第14話 墓石の破壊者 墓石だけにね ぷぷぷ
君たちは、クジラをみたことはあるかい?僕はあるよ。うん、あるけど。それだけ。
「水産業を、破壊する!」
作:酒豪崎・山田・H偏向報道之吾郎
水産業を破壊すれば
産業のすいすいが
水産業
水産業の過疎化は
水曜日の破壊をも
目論む
ついでに水産業で
人々の平穏を
取り戻す
嘘だけど
なんて美しい詩なんだ
クアラルンプール山西は仰天した
仰天!!仰天!!!!
仰天!!!!!!!!
そう
クアラルンプール山西は仰天した。
そして必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
邪智暴虐の王「えぇ~!?僕殺されちゃうのォ~!?ガッカリぃ~~~」
えーここで、現場のクアラルンプール山西さんとの中継が繋がっております
クアラルンプール山西さーん?聞こえますでしょうか?
えーはい、聞こえます
えー、今回邪智暴虐の王さんを殺そうと思った理由は何なのでしょうか?
いや~やっぱりあれですね……
-----それからクアラルンプール山西が語ったのは、誰も想像できないような、信じがたい話だった……
いやー意外に思われるかも知れないですけどねー
実は私、昔は教師やってたんですよ。
小学校の教員でしてね、その時は五年生の子達の担任だったんです。
ある日、ある子に言われたんです。
「先生、TA NA KAの真実を知りたくない?」
私は答えました。
「あ?そんぐらい誰でも知っとるわアホが!TA NA KAは実はリンゴをミカンに変える能力を持っとるっちゅう話やろ!!俺が知らんとでも抜かすかワレェ!ゴルアァ!!」(痰を吐く音)
しかし、その子はこう答えたのです。
「甘いね、先生。TA NA KAはそんな能力は持ってなかったんだよ。彼が持ってたのはね、刀をKA TA NAに変える力さ。」
そんなわけあるか、と私は思いました。ですが、
「ほらね、こんなかんじで」
彼は目の前にあった刀を手に取ったかと思えば、驚くべきことにそれをKA TA NAに変えてしまったのです。私は目を疑いました。
「そう、この俺こそがTA NA KAの生まれ変わり、俺こそがTA NA KAだ!!!ふははは!!」
そして私はその子に、いやTA NA KAに殺されかけました。
どうして私が生き延びることができたかというと
TA NA KAのお母さんがやってきたからです。
「ゴオォォォオォォォォォォrrrrルゥアァァァァァァァァァ!!!!!TA NA KAァァァァァァァァァァァ!!!!あんたまた人殺そうとしてんのかブルァァァァァァ!!!イテマウゾォァォォアァァ!!!!!」
そしてTA NA KAは死にました。
あっけなかった。
R.I.P.
だから、彼が私を殺そうとした代わりに私が邪智暴虐の王さんを殺そうと思ったんですよ。
さっきの詩とかは実は関係ないんですよ。
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さて
では、何だっけ
邪智暴虐の王だっけ
えーと、
なんか、
あー、
殺すわ
邪智暴虐の王 vs クアラルンプール山西 vs 突如参戦してきたモンゴル人
Battle start!!!!!
するとでも思ったのか?
ふはははははははは!!!
笑い声と共に、突如魔王が現れた。
そして帰っていった。
クアラルンプール山西の攻撃!
クアラルンプールは暴行の現行犯で普通に逮捕されていった!
モンゴル人の攻撃!
モンゴル人は普通に不法入国で強制送還された!
邪智暴虐の王の勝利!!
勝利した邪智暴虐の王は喜んではしゃいだ
そしてその勢いのまま崖から滑り落ちた
くっ…!!滑り落ちてしまった!
だが慌てるな、まだ時間はある
ここから地面に落下するまで、あと二秒といったところか
考えろ、まだ選択肢はある
まず、手元にあるものは
「書いて覚える!小学三年生漢字ドリル」
「栄養たっぷり野菜ジュース 200ml」
「東京☆大学 過去問集2022~2032 これやっとけば間違いナシだぜ!」
「TA NA KAによる福音書 インドネシア語訳」
なんだよこれ、全く役に立たねえ物ばっかじゃねえか
しかし、これで何とかするしかない!
野菜ジュースを一瞬で飲み干した
すると身体中に力が漲ってきた
うおお!これ意外といけるぞ!!
うおおお!!!
なんかノリで着地できた
と思ったのも束の間
着地した場所は谷の底ではなく
地獄の地面だったのだ
☆次回:怪文書 第15話!!!
ちなみに東京☆大学は国立のFラン大学です。