっているんだった。
道路が汚すぎて忘れていた。
「おお、奇遇だな!今どこ行ってんだ?」
今、曲がり角で偶然出会ったこの男は、汚汚汚。
同じ学校に通う、同級生だ。
てか、何が「どこ行ってんだ?」だ。
どう考えてもこの状況であそこ以外行くやついないだろ。
あの…アレだ。あそこだ。
えっと……あれ?
「ヤバい、どこ行こうとしてたのか忘れた…」
「わ た し も わ す れ た」
「おい、大丈夫か汚汚?行き先忘れるとか、TA NA KAレベルにヤベえぞ?…」
汚も忘れたのかよ。
まあ、汚汚がそう言うのも無理はない。
TA NA KAはその昔、魔王マイケル=ルケイマを倒そうとしたが、誰を倒そうとしていたのかを忘れて、間違えて自分を殺した事があった。
と、TA NA KAによる福音書に書いてあった。
「そう言われても、忘れたもんだからなぁ…」
「あー、もう仕方ねぇな。じゃあ、俺が行こうとしてた所にでも一緒に行こうか」
「L e t ’ s g o」
行き場所を忘れたし、適当について行くか。
「ここだぜ」
って、ここ汚汚の家じゃねえか。
コイツ、サボって家で遊ぼうとしてやがったな。
ちゃんと学校行けっての。
ん…?学校?
「思い出した!俺たち学校に行こうとしてたんだった!」
「やめとけ、学校は汚いぞ?担任の汚汚はブスで汚いし、校長の汚汚はスケベで汚いし、体育の汚汚汚は逆に引くほど綺麗で清潔だし。絶対行かない方が良いって。」
確かにそうだ。だが、一番汚いのは汚汚、お前の顔だってことを忘れるなよ。
「あ の 世 い き た い」
「ほら、汚も行きたいって言ってるし、お前も行こうぜ?」
「え?汚汚のことか?あいつはこの前、汚すぎて亡くなったはずだけど…?」
「え?」
そのとき、俺は気づいた。
汚は、もうすでに死んでいたことに。
怨霊みたいとかじゃなくて、怨霊だったのか…
次回:前回の次回の次回
お楽しみに!
うぅ~、こんな汚い世界は嫌だねぇ~