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83.知ってしまえば・・・

 このお店に居るお客様に教皇様の思惑が聖女様によってバラされ確実に評価が下がっている。

 教会の人達もそんな理由だったのを知らなかったみたいでずっと俯いたまま。

 そんなことお構いなしのオキュイさんは、教皇様に対して「もうすぐ召される」だのこの企みに関しても「くだらない」と一蹴しているけど、聖女って肩書は教皇よりも上なんだっけ?


 教会を建てるのを阻止したかっただけなのに、教皇様に対する聖女が思っていたことの暴露会に変わっていた。

 しかも、聞く限りでは教会はあった方が村の人達には怪我などを治してもらえるメリットがあるという。

 迷惑をかけないように阻止しようと思っていたけど、迷惑じゃないなら教会は建ててもいいのかもしれない。


 そもそも私は村長じゃないから、そういうのは村のみんなの意見が大事よね。

 もし、村のみんなが教会は要らないってことになったなら、私も全力でオキュイさんの説得をしよう。


 食べ終わった教会の人達は、申し訳ありませんでしたと深々と頭を下げて謝罪をして去って行った。


 それから営業が終わり従業員のご飯タイム。

 今日は色々あったから私的にはさくっと食べ終わりたかったので、駅ビルや商業施設に入っているとある樹という名のオムライス屋さんからホワイトソースのかかったやつを人数分召喚した。


 オムライスはケチャップ派が多いかもしれないけど、私はホワイトソースやデミグラスソースの方が好き。

 ぜひとも皆さんにもとホワイトソースに鶏肉と野菜が入ったやつを食べてもらった。


 反応は上々、オキュイさんにはかなりヒットしている。

 ユウトさんやゴザレスさんは普通においしいという感想らしい。

 トゥイさんは……本当何食べても顔が残念になりますねぇ。


 ユウトさんとゴザレスさんにはちょっと物足りないらしく、残り好きなものを2品頼んでいた。

 最近気づいたんだけど、ゴザレスさんはどうやら辛いものが好きみたい。

 おにぎりが出た時も明太子を推してたし、パスタの時もペペロンチーノ推しだし、何よりここのところ飽きずにキムチ鍋を絶対頼む。


 今度麻婆豆腐とか出してみようかな。

 うん、そうだね中華な日があってもいいよね!

 今日もそうだったけど、いつも迷った挙句体調とか気分で決めていたけど、次回の料理を事前に決めておくのもいいね。


 ユウトさんはそういう特定のモノがない。

 その日の気分で決めているみたい。


 オキュイさんとトゥイさんは気分で二品目を頼んだり頼まなかったり。

 今日のトゥイさんは二品目を頼むみたいで、女子以上に女子らしくデザートにミニイチゴパフェを頼んできた。


 まったりとした時間を過ごしてたら、オキュイさんが頬を書き掻きながら謝罪してきた。


「今日はごめんねぇ、悪い人たちじゃないんだけど思い込み強いところがあってぇタミィのこと酷く言ってたじゃない?嫌な思いさせちゃったよね」


「確かにいい気分ではなかったですけど、ちゃんと帰り際には謝罪してくれましたし今後迷惑になるようなことが無ければ大丈夫です」


 ありがとうと抱き着いてきたオキュイさん、あの……胸が……たわわな胸が当たってます……顔に。

 これが胸で窒息するという事……。


 息苦しくなりなんとかオキュイさんを押し返す。

 滅多に出来ない胸で窒息するという経験を積んだ私は少し大人になれたのか……いや、それはないな。


「……教皇様にも食べてもらいたいなぁ…………」


 ぽつりとこぼしたオキュイさんは少し寂しそうな顔をしていた。


「あの、教皇様はどういう状況なんですか?」


「う~んとねぇ、自暴自棄になってるっていうのかなぁ。歳もあると思うんだけどいくら魔法で回復や状態異常の解除をしても良くならなくて、ちゃんとご飯もとってくれないんだぁ。タミィの料理ならおいしいから食べてくれるとおもうんだよねぇ」


 色々暴露された教皇様がちょっと不憫に思えて、料理届けてもいいかなって思い始めている。

 もちろんユウトさんに協力してもらえればの話だけど。

 後先短いのなら最後においしい物食べるって大事だと思う。


 明日の朝ユウトさんに相談してみよう。



 そうして翌朝、ご飯を食べながらユウトさんに話しかけた。


「あの、ユウトさんは教皇様に会ったことってありますか?」


「あるっちゃあるがだいぶ前すぎてそんなに記憶にないな、どうした?」


「いえ、昨日のオキュイさんの話きいて死ぬ間際ぐらいおいしい物食べさせてあげたいなって思ってしまって……」


「優しいなタミエさんは」


 ユウトさんは微笑みながらそう言った。


「王都へ連れてって欲しいのか?」


「……はい」


「タミエさんがしたいようにしたらいい。俺は協力を惜しまない」


 私が王都へ連れてってくださいという前にユウトさんは私が考えていたことを言い当てた。

 ユウトさんには何のメリットもないことだから失礼にならないように言葉を選んでいたけど、そんなのお構いなしに無償の優しさをくれる。


 甘えてしまうと依存してしまいそうで、なるべくどんな人とも一定の距離感を大事にしているんだけど、こんな風に優しくされると今後もっと甘えてしまいそう。


 とりあえず、ユウトさんの協力はとりつけたからサクッと王都まで行って料理を届けよう。

 テレポートは確か一日一回だったから、絶対に一泊することになるだろう。

 営業日に差しさわり無いように早めに行っておきたい。


 ユウトさんの予定を聞いて、今日は特に何もないみたいなので今から支度していきましょうとなった。


( ;∀;)

ブクマと評価ありがとうございますぅぅぅぅ。


おっぱいによる窒息って・・・ロマンですよね?


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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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