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67、二月十一日。 国立警察病院特別病棟。
なぁ、警部。
いや、元・警部か。なんでもいいぜ。
俺たちは命の不思議ってやつを舞台の上から見せつけられて、座ったまま拍手してるだけの観客になっちまってるのかもしれねぇな。それを文化というなら、言ってもいいぜ。
クリータス、それに銀色野郎。
あんた方は「希望」と言った。
希望があるから生きていける、ほんとにそうかね?
希望なんて言葉は安売りするもんじゃねぇ。死ぬ間際に言えるかどうか、それまで俺は大事にとっておく。
「ジャグス、笑いすぎておかしくなったか。独り言が多いぞ」
蝿がまだ飛んでやがる。
* * *
ぷーん…
ぱくっ。
(完)




