用語一覧
真骸 (しんがい)
人間や混骸の体を媒介に、筋肉を膨張させた巨大な怪物。外殻に骨を纏っている。
大きさは個体差があり、小さいもので2.5m、大きいもので東京ドームほどのサイズが確認されている。
人類根絶派、骸根絶派、共存派の共通の敵。
1200年前に突発的に発生した。生物を殺してエネルギーを吸収することで力を増し、体内に溜め込む生態を持っている。
力の大きさも個体差があり、
Dランク…成人1〜10人分
Cランク…成人11〜50人分
Bランク…成人51〜1000人分
Aランク…成人1001人以上分
と大まかなデータで認識されている。
1000年前に世界の生命を半減させた真骸が存在したが、唯一のSランクとして現代でも恐れられている。
なお、一般人にその存在は知られていない。
混骸 (こんがい)
1200年前に突如として現れた新骸に対抗するために玄麓平秀が作り出した生命体。
人間の体に真骸のエネルギーを注入し、遺伝子さえも変化するほどの適性を持った10人の個体が、脈々と子孫を反映させて現代まで生き残った生命体。
外見は人間と遜色なく、戦闘時には「流臓」と呼ばれる特殊な器官に溜め込んでいるエネルギーを利用して能力を操る。
なお、その存在は一般人には知られていない。
混骸変異個体 (こんがいへんいこたい)
500年に前に一度だけ生まれたという、流臓を持たない混骸。
「対骸膜」と呼ばれる部位が備わっており、骸が発しているエネルギーを吸収して骸の能力発動無効・弱体化することができる。
対骸膜は個体によって備わっている部分が異なり、全身の筋肉だったり呼吸器に備わっていたりする。
能力は発動できず、生物学上「人間」と断定されている。
流臓 (るぞう)
混骸がエネルギーを溜め込む器官。個体によって位置がバラバラで、能力発動時熱くなったり疼いたりする。
対骸膜 (たいがいまく)
混骸変異個体がもつ器官。個体によってサイズや位置はバラバラで、骸の発するエネルギーを吸収することができる。
それにより、骸の能力発動の無効・弱体化が可能。
骸刀 (がいとう)
混骸が生体的に可能な、意識した箇所の体の骨の形を変化させることができるのを利用して作り出した武器。
骸根絶派 (むくろこんぜつは)
骸の存在を知る人間のみにより成り立つ組織。真骸が人間を襲う生態があることから、混骸をも滅ぼすべきだという理念を持つ派閥。
「玄麓 冥」を筆頭とする過激派の「ラプラス」
「鏡」を筆頭とする穏健派の「ゲイト」が存在する。
人類根絶派 (じんるいこんぜつは)
主に人に恨みを持ち、家族、友人を殺された過去がある者たちが集って混骸のみの世界を作ろうとする派閥。
近代最強の混骸「シロナ」をトップに、人類を滅ぼそうと全国各所で事件を起こしている。
人間を真骸に変化させる能力を持っているという説が立っている。
共存派 (きょうぞんは)
人と骸が共に身体的、社会的生存を望む者たちの派閥。
「鳴神」をトップに、全国での新骸の発生から人々を守ったり、混骸を守活動をしている。
また、家族を失ったり、心に傷を持つものや、共存の道を望む者がお互いを守りあうための施設が全国各所に存在している。
骸化促進剤 (むくろかそくしんざい)
骸根絶派が隠し持っている、生物を真骸化させる黄色く発光する薬。
混骸変異個体である漆が、吸収したエネルギーを取り出して作った。ストック量は不明。
能力 (のうりょく)
混骸が、流臓に貯めているエネルギーを発散する際に起きる超科学現象。
エネルギー (えねるぎー)
真骸、混骸の能力の動力源。
真骸は主に生物の血を体内で変換、混骸は主に肉や倒した真骸のエネルギーを奪って貯蓄している。
対真骸士 (ハンター)
真骸が発生した際に、討伐を行う組織。厳しい試験と一定の実力を持った混骸のみが所属できる。
所属している混骸は、大半が共存派で残りはどこの派閥にも属していない。
強さにランクがあり、D〜Aランクに対応したそれぞれ存在している。