6話 一日の終わり
「試験のことについては、ボクよりシオンに、聞いたほうがいいよ」
「まぁ、確かに、明日シオンに、聞けるか」
「ヒビキ、明日じゃなくても、今日、聞けるよ」
「明日じゃなくて?」
「うん、今日は、シオンは、ボクの家で一緒に、ごはん食べる約束してるから」
「シオンとは、友達って言ってたけど、いつからなんだ」
「うーん、ボクが、15の時に、ここに来てからだから、もう一年以上だね」
「なんで、チグサは、ここに来たんだ」
「修行かな、竜人族は、15になったら、一人でも生きていける力をつける、風習があるんだよね」
「大変なんだな」
「大変だけど、シオンに会ったり、外のことを知れたり、楽しいことも、たくさんあるよ」
チグサは、そう言った後、ごはんの材料を買うと、俺を案内してくれた
「よし、こんな、ところかな」
材料を買った後、チグサの家に行き、ごはんを作る手伝いをした
「ありがとう、ヒビキ、それより、ヒビキ凄く手際いいね」
「うちは、両親が、忙しいから、俺が、作ったり、してたからな」
チグサの顔が、少しだけ暗くなった気がした
「別にすげー、寂しいとかは、なかったけどな」
「そうなの?」
「あぁ、俺には、妹がいたからな、チグサは、兄妹は、いるのか」
「ボクは、兄妹は、いないけど、おじいちゃん達が、可愛がってくれた、里を出る時も、おじいちゃんとお父さん、ボクに会えないのが、寂しいって、里の風習を変えるって言うから、お母さんに止められてた」
そこからは、俺とチグサは、お互いの家族について、シオンが来るまで、話し合った
「はぁー、やっぱりチグサのごはんは、おいしいです、ヒビキさんの作ったものもおいしいです」
シオンは、俺とチグサが作ったごはんを凄いおいしいと言って食べている
作った側から、すると嬉しい
「ところで、ヒビキさん、今日は、どうするんですか」
「俺は、野宿する術は、持ってるから、何とかなるかな」
「何、言ってるの、ヒビキ」
「何って」
「ここに泊まれば、いいじゃん」
「「え?」」
俺とシオンは、見事にそろった
「大丈夫だよ、ボクの家、そこそこ広いし」
たぶん、シオンも思っているだろう、そうじゃないと
俺は、シオンのほうに近づき
「シオン、俺は、どうすれば、いいんだ」
「そうですね、………あっ、私も、泊まればいいんです」
そして、俺はシオン監視のもと、チグサの家に居候になった
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