~ トリセツ 【取り敢えずの用語説明。】 ~
此方も思いつきで書いておりますので、矛盾や齟齬が発生した場合、しれっと書き直します。
2021/08/14 ミカワ急便を追加しました。
≪あ行≫
医療呪文/いりょうじゅもん 【魔法/系統】
メディカル・スペルとも。
自らの精神力と、大気中に含まれる目には見えない魔法物質
「マナ」を消費し、発動させる魔法。
自他問わず、回復・治療する呪文を医療呪文と総称する。
古代語魔法ほど高レベルな素質は要求されないが、それでも
共通魔法ほど誰でもが使いこなせる物でもない。
現在、習得するには術者に弟子入りするか、数は少ないが
存在する専門学校に入学するという方法がある。
ちなみに、過去編4-14でカイリが使用した『熟睡』もこの
医療呪文に属する。
宇宙三大賢者/うちゅうさんだいけんじゃ 【一般/名称】
その名の通り、広い宇宙に名の知れた超賢い人三人。
その内の一人が黒装の魔女ことエリザベス・ラ・ダルブーシェ。
後の二人は「白の賢皇」と……まだ決めてない。
宇宙法/うちゅうほう 【一般/名称】
銀河連邦法よりも扱いが上の、ある意味絶対憲法。
基本的人権や、種族保護、環境保全等の、生きとし生ける物が
本来守るべき基本的な決まり事が明記されている。
エアーピット 【一般/乗り物】
一般的に単身~二人用の移動用小型船を指す。
宇宙空間専用ではなく、大気圏でも運用可能な機体の事。
武装を施すには登録搭乗者のコンダクターライセンスと、
当局の認可が必要となる。
エルツベルガー社 【一般/会社名】
エルツベルガー・エンタープライゼス社。
ライトの幼馴染みであるフレッドが現在社長を務めている。
「三輪車から宇宙戦艦まで」というCMで有名である。
乗り物を造るという分野では業績トップを誇る。
黄金の調停者/おうごんのちょうていしゃ 【一般/名称】
ライトの金髪が由来となった彼の二つ名。
お館様/おやかたさま 【忍者/名称】
忍者組織を束ねる最高責任者。
見た目は白髪の小柄な老人だが、眼光は鋭い。
≪か行≫
犠牲の心血/ぎせいのしんけつ 【一般/名称】
所有者となった者を次々に呪い殺しながら、その血で自らの
美しさを増したという曰く付きのルビーの異名。
異名には続きが有り『我は汝の血に報いよう』と言う通り、
呪い殺すが望みを1つ、叶えてくれるという。
……が、この度浄化され、唯の宝石になってしまい、
更にエリザベスが割ってライトとユイリに渡した。
共通魔法/きょうつうまほう 【魔法/系統】
別名「初級魔法」とも。
サバイバルに便利な、小さな火をともしたり、方角を示したり等
特に素質等は必要ない、ごく簡単な魔法の事。
一般人でも二日間程の講習で全て習得出来るので、アウトドアの
レジャー好きなら誰でも覚えられるというレベル。
抗魔体質/こうまたいしつ 【一般/名称】
魔法に抗性がある体質の事。
これがあると、魔法の習得は一切出来ない。
【エリザベス(注】抗魔体質の人間には、今現在世界を支配している
魔法システムに適合していない素質が備わっている。
獄炎の魔道士/ごくえんのまどうし 【一般/名称】
スタン・オーベルシュタインの別名。
火霊系精霊魔法を好んで使用していた為、付いたと
思われるが、師匠同様他系統の魔法も器用に使いこなす。
黒装の魔女/こくそうのまじょ 【一般/名称】
エリザベス・ラ・ダルブーシェの二つ名。
宇宙三大賢者と呼ばれる偉い人の一人。年齢不詳。
スタンの師匠でもある、豪快な性格のオバハン。
火霊系精霊魔法を得意としているが、その他の魔法も
使いこなす言わば魔法のスペシャリスト。
コスモ・エスペラント 【一般/言語】
現在、全宇宙規模で一般的に使われている共通言語。
言語を理解・使用する種族の間では大抵これで通じる。
古代語魔法/こだいごまほう 【魔法/系統】
古代語の「言霊」を組み合わせ、大気中に含まれる
目には見えない魔法物質「マナ」を消費し、呪文として
詠唱する事で発動させられる魔法の系統。
使いこなすにはある程度高レベルの魔法の素質が必要となる。
現在、確立されたランクは下からB、A、S、SSと
