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怪文書  作者: フジ
15/34

第15話 農耕による文明社会の発展と問題点について

試験監督者は、音量および、室内の聞こえ具合を確認してください。

外に出ると肌寒かった

だから、俺は半袖半ズボンで外に出て

朝から滝の水を打ちに行く

あ、そうだ、俺の名前は

滝逆流(たき さからう)


Battle start!

滝逆流の攻撃

「くらえ、ウォーターパンチ!」

滝には効果がないようだ

滝の攻撃

滝は自意識を持ってないせいで

行動できなかった

滝逆流の攻撃

「くそ、ウォーターパンチだったらダメか、だったら……

くらえ!ウォーターナイフ!」

滝には効果がないようだ

滝の攻撃

「いやまって、ちょいたんま、お前馬鹿なの?毎朝毎朝、朝早くに半袖半ズボンはいて

水属性魔法打ってきて、おれ、滝だよ。水属性は効かないに決まってるだろ!」

滝逆流に精神的ダメージ20000ダメージ

外で吹雪が吹き荒れてきた

滝逆流は追加ダメージ100ダメージ

「くそ、こんなに手ごわいなんて聞いてないぞ。滝ってどの世界でも弱いのが常識だろ。」

「いや、どこの世界の常識やねん、もしかしてあなたは異世界人?」

「ふははは、よく気づいたな、我こそが魔王幹部『Na(ナトリウム)水野介(みずのすけ)』、またの名を『ばかな、凡人』だ!」

「うん、そっか。そうなのか。ならば導きましょう、我はこの国の神『水之神(ウォーターサーバー)』よ、魔王よこの先にある人間の国で悪さをしている、王『悪之二乗(ただのあくにん)』を勇者とともにうち滅ぼすのです!」

ここから、魔王と勇者と勇者の妻の冒険が始まるけど、

続けるのめんどくさいから

別の話始めます



ここからは中の人1が担当いたします



俺の名前は、汚汚(おきた)汚汚(きたお)

この汚杉流下等学校きたなすぎるかとうがっこうに通う下校生(かこうせい)だ。

俺には好きな子がいる。

それこそが、今まさに俺の隣で一緒に歩いている、

汚汚(およごれ)(きたな)だ。


「なあ、(きたな)、今俺たちどこに向かってるんだっけ?」

「あ の 世 だ よ」


(きたな)はいつも、学校のことを「あの世」と呼んでいる。

あと、喋り方がなんか怨霊みたいで可愛い。

てか、そうだ俺たち学校に向かっているんだった。

道路が汚すぎて忘れていた。


「おお、奇遇だな!今どこ行ってんだ?」


今、曲がり角で偶然出会ったこの男は、汚汚汚(よごきた けがれ)

同じ学校に通う、同級生だ。

てか、何が「どこ行ってんだ?」だ。

どう考えてもこの状況であそこ以外行くやついないだろ。

あの…アレだ。あそこだ。

えっと……あれ?


「ヤバい、どこ行こうとしてたのか忘れた…」

「わ た し も わ す れ た」

「おい、大丈夫か汚汚(おきた)?行き先忘れるとか、TA NA KAレベルにヤベえぞ?…」


(きたな)も忘れたのかよ。

まあ、汚汚(よごきた)がそう言うのも無理はない。

TA NA KAはその昔、魔王マイケル=ルケイマを倒そうとしたが、誰を倒そうとしていたのかを忘れて、間違えて自分を殺した事があった。

と、TA NA KAによる福音書に書いてあった。


「そう言われても、忘れたもんだからなぁ…」

「あー、もう仕方ねぇな。じゃあ、俺が行こうとしてた所にでも一緒に行こうか」

「L e t ’ s g o」


行き場所を忘れたし、適当について行くか。


「ここだぜ」


って、ここ汚汚(よごきた)の家じゃねえか。

コイツ、サボって家で遊ぼうとしてやがったな。

ちゃんと学校行けっての。

ん…?学校?


「思い出した!俺たち学校に行こうとしてたんだった!」

「やめとけ、学校は汚いぞ?担任の汚汚(おきたな)はブスで汚いし、校長の汚汚(けがれよごれ)はスケベで汚いし、体育の汚汚汚(おおよごれ)は逆に引くほど綺麗で清潔だし。絶対行かない方が良いって。」


確かにそうだ。だが、一番汚いのは汚汚(よごきた)、お前の顔だってことを忘れるなよ。


「あ の 世 い き た い」

「ほら、(きたな)も行きたいって言ってるし、お前も行こうぜ?」

「え?汚汚(およごれ)のことか?あいつはこの前、汚すぎて亡くなったはずだけど…?」

「え?」


そのとき、俺は気づいた。

(きたな)は、もうすでに死んでいたことに。


怨霊みたいとかじゃなくて、怨霊だったのか…



次回:前回の次回の次回

お楽しみに!


うぅ~、こんな汚い世界は嫌だねぇ~

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― 新着の感想 ―
[良い点] この文章のおかげで農耕社会の汚点を完璧に理解することが出来ました。 自然の一部である人間が自然に逆流など、 TANAKA以外にとっては汚点となります。 やはり、今1度私達は人類の濁った目を…
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