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126.相手を想うとは

 恋愛相談をしようにも誰に相談すべきか悩まざるを得ない。

 身近にいる歳の近そうな女子ってオキュイさんやエドナさん、あとほぼゴザレスさんとの手合わせに明け暮れているレイアさんぐらいなわけだけど。


 エドナさんはマァルさんとお付き合いしてて、ある意味彼氏彼女の先輩みたいな感じだけどなんて言うか相談しても、好きなら好きだし嫌いなら嫌い、という極端な回答しか来ない気がする。

 実際そうなのかもしれないけど、う~ん私の性格がめんどくさいだけなのは分かっているけど、でも、こうさ、女子特有の同調して欲しいっていうか「わかるぅ~」みたいなノリで話して欲しいって言うか。

 そういうのをしたいならエドナさんじゃないんだよね。


 かと言ってオキュイさんはこの間公園でユウトさんについてどう思っているのかと聞いてきたわけだけど、それってオキュイさんはユウトさんが私に気があると気付いていたのかもしれないわけで、それが現在私が意識し始めたと言ったら、質問攻めは免れないし下手したら我が家で強制お泊り会にも発展しそうだ。同調っていうより、ある意味記者みたいな?イメージがある。


 レイアさんに至っては、勝手なイメージだけど「ふ~ん、よかったな!」で終わってしまいそうで。

 なんだったら「いつでも稽古出来て良いな!!」ぐらい言われそう。


 あれ?私の周りに女子らしい女子っていうか普通のガールズトーク出来そうな人居なくない?

 一人で公園のベンチでため息をこぼす。このモヤモヤした気持ちをなんていうのかなぁ。


「タ~ミエちゃん!」


 ぼんやりと考えていたら後ろから声をかけられたので振りむくとニコニコとしたマーシェルさんがいた。


「珍しいね、一人?」


「あ、はい。マーシェルさんも珍しいですね、公園で会うなんて初めてじゃないですか?」


「そうだね、確かに公園には中々来ないかも」


 話ながら隣に座ったマーシェルさんは私の顔を覗き込み、少し眉を下げた。


「タミエちゃん……お悩み中?」


 顔に出やすいのかな、普通にしていたつもりだったんだけど。私を見て何かに気付いたマーシェルさんは目を見開いた。


「そ、それどうしたの?」


 指されたのはネックレス。確かに今までこういうおしゃれなことをしてこなかった人間が突然身に着けるようになったら驚くよね。


「いただきました」


「……ユウトに?」


 うわぁ~マーシェルさんにも即バレしてる。もしかしてユウトさんそんなにわかりやすい行動とってたのかなぁ?そこまでわかりやすいしてるようには感じなかったけどな。あ、私が無意識に理解しようとしなかっただけかも。


 コクリと頷けば、へーとかほーとか言ってマーシェルさんは何かに納得してる。


「凄いのもらったね!」


 このネックレス凄いの?確かに石の中に金色に輝く星型が入っているから普通と違いそうだなぁと思ったけど。


「これ珍しいんですか?」


「うん!それはねダ……いや、タミエちゃんがお悩み相談してくれたら答えてもいいよ」


『ダ』何!?普通に教えてくれないの?

 ぬぬぅ。まぁ女性陣に相談できる相手が居ないし、マーシェルさんならちょっと暴走する癖があるけど話すのはありかもしれないと思い、ぽつりぽつりとユウトさんに告白されたことを話した。

 めちゃくちゃ目を輝かせているマーシェルさんを見て少し不安になる。


「そっかぁ!ついにユウト告ったのかぁ!へぇ、タミエちゃんはユウトのこと嫌いじゃないんでしょ?何を悩んでるの?」


「ユウトさんのことは、嫌いじゃないです。……好きだと……思います。自分でもモヤモヤしてるだけではっきりとわかんなくて」


「何々~?もしかしてほんのり罪悪感を感じてるの?はっきり返事できなかったこととか熱量の違いで」


 言われて気付いた。そうか熱量の違いだけじゃなくて、あの場を用意してまで想いを伝えてくれた勇斗さんにはっきりした答えを言わなかったことも心をモヤモヤさせていたんだ。


「まぁユウトはゆっくりで良いよって言ってるなら少し時間貰ってタミエちゃんも考えてみたらいいじゃない?これからも一緒に居たいのかとか普段一緒にいる時間をどう感じてるとか、逆にユウトが居なくなったらどう思うとかさ。そういうことをじっくり考えたら答え出るかもよ?ま、あくまでもおいらが考え付く一つの案でしかないけどね」


 ニッコリと笑うマーシェルさんを見つめ返すことしか出来なかった。

 至極まっとうなことが返ってきた。なんていうか多少茶化されたりするかなって思っていたけど、普通にお悩み相談して案をくれるなんて……マーシェルさん聞き上手!!そして恋愛方面にも話が出来るだけのボキャブラリがあるなんて。


「聞いてくださりありがとうございます。ご助言いただいたことしっかり考えてみます。マーシェルさんは恋愛方面の話題に強いんですか?」


「強いかどうかはわからないや。でも、おいら兄弟がいてよくそういう相談にのっていたからかも」


 なるほど、ご兄弟がマーシェルさんに相談してて色々考えるようになったのか。

 マーシェルさん自身の恋愛にも役立ってたりするのかな?


「色々考えてくれるマーシェルなら彼女さんが居るならその方は幸せ者ですね。彼女さんが居るかは知りませけど」


 そう言うと切なげに微笑まれた。ヤバッ地雷だったかも。

うわぁん誤字報告ありがとうございます。

ど素人ゆえ色々書き方に不備があってすみません。とても助かります。


さぁて早いところご飯を出したいですね。

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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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