分けられているが、高位の術者によって独自に構築された
呪文等もあり、完全に網羅されている訳ではない。
五大老/ごたいろう 【忍者/名称】
忍者組織のお館様に次ぐ要職。五人で実務を分担している。
現在の筆頭はクロサワという熟年の女性。
コンダクター・ライセンス 【一般/資格】
正式には「アクティブ・コンダクター・ライセンス」。
一般的には「冒険者資格」とも呼ばれている、全宇宙共通の資格。
年に一度行われる試験は、一次で筆記、二次で実技、三次で面接と
進むが、なかなかの狭き門。二級と一級に別れていて、二級は
まだ受かりやすい反面制限が多く、一級所持で一流とされる。
この資格がないと、賞金が掛けられた犯罪者の逮捕も出来ないし、
銃器等武器の携行もかなり制限される事となる。
ちなみにライトは二回目の受験で一級に受かっているが、かなり
優秀な方で7、8回受けてやっと合格するというのが大方の
通例である為、途中で二級のまま挫折する者も数多い。
≪さ行≫
三英雄/さんえいゆう 【一般/人名?】
ライトの保護者でもあった、著名な冒険者達。
リョウヤ・ヒイラギ、シェリル・ブラウエン、スタン・オーベル
シュタインの三人の事。既に全員故人。
邪悪なる精神生命体/じゃあくなるせいしんせいめいたい 【一般/名称】
決まった名も、姿もなく、他人の身体を渡り歩いて悪事を
働く超級犯罪者。元は魔術師だという説が有力視されている。
700年を超える活動歴を誇るが現在は潜伏中。
ライトにとっては三英雄の仇でもあり、更にスタンに
とっては父親の仇でもあった。
呪符魔法/じゅふまほう 【魔法/系統】
事前に、様式に則って魔力を込めた「呪符」を使用する魔法。
呪符魔法は「起動シークエンス」と呼ばれる、符の作成時に
決められた簡単な言葉や動作等を行えば、例え抗魔体質で
あっても発動可能。
ただ、事前準備に時間と労力と相応の術者が必要な為、
取引される絶対数も種類も少なければ、価格もお高め。
スパルディア 【一般/国名】
古い歴史を持つ王政の国。勇猛で名を馳せる騎士団があったが、
政情不安の末、内戦状態に陥り解散させられたと言う。
その騎士団長は三英雄とも懇意で、少年だったライトに
「血反吐を吐きそうな程の地獄の日々」な剣の稽古を付けた。
精霊魔法/せいれいまほう 【魔法/系統】
精霊と契約を交わして初めて使用出来る魔法の系統。
生まれ持った素質がなくては精霊の姿を見る事も出来ない。
また精霊の制御は難しく、素質があったとしても、地水火風の
四大精霊の内、最も相性の良い精霊一種としか契約出来ない。
契約完了後は術者のキャパシティや行使する術の大きさによって
契約精霊数を追加、或いは解除することが出来るようになる。
精霊との契約の効力は肉体に根ざす為、霊体の状態では
精霊魔法は使用する事が出来ない。
【エリザベス(注】精霊魔法を使う為には、まず精霊を見る素質、
そして精霊を統べる素質が必要となる。
また、高位の術者になると契約した精霊と反対属性以外の
精霊にならば、助力を請う事でその属性の精霊魔法がある程度
までではあるが使用可能となる。
殲滅歴/せんめつれき 【一般/名称】
「喪失歴」とも。10万年前前後の一定期間を指すとされる。
人という種があらゆるモノを失った年代だという説があるが、
一般的には眉唾扱いされている。
しかし、時折発見される年代測定のかみ合わない遺物などが
「殲滅歴主張派」の根拠になっている。
≪た行≫
月護/つきもり 【忍者/名称】
忍者組織最高責任者であるお館様直属の戦闘集団。
忍者の暦である十二の名称があるが、なかなか全ての席が
埋まる事は無く、現在も空席が多い。
1月が"初月"(はつづき)、2月が"雪月"(ゆきづき)、
3月が"訪月"(ほうづき)、4月が"桜月"(おうづき)、
5月が"翠月"(すいづき)、6月が"雨月"(うづき)、
7月が"葉月"(はづき)、8月が"炎月"(ほのづき)、
9月が"夜月"(よづき)、10月が"紅月"(べにづき)、
11月が"霜月"(しもづき)、12月が"去月"(さりづき)。
ディエゴ・デ・サンタカタリナ 【一般/名称】
