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43.新メニュー作戦会議

 ひしっとユウトさんにへばりついてるマーシェルさん。


「どっかいくなら教えてよねぇ~。おいらとユウトの仲じゃ~ん」


「あ~はいはい悪かったな。っていうか離れろ」


「あ、そうだタミエちゃん明日お店やるんでしょ?すっごい楽しみにしてるから」


「はい、楽しみにしててください。新メニュー出しますので、ちょっと高くなっちゃいますけど」


「おっけー!お金持って行くねぇ!!」


 明日はすごい混むだろうけど、いままで休んでいた分がんばるぞぉ~!

 そういえば久しくゴザレスさんを見てないな。

 お仕事忙しいのかな。トゥイさんと合流してなんかお仕事やってる?

 二人にも新メニュー食べてもらいたいな。

 お仕事が早く終わりますように。



 欲しい情報は手に入ったし、帰って明日の準備しようかな。

 新メニュー何にするか決めなくちゃ。


 お会計の仕方は前回学習したもんね!へへん!

 カバンからルルシェの香草焼き分900Vとケケのスープ600Vを合わせた1500Vを数えてから机の上に置こうとしたら、お店のおじさんから


「タミエちゃん代金はいらないよ、ここの客が先払いしてくれてるから」


 な、なんだってぇぇ!!

 お店にいるお客さん達がサムズアップしている。


「み、みなさんごちそうさまです。ありがとうございます。でも奢っていただいても明日別にサービスとかありませんからね」


 うぅ……奢られてしまった。嬉しいけれどもぉ~。


「そんな細けぇこと気にしねぇよぅ!戻ってきてくれただけ御の字だぜ!」


「明日楽しみにしてるからね!」


 みんな温かい言葉をかけてくれる。

 よっし準備するぞぉ!!

 もう一度お礼を言ってからお家に帰る。


 そしてユウトさんと作戦会議をすることになった。

 沢山お客さん来そうだから魔力消費が少ない奴の方がいいのかな。

 そうすると私の自作料理になっちゃうよなぁ。

 恥ずかしいなぁ。


「新メニューなんだが、この間モデアとここで一緒に食べたハンバーグディッシュがいいと思う。野菜も米も肉も一皿になっていて机の使用面積が少なくて済む。少し多く人数を入れても食べれるだろうからな」


 なるほど。そうか、みんなの食べるスペースに限界があるから、出来るだけ一つのお皿にまとまっているものがいいのか。タマゴかけご飯のセットだと面積とるよね。

 ただ、ハンバーグディッシュは魔力が50かかる。

 最大値が1800に増えたけれど、36食分にしかならない。

 そんなの下手したら二回転目のお客様で終わる。そして私の魔力が無くなって私爆睡タイムに突入してしまう。


 牛丼もありなのかな?

 牛丼は魔力が25だから72食分はいける。そう思ってユウトさんに相談するも、器がこの世界にないデザインが入った陶器のお皿だから木製の食器に入れ替えしたいが、器の数が無いからやめておいた方がいいと。

 お皿をめぐって新たな問題がやってくるかもしれないと。


 やめておこう。

 そっかぁ木製の器かぁ……。


 スマホの写真フォルダを開き、料理よりも器を中心にして探すことにした。

 う~む。

 あ!っと良いものを見つけた。

 中華屋で頼んだ小籠包が蒸し器が木製だったのでタップしたが、スキルレベルが足りないと出てきた。

 くそぉ。


 そのあともずっとフォルダを探していたけれど、笹の葉っぱの上に置かれた寿司とか、木製まな板の上にカットされておいてある炙られたいいお肉とかスキルレベルが足りなくて召喚出来ないものばかり。


 そんな時ふと目についたのは、私の自炊料理。

 一時期親子丼にハマっていてめちゃめちゃ作っていたけど、お皿洗うのさぼってて普通のどんぶりがなかったから、サラダ用の木製ボウルに親子丼作ったことがあった。


 その写真があったのだ。


 タップすると、



<タミエの夜ご飯6>


 魔力5  金額600V



 おおお!いいものを見つけた。

 魔力消費少なくてがっつり系。普通のどんぶりと大差ない。


 ユウトさんに報告すると、すっと600V出してきた。

 実物大の大きさみてみないとって、さっきルルシェの香草焼き食べてたのに・・よく入るなぁ。


 そして召喚する。

 うん、いい感じだとおもう。

 っていうかユウトさん食べるの早すぎなんですけど。


 よし、これならたくさん作れそうだぞ。

 一応ほかにないか見てみる。

 まぁ元の世界ってほどんどしっかりとしたお皿だし、もう無いだろうなって思ってたら・・・あったわ。


 たこ焼き

 薄い木製の船の形みたいな例のあれの上にたこ焼きが8個乗っている。


 そういえば初詣とかで臨時で出てる屋台のたこ焼きとか好きで買っては写真撮ってたわ。

 たこ焼きの画像をタップする


<屋台のたこ焼き>

 R

 魔力25 金額450V


 これは・・私が普通に食べたい。

 アイテムボックスからお金を出すと、たこ焼きを召喚する。


 それをみたユウトさんはじっとたこ焼きを見ている。

 一つどんぶりの中に入れてあげた。


 う~ん!!マヨネーズとソースの相性が最高!かつお節も青のりもいいよいいよぉ!

 そして中に入っているタコも大ぶりですなぁ!!


 これも出したーい!たこ焼き最高!!

 ユウトさんにこのたこ焼きはどうか?と聞けばちょっと迷ってからオッケーをもらった。

 ちょっと迷った理由はこの薄い木の加工なんか言われるかもってことらしいけど、なんとかなるといってオッケーもらいました!


 あとは、前々から私たちが食べてたコンビニのカツサンドを出すことに。



 魔力の問題でたこ焼きは限定20食まで、カツサンドは30食までにしよう。

 通常出しているメニューを頼む人も居るだろうからね。

 親子丼には特に制限をかけなくてもいいか。魔力5だし。


 よし、新商品は親子丼とたこ焼きとカツサンドで!!

 がんばるぞぉ~!!

ありがとうございます!ありがとうございます!

誤字報告助かりましたぁ!


もう少しでバレンタインデーですね。

この時期は本当に【自分用】のチョコ選びで忙しくなります。


個人的に好きなのはお酒の生チョコです。

昨年出合ったそのチョコも木製の箱にキレイに詰められていて二箱買いました。

日本酒バージョンと白ワインバージョン

どっちもおいしかったです。( *´艸`)

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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