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蜥蜴狩り  作者: 惹玖恍佑
32/67

32、二月九日、午前八時四分。 地下ケーブル坑内。 ラルジャン。

武器を置いてずらかったか…


向かって奥の側がやはり鋼板で塞がれた、出口のないその横穴の真ん中あたりに、ルガーが投げ出されていた。


手前にはキューブ型の送受信機をつけたベルトが放り出してあった。


ゆっくりとラルジャンは中へ入り、ベルトを無視して、緑の化け物が結局つかわずに置き去りにしたルガーを拾おうと近づいたが…


真上まで首を伸ばし、ルガーに手をつけようとしたそのときだった。


突然、床から緑の手が浮かび上がり、ルガーをつかむと彼の喉にぐいと当てて引き金を引いた。


銃声は一発だった。


ラルジャンは喉から大量に出血し、ごぼごぼと言葉にならない声をあげ、そのまま倒れた。

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