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プロローグ
プルルルル……、プルルルル……
電話の音が鳴り響く。太陽の光が入り込まないカーテンの締め切った部屋で鳴り響く。
しかし、枕元にある携帯電話から鳴る音に一向に気づかない男。すぐ近くで鳴っている電話に全く気づいてないのにはきちんとした理由があったのだ。
Q、電話の鳴る音に気づかない理由はどれでしょう。
1、深い眠りについているから
2、耳にヘッドフォンをつけているから
3、やる気がないから
A、全部
これはひどい。
なお、3番が気づかない理由になってないのには気づいてはいけない。