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51.お家はサクッと建てられないでしょ?

 ロムオンさんがお酒を希望することには全く触れずユウトさんは


「ロム爺、タミエさんとは……結婚していないのはわかったか?」


「うむ、タミエはすごい料理人で雇っているんじゃな!理解したぞ!」


 今は雇われていないけどね。初めのころはご飯の代金とか日用品のお金を出して貰っていたから、養ってもらっていたけど。

 そしてユウトさん独身なの気にしてたのかな。

 触れられたくなくてめっちゃ話題そらそうとしてるし。


「これが噂の店の正体だったんじゃな。ふむふむ。しかしなぜ家が一緒なんじゃ?普通別邸を建てたりするじゃろ?」


「俺は建築スキルなんて持ってないからな」


「なんじゃ!なぜわしに相談せんのじゃ!サクッと作ってやるわい!」


 え!噂の店ってロムオンさんどこに住んでるか知らないけど、だいぶこの店のこと広まってる?

 しかもサクッと作るってお家作れるの?

 でも私の今の資金でお家なんか立てられるだけのお金あるのかなぁ。


「よっし、どのあたりに作るかのぉ~」


 そう言ってテキパキと行動を開始したロムオンさん。

 まってお金の話も場所も間取りも何も話し合ってない!


 玄関を出てしまったロムオンさんを追いかける私とユウトさん。

 家を出ると家の前の少し開けたところであたりをきょろきょろと見回しているロムオンさん。


「あ、あの!お家作っていただけるのは嬉しいんですけど、お金がそんななくてしっかりお支払出来ないかもしれないので……」


「な~に言ってるんじゃ!こういうのは思い立ったらすぐ行動じゃ!」


 いやいや、思い立ったら行動するその行動力は素晴らしいと思うんですけど、まずは周りの人の意見を聞いて下さい。

 お金の話は大切です。


「ですから、お金!!作ってもらってもお金払えないかもしれないんです!!」


 さっきより強めにお金を伝えてみた。

 ちゃんと話聞いてくれるといいなぁ。


「ん?金か。そうじゃな~、相場の半値で良いぞ?」


 相場を知らないの!!安くしてもらったのはすごく伝わったけど、相場がわからないんですよ。

 家っていくらするのよ。


「おい、ロム爺!勝手に話を進めるな!相場なんて一般人にはわからねぇよ。それに、本来家は国がある程度用意してそこを借りて住むのが一般的だ。家を買うやつは少ないだろうが」


 あ、そうなの?国が作った家に賃貸するのが普通なの?

 持ち家って少ないんだ。


「なんじゃ?自分の城が欲しくなんか?」


 城って……ロムオンさんの場合ガチな城建てちゃいそうだな。

 さて、どうしようか。


「あの、自分のお家は欲しいですけど、持つならこだわりたいし納得できるものが欲しいので、それに見合った金額が必要だと思うんです。ちゃんと話し合いましょう!」


 そういうと渋々家の中に戻ってくれた。


 さて、ちょうど建築スキル持っているなら私の希望のお家がいくらほどかかるのか聞いてみようじゃないの!


 二階建て。

 上は私の私的エリアで下が飲食店用。

 ユウトさんの家のリビングより広い食事処。

 オープンテラスも欲しい。

 キッチンはさも料理しやすそうな広々とした空間にしたい。いっぱい召喚しても置けるような広さね。

 大き目の食器棚置けるスペースも欲しいし、それからぁ……。


 欲望のままに色々伝えたら、そんなに覚えきれんわい!っと逆切れされた。

 ちゃんと話し合わないと後であれがないこれがないとかになってもお互いに納得いかないものになったら大変でしょ?ほら、話し合ってよかった。


 とまぁ色々ロムオンさんとメモしながら相談してあーでもないこーでもないを繰り返し理想のお家兼お店の間取りが完成した。


 さて、値段はいかに。


「うむむ……ここまでこだわった相手は初めてじゃ。わしにない発想まであるからのう!これを作るとなるとわしが試されているかのようじゃ。確かにこれは相場が関係ない特別な作り。値段かぁ……」


 ロムオンさんすら悩ませる私の欲望を詰め合わせた家。

 どうせすごい高いに決まっている。今は払えないけど言われた金額を貯められるようがんばるぞ!


「わしは正直金額を算出できん!じゃが作ってみたい!!職人として誰も作ったことのないような家を作ったと自慢してやりたいのぉ!よし、金は要らん!わしが作れるかどうかのチャレンジとして作ることにするぞい」


 ん?

 んんんん?

 それって……奢りみたいなものですか?

 後になって「わしがこの家を作ってやったんじゃから~」とか言って私に無理難題振ってこないでしょうね?


 え、そうなるのは困るんですけど。


「ちょっと待ってください。ロムオンさんそれはタダと言うことになってしまいます。後出しで条件言われても困るので、もし本当にタダで作るなら、誓約書にサインしてください!」


 要約すれば後から私に対してお金の請求や文句等を言わないってことを書いた誓約書

 私にはメリットがいっぱいあるけど、ロムオンさんにはちょっと特殊な家を作ったという実績ぐらいしかないのに、そんな誓約書にサインなんて……するんかーい!!


 え、本当に?私タダでお家が手に入るかもしれないの?


見に来ていただきありがとうございます!!


タミエの理想のお家が出来たら今までよりたくさんの人がご飯が食べれるようになるはず。


っていうかもう二月の半ばが過ぎようとしてますね。

時が経つのが早すぎます。

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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