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蜥蜴狩り  作者: 惹玖恍佑
52/67

52、二月九日、午前八時五十四分。 第二変電所。 ベネシュ警部。

変電所の警備員は中央アジアからの移民で、言葉があまり通じなかった。


ベネシュは自分が警官であることと、一刻を争うことを説明して中へ入ろうとしたのだが、杓子定規なその職員はまだ九時前であるのを理由に散々「あとで来い」をくりかえしてから「上の者に確認する」と言ったまま、詰所に入ったきり、出てこなくなった。


業を煮やしたベネシュはフェンスをよじ登り、有刺鉄線の裂け目に手を入れて広げ、中へくぐり抜けると、フェンスの内側に落ちた。髪が絡まり、有刺鉄線の棘で両手は擦り傷だらけになり、コートが裂けたが、おかまいなしに雪を蹴散らして前に進んだ。


入口のドアはこの寒さだというのに少しあいており、ベネシュは雪と格闘しながらドアにすがり付き、大きく押しひらいた。


廊下のすぐ先に、縦坑へ降りるエレベーターがあった。

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