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69.ユニフォーム完成

 お家に帰ってきて、今日の夕飯を考える。


 折角スキルがレベル3になったのだから、どんどん新しい料理を食べていきたい。

 実は……お寿司が解禁されたのだ。


 お寿司!!ソウルフードと言っても過言ではない。そもそもこの世界で生魚なんて食べたことがない。


 私が好きな立ち食い寿司屋(チェーン店)があってそこの炙りサーモンがおいしい。もちろんほかのネタもおいしいんだけど、そのお店では炙りサーモンが一番好き。


 後は回転するお寿司屋さんでマグロづくしというセットがあるんだけど、これもおいしい。お寿司の写真は結構撮りためていたので色々出せる。

 もちろんまだ食べれないお寿司ももちろんある。

 熟成寿司。本来であればぷりぷりのネタが熟成されたことで柔らくなり普段と違った触感と味になるのだけど、スキルレベルが足りない。


 でも普通のお寿司が食べられるだけでもとっても嬉しい。お寿司はお店では今のところ出さないので家でのお楽しみと言ったところ。久々のお寿司楽しみ。


 日が暮れ始めたころユウトさんがやってきた。


「ユウトさん!今日はお寿司食べましょう!!」


 お寿司を食べたい欲が悶々としていたのでユウトさんが来たのでポンポンとお寿司を出していく。


 ユウトさんには追加で欲しいネタがあれば教えてくださいと言ったが、私が結構な勢いで召喚してそこそこ量があるので、足りなかったら頼むと言われた。


 念願のお寿司。ネギトロ軍艦とか大好きなんです。

 ウニもいくらも、もちろんおいしんですけど軍艦ナンバーワンが私の中ではネギトロなんです。

 どうも安い女です。


 ひっさびさに食べるお寿司は本当に最高で、どれもこれもパクパクと食べてしまう。

 ユウトさんも一貫マグロを食べてからスイッチが入ったみたいで色んなネタを食べている。


 茶碗蒸しも召喚してみたら、ユウトさんが目を輝かせた。ユウトさんは追加で納豆巻を注文。わかる。お寿司屋さんの納豆巻おいしいよね。


 私はお味噌汁を召喚して〆とした。

 はぁ~ビバお寿司。


 食後まったりしたところで、忘れないうちにユウトさんにお願い事をした。

 そう、営業終了後にリビングに生活魔法をかけて欲しいという事を。


 あっさりと承諾をお貰い、むしろ家全体をやってくれるという。

 営業日以外の日にすることがだいぶ減った。

 ありがたや~ありがたや~。


 お店の名前が決まったけど、前掛けが出来るまではユウトさんにもゴザレスさんにも秘密にしておこう。

 驚いてくれるかな?



 それから数日普段通り営業をしたり、お休みして村に行って前掛けの進捗を確認したりとしていた。

 前掛けの完成予定日なので取りに行くと、お店のおばさまが今日もとてもいい笑顔で迎えてくれた。


「タミエちゃんお待たせ。出来たわよ~」


 そう言って持ってきてくれたのは黒地の前掛けで腰に巻いたときにちょうどいい位置に右と左にポケットがある。絶対便利。丈は私がつけるとひざ下になるけど、男性がつけるとひざぐらいになるのかな?という感じ。身長によりけりだよね。


 そして店名が右下の方に淡い黄色い糸で刺繍されている。

『多種多様』

 うんうん!いいねいいね!


 ユニフォーム感がいい!

 これをユウトさんとゴザレスさんにも着用してもらって早く営業したいな。


 支払いを済ませて、前掛けを抱きかかえながらウキウキでうちに帰ると、見知らぬおじさまが我が家の前に立ち尽くしていた。

 少し品のある上級冒険者の服装を着たおじさまは私を認識すると気さくに声をかけてきた。


「すまねぇ嬢ちゃん。ここが今流行りの行列の出来る店であってるか?」


「あ、はい。たぶん」


「そっかありがとな、場所を確認しておきたかったんだ。看板見る限りだと明日営業で合ってるよな?」


「はい」


「ありがとうな」


 そういうとおじさまはユウトさんのお家に向かって歩き出した。

 知り合いなんだろうか?

 もしかすると元勇者パーティの人かな?


 今回の人はレイアさんみたいに戦闘狂じゃないといいな。


 私は自分の家に帰るべく玄関の扉に手をかければ、おじさまから再び声をかけられた。


「おい、嬢ちゃんこの家の人だったのか?」


「え、あ、はい」


 そんな会話をしていたら林の方から駆け足でユウトさんがやってきた。

 表情がいつになく真剣だ。


()()()……なんでここにいる」


「よぉ!ユウト。なんでって来たかったからに決まってるだろう」


「今度は商業ギルドでも脅したのか?」


「人聞き悪いこと言うんじゃねぇよ、ちょっと話したら使わしてくれたんだよ」


「お前の話はほぼ命令だろが!」


 二人はとても仲が良さそう。

 私は家に帰っていいよね?


「それじゃあ私はこの辺で失礼します。ユウトさんのお家に向かっていたみたいなので、外はなんですしユウトさん家でお話しされてはいかがでしょう?」


「そうだぞユウト。嬢ちゃんの言うとおりだ。歩いてきて疲れたから茶を出してくれ」


「あぁ今すぐ俺の家に行こうか。その後家まで送り届けてやるよ」


 それを聞いたおじさまはユウトさんから離れ私の方へ助けを求めにやってきた。


「嬢ちゃん、旅は道連れ世は情けっていうだろ?出会ったのは何かの縁だし嬢ちゃんの家で茶を飲みたいなぁ~」



 ……えぇぇ?

うあああああああ!!

評価とブクマありがとうございます!!ありがとうございます!!


え、頑張って更新しよって思える。

何せ今は(3:06)

寝ます。

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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