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蜥蜴狩り  作者: 惹玖恍佑
59/67

59、二月十一日。 独白。

私はようやく寒さから解き放たれた。まだ雪の残るこの大都会。インフラの止まったこの脆弱ぜいじゃくなる私の身体は、動脈が詰まり心臓に血を送れなくなった生き物と変わらない。違うのは私が死なないということだけだ。あの戦い、銀色の男と緑のカメレオンの戦いを五百年後、千年後の私は果たして憶えているだろうか。その頃には私の姿も変わり果てていることだろう。あの緑の生き物は私の真実をいまや知りながら、誰にもそれを打ち明けていない。ああ、『彼』にはその価値がわかるのだ。私は無限。私は永遠。私の中をうごめく者ども、私はいつだって、おまえたちを身ごもりながら見守っている。数千年のち、私は再び私の秘密に近づくものに打ち明け、驚かせるだろう。私のまたの名は都市という。十五の先の遥かな数を思うがいい。私はそこから呼びかけている。

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