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紫の願い  作者: 沢森ゆうな
第一章:術使校編
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 最初はただ一つの願いのためだった。


それはとてもささやかな願い。


本当にちっぽけな願いだったのに。


もう叶うことはない。


私が――。


私のせいで壊された。



 何がいけなかった?


欲張ったのがいけなかった?


願いを実現しようとしたことがいけなかった?


願いを願うだけで何もしなければ、こんなことにはならなかった?


 この腕をすり抜けていった願いはもう戻ってこない。


ならば。


するべきことはただ一つ。


そして、それを成し遂げることができますように。


――私の新しい願い。


今度こそ叶いますように。




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