希代の天才デザイナー、オニール・ペシャワールが興した
アパレルブランド。たった二人で始めた会社だが、今では
一流ブランドにまで成長を遂げた。
ティンカーフィッシュ 【一般/名称】
三英雄の形見になってしまった大型星間航行船。
名工ガンフ・ウル・グルンザの手による最高傑作。
運行の殆どはケルベロスと呼ばれるAIが管理している。
ドール 【一般/名称】
可愛らしい見た目の妖精種をモデルに作られた、
いまだに売れ続けている大ヒット女児用玩具。
今では大量に製造されている人形に、本物の妖精が
間違われるという本末転倒な事態が発生する。
しかし、そのお陰で? シェーラは着る服に困らないと語る。
≪な行≫
七鋼/ななはがね 【忍者/武器名】
忍者組織の技術の粋を集めた七振りの刀。単に術刀、虹鋼とも。
それぞれ刀身が蒼、赤、黄、緑、紫、白、黒の七本あるが、
現在、黄と白は休眠中、紫は所在不明。
入植調査/にゅうしょくちょうさ 【一般/名称】
人類種未踏の惑星が発見された場合、一番最初に行われる調査。
大気や地盤などの自然環境や、植生、繁殖生物、先住種族の
有無など内容は多岐に亘る。逆に、入植調査が終わらなければ、
地図すらなく、何処に何が潜んでいるかも分からない様な
状態と言う事になる。
忍者組織/にんじゃそしき 【裏社会/組織名】
「闇の調停者」、或いは「形無き魔導国家」と呼ばれ
得体の知れない裏社会の巨大組織。
何故か「正義の味方」的な行動を取る事も多く、
彼らが存在する事で保たれている秩序は計り知れない。
構成員全員が精霊魔法使いの素質を有し、外の世界の
人間からは考えられないテクノロジーを持つ。
【エリザベス(注】忍者が精霊魔法を使えるのは、ある種の
「呪い」である……。
≪は行≫
文明レベルの制限/ぶんめいれべるのせいげん 【一般/名称】
宇宙にはいろんな星があり、そこに住まう知的生命体の
文明レベルも千差万別である為、銀河連邦によってその星の
適正レベルが定められ、それを超える技術や物品の持ち込みが
厳しく制限を受ける。正常な文明の進化を歪める事を防ぐ為である。
ちなみにスパルディアのあるグレイグニル星は『中世レベル』。
冒険者資格/ぼうけんしゃしかく 【一般/名称】
ライトのような、宇宙の何でも屋をやる際には必須となる
全宇宙共通資格。
詳しくはコンダクター・ライセンスの項を参照。
≪ま行≫
魔術アカデミー/まじゅつあかでみー 【一般/名称】
嘗て古代語魔法の教育、研究を一手に担っていた学術機関。
しかし、600年程前にかの「邪悪なる精神生命体」の強襲を
受け、壊滅。生存者は数える程しか居なかったという。
魔法の素質/まほうのそしつ 【一般/名称】
魔法物質「マナ」を消費して発現させる、高レベルの魔法を
使う為に必要とされる、持って生まれたもの。
精霊魔法の素質とは異なり、魂に根差すものである。
【エリザベス(注】本来、生きとし生ける物全てに備わっている。
だから、抗魔体質でも無い限り、共通魔法は誰でも習得出来る。
ただ、能力の高い低いは歴然と存在する。
ミカワ急便/みかわきゅうびん 【一般/名称】
宇宙を股に掛け、物流を担うおなじみの配達業者。
≪や行~≫
闇の調停者/やみのちょうていしゃ 【忍者/名称】
まるで世界を調停するように動く忍者を指した言葉。
何故そのような活動をするのかは謎に包まれているが、
工作員はおしなべて優秀であり、且つ超絶的な身体能力を
誇り、私情を挟まない冷徹さを持つという。
妖精種/ようせいしゅ 【種族/名称】
成人で体長約28~30cmで、トンボや蝶のような羽を持ち、
浮遊する事が可能な種族。閉鎖的で、深い森に結界を張り
他との交流を持たずに自給自足の生活を送っている。
しかし玩具が作られる程の見た目故か、密漁しコレクターに
売るという犯罪者が横行している。
連邦法/れんぽうほう 【一般/名称】
犯罪を犯した者に対する処罰を定めた法律を纏めてある。
現代日本での刑法に当たる。その他、民法等はローカル
ルールである事も多い為、各現住惑星での法律が存在し、
惑星法とも呼ばれるが、位置づけは連邦法に劣る。