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7.オープン初日

 だいぶ料理を気に入ってくれたのか、いつ開店するのかをマーシェルさんは毎日確認しに来ていた。


 ユウトさんと事前に決めたこと


 ・オープンはお昼から

 ・材料仕入れの関係でということにして10品ほどしか作れない

(10品はこちらの都合で勝手にその日に何が何個と発表)

 ・一人一品まで

 ・10品終わったら終了。売り切れてなくても日が暮れたら終わり。

 ・毎日ではなく3日に一回のペース


 こんな感じで簡易的に始めますとマーシェルさんには伝えていた。

 そして開店日が決まるとそれはそれはすごい速さで村に帰っていた。

 来てくれたゴザレスさんやトゥイさんに報告するんだろうなぐらいに思っていたら、すごいことになった。



 予想をはるかに超える人が朝からやってきたのだ。

 およそ20人ほどいる。

 マーシェルさんやゴザレスさんトゥイさんが広めてくれたようだけどここまでとは。


 しかし私の魔力が全然足りない。

 余力を残しておかないと魔力不足で眠気に襲われてしまうから、来てくれた人みんなに作ってあげたいけどこれは無理。


 ユウトさんと相談して今日食べられなかった人は次回優先的に食べれるように予約チケットを急いで作った。

 お昼になる前から来てくれてありがとうございます。そして今日食べれなかった人ごめんなさい。



 ユウトさんは玄関からでて事情を説明して朝一番に来ていたマーシェルさんに聞きながら来た順番に並んでもらい、11人以降の人には次回の予約チケットを配って御帰りいただいた。


 お昼になり、並んでいた人をリビングに招きユウトさんが注文を聞いてお金をもらっていく。

 私はお金が届き次第、それぞれを召喚して行く。


 今までマーシェルさんたちしか来て無いから、何が人気なのかわからないのでそれぞれ2個ずつということにしたが、ハンバーガーを食べれなかった人は悔しそうにしていた。


 ・ハンバーガー

 ・サンドイッチ(ハムレタス)

 ・ドーナツ(プレーン)

 ・ホットドック

 ・菓子パン(メロンパン)


 それぞれが村人さん達の前に置かれていく。

 皆物珍しいからかまずは眺めている。

 そして意を決したかのように一口食べ動きが止まりしばらくすると何かのスイッチが入って勢いよく食べていく。


 マーシェルさんは慣れたもので、サンドイッチを誰よりも早くもぐもぐしている。


 飲み物のおかわりを持って行き、村人さんたちと少しずつ交流を持とうと会話に混ざると、こんなにたくさんの方々が来てくれた理由が二つだということがわかった。


 ・この村に娯楽がすくないこと

 ・有名冒険者がうまいと言ったこと。


 この村には娯楽になるようなことが少なく、新しく何かを始める人は少ない。

 そんな村で新しく飲食店が出来るとなれば何事か?と様子を見にきたという。


 そして有名冒険者がうまいと言ったについては、なんとゴザレスさんとトゥイさんのことだった。


 魔王を倒しても魔物がいなくなるわけではない。

 魔物の討伐は冒険者にお願いしているので、冒険者への仕事の斡旋を冒険者ギルドというところがやっている。

 どこの村でも冒険者ギルドというのがあるらしくこの村一番の冒険者がなんとゴザレスさんとトゥイさんのコンビなんだとか。

 そんな二人は村人からかなり信頼されているので、その二人が美味い料理屋ができるらしいと言えば、同じ冒険者たちの間で噂になったらしい。


 ただ、冒険者が飲食店で食べるのは仕事終わりの日が暮れてからだから、うちの料理屋には興味があるもののお昼から来るのは難しいらしい。

 そんな状況だけど新しいもの好きの冒険者が二人ほど来ていた。

 今日の仕事を受けず休んでここにこれてよかったと言っていた。


 皆ご飯を食べ終わり、それぞれの仕事などで解散して行った。


 お皿やカップを片付け今後のことについてユウトさんと緊急会議。

 ありがたいことにオープン初日にはたくさんの人が来てくれた。

 私の魔力不足のせいで食べてもらうことができなかった方々がいた。

 課題は私の魔力をどうやって高めるかということ。

 レベルを上げるしかない。


 あと、実験してみたいことがあった。

 今日の売り上げを使って、ハンバーガを召喚してみる。

 それをアイテムボックスに入れる。


 これで夜取り出して温かさを失っていなければ、このアイテムボックスが時間停止機能が付いたものと分かるはず。

 もしこれが可能なら今日の売り上げを使って次回多く提供できる。

 せっかく来てくれた人に悲しい思いをさせなくてすむ。


 今日は10個ほど召喚したわけだけど、ステータスを確認したけどレベルアップしますか?という表示はでていなかった。

 ユウトさんにハンバーガーを出したときより数は多いけど、なるべく安く消費魔力が少ないものだからなのかもしれない。



 夜になり、実験の結果を確かめた。

 ハンバーガーは温かいままだった。

 これなら今日の売り上げで召喚しておいて次回の販売に役立てるぞと、息巻いていたらユウトさんが


「タミエさんの売り上げが……」


 と少し呆れられてしまった。

 しかし長い目でみれば一晩休めば魔力は回復するのだから、お店をやらない日に()()()をしたということにすれば何の問題もない。

 まだ一回目だから大した利益はないけれど先行投資しておけば将来役に立つだろう。


 マーシェルさん達の口コミで20人来たのだから、今日来た10人が口コミをしたらいったい次回何人来てしまうのだろうと、次回開催がちょっと怖い。


 うーんと悩んでいるとユウトさんがお金をすっと出してきて、


「おいしいものでも食べて次回もがんばろう。今日はお疲れ」


 そういって2人でスマホを見ながら今日の晩御飯を探す。

 某お弁当屋さんのロコモコ丼を選択。


 次回の開店に向けての準備は明日からがんばる!



あばあああああ!か、感想ありがとうございます!!

が、がんばります!!

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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