表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/160

32.いざ観光

ユウト視点

 翌朝、タミエさんの部屋に挨拶ついでに支度が終わったら俺の部屋に来るように伝えておいた。


 タミエさんが来てからご飯はほとんどスマホで召喚してもらっている。別に朝ごはんを宿で食べなくていいからタミエさんにお願いしよう。


 部屋にきたタミエさんを招きいれ一応魔法でドアをロックしておく。突然開けられて料理を見られるわけにはいかないからな。


 今日の朝は米の気分だから何かないかとタミエさんがゆっくりスクロールする画面に、単品ではなくまるで自宅のテーブルにとりあえず料理並べてみました、みたいな画像があったのでそこでとめてもらった。


 タマゴかけご飯とお味噌汁におかずに焼き鮭がある。

 朝ごはんの定番みたいな並びをしたその料理が良いというと、普段なら分かりましたって言ってくれるのに、珍しくタミエさんが他の料理を勧めてくる。

 この料理を食べられたくない理由があるのか?


 でも俺はこの家庭的な感じの料理が食べたい!

 こうなったら卑怯と言われようとも……。


「タミエさん、俺への借金返済があるだろ?そこからこの金額分引いていいぞ」


 これならどうだ!

 この料理がいくらかわからんが、多少なりとも借金が減るんだ悪い話ではないはず!


 タミエさんは渋々だが料理を出してくれることとなった。

 タップした画像の上部には


<タミエの朝ご飯セット3>


 な!?

 タミエさんが作った料理ということか!?だから渋っていたのか!

 しかも朝ごはんセット3ということは1と2もあるかもしれないし、何なら4とかもあり得る。

 さらには朝ごはんじゃなくて昼ごはんとか夜ごはんも存在する可能性が!?


 毎食タミエさんの自炊料理がいいなぁ……で、でもいきなりそんなこと言い出したらタミエさんに気持ち悪がられてしまうかもしれない。

 それは避けないとな。


 値段も500Vと高くない。

 タミエさんは借金が減って、俺はタミエさんの料理が食える。

 お互いにWIN-WINじゃないか!


 よし、次のご飯のときも自炊っぽいの探すぞ!


 タミエさんは朝ごはん何にするのかなぁ、俺が召喚してもらったやつをみたら食べたくなったかな?

 同じ料理を食べようの意味も込めてそっとお金を出しておく。


 二人で同じ家庭的な料理を食べてるなんてまるで夫婦かよっ!

 なんて考えてるなんてタミエさんに知られないようにポーカーフェイスでご飯を食べる。


 さぁて飯も食ったしデート開始だぁ!


 タミエさんには時間があるからせっかくだし観光しようと町に誘った。

 トーン村と比べて女子が喜びそうな服屋とかがあったはず。


 正直俺一人では入らないようなおしゃれな店だろうと今日はタミエさんをエスコートする理由で入ることができる。

 へぇ、こんなの売ってるんだぁ。

 あ、これタミエさんに似合いそうなワンピースだ。


 楽しそうに店内の物を見てたタミエさんがすこし端っこにいって財布の中身を確認している。

 店員にカーディガンみたいなのを店員に頼んでいる。なら今のうちにワンピースを別店員に頼んでつつんでもらおう。あのカーディガンならこのワンピースにもあうだろう。

 もしカーディガンの会計がまだならワンピースと合わせて俺が全額支払おう。いくらかわからないから多めに店員に持たせて会計所に向かわせた。


 ぎりぎり間に合ったみたいで、タミエさんがこっち見てお辞儀している。

 荷物を受け取ったタミエさんは、


「すみません、払っていただいて。しかもワンピースまで。……借金増えたりします?」


「ははは!しないよ。俺が店をやったらいいって言ったからさ、こっちに来てから他の町とか全然見る時間もなかっただろ?せっかく来たことない場所なんだ色々紹介しようと思ってな。ワンピースはいつもがんばってるタミエさんに似合うと思ったから……なんだ……その……まぁプレゼントさせてくれ」


 俯いて耳まで赤くしているタミエさん可愛いすぎかよ!

 やべー俺の顔にやけてるのが自分でわかるわ。


 しばらく黙って街を歩いてた時にタミエさんから質問があった。


「あ、あの!ユウトさんあの少し大きめの建物は何ですか?」


「あぁ、あれは冒険者ギルドだ。うちの村と違ってでかいよな。そうだ冒険者ギルドに行こう。これからの為にも、冒険者ギルドで登録しておこう!」


「え?……えぇ!!?」


 今後何があるかわからないから、ギルドから身分証をもらっとけば町から町への移動も楽だと説明をしてタミエさんを冒険者登録する。


 初めのランクは一週間のうち一回はギルドで仕事をしなければならないが、魔物と戦わなくても採集案件とかおつかい案件もあるからこれらならタミエさんだって出来るだろう。それに俺がついてれば楽勝だろう。


 タミエさんの身分証を作ったしそろそろ移動するかな。

 この世界の移動はもちろん徒歩か馬車が一般的だ。


 きっと乗ったことないだろうから、馬車移動でエクシー町に行こう。


 しかし、揺れがひどいからからすこしタミエさんの具合が悪そうだ。

 御者のおっちゃんに途中で下してもらって、人目のつかないところを探してエクシーまでテレポートする。


 俺、レディー(タミエさん)ファーストが出来る男になるぜ。



あばあああ!!

ブクマが・・・感想まで・・・ありがとうございます( ;∀;)


折角二話連続ユウトさん回だからと頑張ったものの、

あまりユウトさんをかっこよくするためのフォロー入れられなくてすみません。

明日は多分タミエさん視点になるはずです。

まだ一文字もかけてない。

がんばります。('◇')ゞ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