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41.観光からの帰宅

 トゥイさんは村に帰ってしまったということだからユウトさんと街観光にくり出す。


 メリカさんに聞いたお店の名前をユウトさんに伝えて探してもらったり、ユウトさんもおすすめのお店を調べてくれたらしくておいしいフルーツのお店でお茶したり色々なところに行ったけど、街を全部回りきることは出来なかった。


 街の料理屋さんでお昼ご飯を食べてた時にお客さんの話題に上がっていたのがミステイストのことだった。

 噂が回るの早いねぇ。


「おい聞いたか?あのミステイスト捕まったらしいぜ!」


「まじか!あいつ本当いけ好かねぇよな。あいつの店って横柄な態度とってくるだろ?だから俺、物買わねぇし飯も食べに行かねぇようにしてたぐらいだぜ。ざまぁみろってんだ。で、なんで捕まったんだ?」


「まだ発表されてないからわからねぇが、どうせ悪いことしてたんだろ」


「それに貴族も捕まったらしいって話だ何があったんだろうな」


「ま、これでミステイストのやつが居なくなりゃこの辺の店の人達も少しはやりやすくなるだろ。あいつがちょっかい出すせいで、新作料理が出せなかったりしてたからな。俺たちの楽しみである飯の未来は明るいな!」



 本当ミステイストは街のみんなに好かれてないんだなぁ、しかも新作料理出せなくしたりとか何してるんだろう。あ、営業妨害か。

 今回退治出来て本当に良かった。


 きっとしばらく時間が経てば、この辺の飲食店さんとか新しいメニューが増えて今より活気にあふれて感じになるんだろうな。


 どんな雰囲気になるのか楽しみ。

 時間を空けてまたこの街に来たいなぁ。


 まだ見てないところはあるけれど、そろそろ自分の部屋が恋しい。

 あと・・・料理召喚の料理食べたい。

 この世界の料理もおいしいんだけど、やっぱり元の世界のご飯の方がおいしいんだもの!



 商業ギルドに行き、モデアさんとメリカさんにお別れの挨拶をしてから帰ろう。


「モデアさんメリカさん色々とありがとうございました」


「いえいえ、こちらこそミステイストの捕縛協力ありがとうございました。タミエさんがしっかりとしたお店を開くときはいつでも言ってください。私の名前モデアを出していただければ、どこの支部でもあらゆるサポートできる体制を整えておきますので」


「あ、ありがとうございます。今のところ予定はありませんが、機会がありましたらよろしくお願いします」


 どこの支部でもって……モデアさんなら本気でやりかねないな。

 本当に今のところ自分のお店出す予定無いけど。

 メリカさんが目をうるうるとさせながら話しかけてきた。

 私もこの世界に来て女性でこんなに仲良くなったのはメリカさんぐらいだから、別れるのは少し寂しいな。


「タミエさん、もしまたこの街に来る機会がありましたら、必ずこの支部に遊びに来てくださいね」


「はい、ご挨拶に行きます!メリカさんにはこの建物内で泊まらせていただいていた間、仲良くしてもらって感謝しています」


「私もタミエさんと仲良くなれたこと本当に嬉しいです。次にいらっしゃるときは少し多めにパンを持ってきてくださいね!」


「……はい。」


 食欲かぁ……うん。

 素直って大事だよね。でもさ、時と場合があるんじゃないかな……。


「タミエさん、はいこれ」


 そう言ってメリカさんは花型の髪飾りをくれた。


「これ……は?」


「タミエさんに似合うと思って。よかったら使ってくださいね」


 ……うぐぅ~、も、物でなんか、つ、つられないんだから~。

 でも嬉しかったからハグしちゃう!!






 ユウトさんと一緒に街を出てしばらく歩き、人目のつかなそうな場所を探してテレポートをする。

 視界が歪み、次に見えた景色は見慣れた我が家の玄関だった。


 ようやく帰ってきた。

 なんだかんだで結構長く家を留守にしてたなぁ。


 安心したからかすごく眠くなってきた。

 サクッとお風呂に入って眠らせてもらった。


 翌朝、ユウトさんより早く起きて久々の料理召喚をして朝をほんのり豪勢にしてみた。

 朝食バイキング形式風。

 ホテルとかの朝食みたく色々出せるわけではない。和か洋かを選べる程度だ。


 ・コンビニのサンドイッチ(ミックスサンド)

 ・スクランブルエッグとソーセージ(私が自炊したやつ)

 ・コンビニのおにぎり(ツナマヨ)

 ・筑前煮(私が自炊したやつ)


 起きてきたユウトさんはすごく喜んでくれたけど、幾らかかったんだ?とジト目をされた。


「たくさんの町を見ることが出来たのはユウトさんのおかげなんですから、お礼に朝ごはんぐらい奢らせてくださいよ」


 と言って払おうとしてたユウトさんを渋々納得させた。



 ひさびさの料理召喚のご飯。

 あぁ~~~めっちゃおいしい。

 ソーセージの味付け考えた人は表彰されるべきだよ。

 ツナマヨのおにぎりもいいよねぇ、マヨネーズを生み出した人は以下略。

 どれもこれもおいしいなぁ。


「タミエさん、この煮物って……」


「あ、お口に合いませんでした?すみません、和のメニューで既存店のいいもの見つけられなくて自炊したやつしかなくて」


「いや!めちゃくちゃ美味い!全部食べていいか?」


「どうぞ」


 よかったぁ、筑前煮自分用だからって目分量で適当に作ったやつだから薄かったり逆に濃かったりするけど、今回見つけた奴はちょっと濃いめのやつだったけど気に入ってもらえてよかった。


 ご飯食べ終わったら、村に行って明日お店オープンするよって言いに行くぞぉ。

 おお~!

んぎゃあああ!

評価ありがとうございまするぅぅぅ。( ;∀;)

ブクマも・・・<(_ _)>

見に来てくださる方がに幸あれ!!


ようやく日常に戻れそうです。

いっぱい営業して早くスキルレベルをあげて欲しい。

じゃないと、アレもソレも食べれないんだから。


がんばってタミエさん。



(すみませんちょっと深夜のテンションです。なう02:46。おやすみなさぁぁい!)

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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