表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【番外編】関ヶ原(?)の男たち-黒田官兵衛-

天下分け目の関ヶ原……

その時男たちは……!


諸大名が関ヶ原に集まり、やる気のない野心をあらわにする黒田官兵衛!

だが彼は知らない、今日が史上最悪である日であることを……

 みなさんこんにちわ、戦国一の策士(仮)黒田官兵衛です。数えで五十五歳になります、おい誰だ今おっさんって言ったの。

 まぁそれは置いておくとして稀代の名策士が今何をしてるかって?見りゃわかるでしょうよ。


 城攻めですよ。

 まぁー、といってもそろそろ落ちそうなんだけ……え?もう落ちたって?降伏の使者が来たって?戦い終わり?

 だそうです。おいおいあっけねぇなぁ、大友家。


 今言ったとおり今回の敵は大友家、そして攻めてた城というのは大分県―――ゲフンゲフン、もとい豊後にある立石城という城、とはいっても城と呼んでもいいものか悩むくらいの砦だけどねwwwwwwwwwしかしまさしく盛者必衰、いっときは九州の覇者とまで噂された大友も


 ちなみに今の今まで俺が戦っていた相手は大友義統っていってな、あの大友宗麟の息子にあたる。ちなみに宗麟は俺のキリシタン友達でもある。であるからして、降伏してきたからには丁重に歓迎してやらないでもない。


 しっかしここまでマジ順調だなぁ、あのひでぇ上司の豊臣秀吉が死んで早二年。ともに多くの修羅場をくぐり抜けてきてさっさと隠居させろ、もう五十過ぎたぞっつってんのにあんの野郎この俺をこき使いやがって……はっきりいって信長より絡みづらかったし。

 んで、始まった関ヶ原の決戦。にわかに表面化した家康と三成の対立。だがその実は豊臣と徳川の対立の前哨戦に過ぎないと俺は見てるがそんなことはどうでもいい。どうせどっちが勝とうが


  お れ は ま た こ き つ か わ れ る 。



 じゃぁどうすればいいか、その答えは一つ!俺が天下を取る。そして残りはそこそこできる息子の長政に任せて俺は俺に休みを与えるのだ。もう俺は働きたくないでござる。

 だが俺は今あくまで自分は東軍であるとして軍事行動を行っている。おかげで今鍋島直茂と加藤清正を動かせる。直茂は柳川城を落として次は島津に攻め入るところだし、清正も宇土城を陥落寸前に追い詰めていると聞く。


「ちょろいもんだぜ……」



 九州制覇も遠からず現実となるだろう、そうなれば関ヶ原の戦いに介入しあわよくば漁夫の利を狙える。。。




 にしてももう九月だというのに暑いな……。今日は確か、そうだ、九月十五日……だったかな?

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