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21.ようやく新商品焼きおにぎり

 さぁ!焼きおにぎり発売だよ!


 ユウトさんに今日はハンバーガーは売らないでおこうと言われた。

 お客さんの中には昨日討伐に参加した人がいるだろうから、昨日60個差し入れがあったんだっていう話はすでに広まっているかもしれない。だから在庫が無いのが普通だろうと。


 なので焼きおにぎりの配分を多めにしていつものメニューと合わせて販売開始。


 列を整理している時にユウトさんがハンバーガーが無いことを伝えてくれているのと、看板に大きく

【新メニュー開始!!焼きおにぎり登場!!】

 と記載してあるので、今までにないメニューに興味を持ってくれてみんなが注文してくれる。


 焼きおにぎりというよりは、現在のおにぎり類全部がコンビニ製品。

 なので温かくない。


 焼きおにぎりはキッチンでフライパンですこし温めてから提供なので少し普段より時間がかかるけど、おいしく食べてほしいので量が多いけどがんばる。


 初めて見る食べ物に、みんな不思議そうにまじまじと観察してから一口食べる。


 久しぶりに見る、びくっと止まってからガツガツ食べ始める風景。

 よかったぁ、お米が受け入れられた。


 これなら牛丼とかがイケる。

 メニューの幅が広がるのはいいことだし、いままでよりお高くなってしまうけどもっとがっつり重量がある方がお昼にいいだろう。


 もちろんパン派の人もいたのでホットドックやサンドイッチの注文もあった。

 ほとんどが新商品の焼きおにぎりでみんなおいしそうに食べてくれている。

 一応感想をきいて、お米に抵抗がないか確認しなくちゃ。



「新商品どうです?みなさんお口に合います?」


「新しい触感だな!もちもち?っていうのかねぇおいしいよ!」


「これはいいねぇおかずがあってもいいかもいいかもしれない」


「今度おかず付きも考えてますし、おにぎり以外の新商品も現在検討してます」


 ・・・「「「「「おおおおお~~~~~!!」」」」」・・・


 その場にいた人たちがすごい反応を示してきた。

 すごい圧がヤバい。


 そんな声が聞こえてきたのかユウトさんが外の整列から戻って家に入ってきた。

 何事?といことで事情を説明したらふむふむと考えたかと思うと、


「おい、みんな新商品早く食べたいか?」


「そりゃ食いてぇよ!タミエさんの料理は何食べてもおいしいからな!」


「新商品は全部食いつくす予定だぜ!」


「じゃぁ、特別に明日も営業するぞ、そんで一気に新商品おにぎりシリーズを3つ追加する!!」


 ・・・「「「「「な、なにぃぃぃ!!?」」」」」・・・


 な、なんだってぇぇぇぇぇ!!

 私もびっくりだ。

 ユウトさんがこっちに向かってサムズアップしている。

 いや、え、別にいいですけど、3つって何のことですか!?

 そして明日も営業するんですか!?

 まぁそれも別にいいんですけど。


 私としても早く借金返済したいし。


 ユウトさんはみんなを盛り上げるだけ盛り上げてまた外の列の様子を見に行ってしまった。


「タミエちゃん明日も来るからな!!」


「3つも出るのに頼めるのが1つだからな。迷うなぁ」


「くそっ、護衛依頼受けてて明日出発なんだよなぁ、ここに来れねぇ……」


 みんなそれぞれリアクションをして食べ終わった人達は稼ぎにいくぞぉ~!と出て行った。


 第二、第三とお客さんをどんどん対応していたら、初めましての人から声をかけられた。


「貴女がハンバーガーの作り手ですか?私は隣町のギルド長をしています、ボルピークです。昨日はありがとうございました」


「いえ、討伐ありがとうございました。皆さんが退治してくれたからこの村とそちらの町の交流が途絶えなくてよかったです。被害もたいして無いって聞いてます」


「疲れた体にとてもおいしい差し入れ本当に助かりました。この村に隠れた名店があるなんて知りませんでした。昨日討伐に参加できてよかったです。町の冒険者達も今日は何人か並んでるんですよ」


「ギルド長さんも参加されていたんですか!?」


「えぇ。うちの町の一番のメンツが現在遠征してまして人が足りなかったので私も参加せざるを得ない状態でして。そんなに大きい町じゃありませんから。そういえばお名前をお伺いしても?」


「あ、すみませんご挨拶が遅れました。私、タミエといいます」


「タミエさん今後ともうちの町からも来る冒険者のこともよろしくお願いします」


 いきなり隣町のギルド長さんとお知り合いになるとは。この村から出たことないから隣町がどんなところか知らないけど、いつか行く機会があったらその時ご挨拶出来るといいな。



 ばったばったとあっという間に時間は過ぎて今日の営業は終わった。


 焼きおにぎりの反応は上々でみんなおいしそうに食べてくれていた。


 さて、お店の営業が終わってもう一つ。

 やらねばならないことがあります。


 そう、昨日夜中にやってきた侵入者をどうやって口を割らせるか。そしてミステイストにどう落とし前をつけてもらうか。

 悪党どもは最初家の前に野ざらしにされていたけど、お店の外観の邪魔になるからとユウトさんが家の裏に場所移動してくれた。


 そして、現在ユウトさんがなんとか口を割らせようとしてるんですけど、だんまりを決め込まれています。

 昨日報酬のわりに合わないとか、ミステイストの愚痴を言っていたからあっさりと白状するのかと思いきやこの状態。



 この人たちのご飯は朝にユウトさんが用意したすごく質素なスープとパンしか与えていないんだけど、やはりここは昔の刑事ドラマとかにあるようにカツ丼があれば白状するんじゃないだろうか?


 ただ、縛られているので食べにくいだろうから、カツサンド辺りで試してみようか。

 ユウトさんに相談して今回一回限りだけど試してみようとなりました。

 ちょっとしたお芝居付きで。


 キッチンでカツサンドを召喚して一口サイズにカットして外の二人組のところへユウトさんとやってきた。


「あの……朝以降まだ食事してませんよね?ほんの少しですけどお肉入ってますのでどうぞ」


「・・・んなもんもらっても俺達は何もしゃべらねぇからな。逆にそんな肉とかちらつかせといて毒とか入ってるかもしれねぇ。いらねぇよそんなもん。質素なスープの方がまだましだぜ」


 短髪の男が受け答えをするが、そんなの関係ない!

 とりあえず容赦なく二人の口にカツサンドを詰め込む。


「「!?んぐぅ!!」」


 食べてみてからもう一度同じセリフが言えるのかな?

あわぁぁぁぁ!!

見に来てくださりありがとうございます。

ブックマークが増えててめちゃくちゃ嬉しいです。

(*´▽`*)



おにぎりの具は鮭が好きです。焼きおにぎりも好きです。

見てくださってる皆さんはおにぎりの具は何がお好きなんでしょう。

意外と焼きおにぎりだったりするのでしょうか?


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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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