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3.ステータス画面現る

挿絵(By みてみん)

 食後、勇者ことユウトさんの家に住むことになった私は掃除洗濯などを分担しましょうと持ち掛けた。

 ハンバーガー召喚するだけじゃなんだか申し訳ない。


 しかし生活魔法を使えるユウトさんにかかれば、わざわざ箒や雑巾で掃除することもなく部屋を魔法で清浄化を簡単に行えるという。

 また洗濯せずとも衣服も同様に魔法できれいに出来てしまうんだとか。


 魔法便利すぎ。私の出番なし。っていうか私もその魔法使いたい。

 どうやって生活魔法を使うのかユウトさんに聞いたら適正があれば使えるはずだと。


「タミエさんは自分のステータスって確認出来るのか?」


「わ、わかんないです」


「じゃあステータスを見たいと思いながら、ステータスって言ってみてくれないか?」


 言われた通りにステータスと言うと、スマホが勝手に現れて画面に私のステータスが表示された。


 ーーーーーー

<ヒイラギ タミエ>

 ジョブ 召喚士

 レベル 1

 体力 300/300

 魔力 100/100

 スキル 料理召喚Lv1(MAX5)

 スキルポイント 0


 ◇経験値が溜まりました。レベルアップ可能です。

 レベルアップしますか?

 ・レベルアップする ・保留する

 ーーーーーー


 そのような画面が出てきた。

 魔力が100しかないから、ハンバーガー(魔力15)を6個しか出せないのか。

 っていうかレベルアップって自動じゃないの?

 任意でレベルアップするか決めるの?

 戸惑っているとユウトが画面をのぞき込んできた。


「ほぉ~料理召喚っていうのか、ハンバーガーが出せるスキルは。スキルのところに生活魔法って項目は無いみたいだから、生活魔法は使えないみたいだ」


 便利な生活魔法が使えないのがとても残念だ。


「お、レベルアップできるみたいだな。せっかくならレベルアップしておいたほうが出来ること増えるはずだから上げたほうがいいぞ」


「出来ることが増える?」


「タミエさんのステータスを見た限りでは、体力や魔力が少し増えるな。時々ぐっと大量に上がったりすることもあるぞ。あとレベルアップするとスキルポイントっていうのがもらえるからそれで自分のスキルをレベルアップすることが出来るんだ。正直俺はスキルアップの為にレベルを上げたようなもんだな」


「この世界の人たちはみんな頑張った成果が数値として見えるなんていいですね。目に見えて成長している度合いが分かると頑張る目安になりますし」


「いや、それがこの世界の人間にはステータスが見えないみたいでな。多分見えるのは異世界から来た俺達ぐらいなんだと思う。魔王を倒す為に集まった仲間達にステータスを見せてくれと頼んだことがあったが、彼らにはステータスを見る力はなかった」


「じゃあスキルやステータスがわからないまま、魔王に挑んだんですか?」


「あぁ、だからくっそ大変だった。誰に何が出来るのかってのを見極めなくちゃならなくてな、それゆえの5年だ。時間をかけてわかったことは、向上心のある人間は自らの能力を上げたいって努力をすると本人達も気が付かないうちに多分だがレベルが上がってるみたいなんだ。他人のステータスをちゃんと確認できないから何とも言えないがな」


「そうだったんですか。あれ?でもユウトさん私のステータス見えてますよね?」


「あぁ。今回タミエさんのステータスが見えるのはどうしてかわからない。初めて他人のステータスを見たよ。俺のステータス表示とは少し違うみたいだしな。う~ん、もしかしたら異世界から来た者だからかもしれないな、試しに俺のステータスを見れるかやってみよう」


 ステータスと呟いたユウトさんは何もない空間で指を動かしていた。


「見えるか?」


「いえ……」


 ユウトさんが指を動かしているあたりにステータス表示した何かがあるのだろうけど、私には全く見えなかった。

 私のステータスだけが他人に見られるということが分かっただけでも収穫があったといえよう。



「まぁ、この家にいて欲しいって頼んだのは俺だ、家事とか気にせず暮らしてくれ、一人ぐらい養えるだけの金はあるからな。手伝ってほしいことがあれば頼むようにする。それなら問題ないだろ?」


「ではユウトさんのお家出来ることはなさそうなので、村でバイト探してるようなところを教えていただけないですか?どこかで稼いでお部屋をお借りしてますから家賃を納めたいです」


「気にしなくていいのに。う~ん人手不足のところねぇ、特にないんだよなぁ……あ!それじゃあハンバーガー屋を俺の家でやるか?そうすれば村人達とも交流が持てるしタミエさんも稼げるしどうだろう?」


 農業的なお手伝いを想像していた私にとっては目からウロコの発想だった。


「あり・・・かもしれないです」


「だろ!」


 満面の笑みを私に向けるユウトさん。勇者は人を惹きつける魅力があるんだろうな。


「そいうえば料理召喚ってのはハンバーガー以外も出せるのか?」


 言われてみればアルバムにある写真すべてが召喚できるなら、いろんなご飯を提供できるし自分でも食べられる。

 さっそくスマホをチェックする。


 一番最近の写真をタップした。

 すると、


<会員制焼肉店のロース肉>

 スキルレベルが足りません


 どうやら料理のグレードによってスキルレベルが求められるようだ。

 数日前のお昼ご飯に食べた牛丼をタップする。


<某チェーン店の牛丼>

 魔力25  金額360V


 金額さえ用意できれば召喚出来そうだ。

 画面を一緒に見ていたユウトさんが当たり前のように私の目の前に360Vを差し出してきた。


「あの、先ほどご飯を食べたばかりですけど……」


「食える!」


 凄い目力でこちらの見てるので召喚することにした。


 するとハンバーガーの時と同様に、お金がスマホに吸われ光る球体から牛丼が出てきた。


 それはもう勢いよく牛丼をかっさらったユウトさんは、ガツガツと食べていく。

 まるで飲み物のように口に流れ込んでいった。


 そしてあっさりとどんぶりを空にしたユウトさんはテンションが上がっており、


「タミエさん!!家で飲食店を開こう!」


 と大興奮している。


 確かに原材料はお客さんからの現金と私の魔力で行うから、仕入れがなくて便利な商売だ。

 ただし私の魔力が少ないのが難点だ。

 何せ100しか魔力が無い。

 牛丼4杯だしたら終了のお知らせである。


 まぁレベルを上げたら少しは魔力が上がるみたいだから、それから考えよう。

 スマホに目を移しステータスと呟く。

 レベルアップするボタンをタップすると


 ◇現在の経験値でレベル5になれます。

 よろしいでしょうか?

 ・はい  ・いいえ


 当然「はい」を選択した。

 すると身体が少し軽くなったような気がする。


 もう一度ステータスと呟くと


 ーーーーーー

<ヒイラギ タミエ>

 ジョブ 召喚士

 レベル 5

 体力 500/500

 魔力 300/300

 スキル 料理召喚Lv1(MAX5)

 スキルポイント 200


 ◇スキルレベルアップまであと800ポイント必要

 ーーーーーー


 と変わっていた。


 ほんの少しだけ魔力が増えたから出せる個数が多くなった。

 レベルアップをして魔力が増えたことをユウトさんに話し、魔力切れをしないように数量限定で運営することがきまった。

文章構成力はどこに売ってますかねぇ~。

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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