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105/160

105.またバレた!

 リビングでの事情を聞いて怒りのあまりもう1つの大事なことを後回しにして忘れかけてた。


 とにかく魔法で出(召喚)してるところを見られた以上こっちの事情を説明するほかない。

 手短にこのことについて知ってるのはユウトさんとゴザレスさんだけで、トゥイさんやオキュイさんは知らないこと。


 いくら兄弟のトゥイさんにもこのことは内緒にしておくように言うとコクコクと頷いてくれた。

 もちろんオキュイさんにも言っちゃだめ、誰にも広めないと言うことを約束してもらった。


「兄さんは知らないんだ……」


 と言う小さな呟きはリビングからの音でかき消され私には聞こえなかった。


 キッチンまで響いてきたのはイスが勢いよく倒れたもしくは蹴り飛ばされたような音だった。

 ゴロツキ達が暴れているのかもしれない。恐る恐るキッチンから出て遠巻きに様子を見に来たら、ゴザレスさんが一人床に押さえつけていて、ユウトさんがもう一人を縛り上げていた。そしてゴロツキの仲間であろう人物が床でへたり込んでいる。


 ゴロツキにうちの従業員が絡まれたってことにちょっと腹を立てている私は、先ほど召喚していたたこ焼きを持ってつかつかと近づきたこ焼きを一個ずつ口に放り入れたあと彼らのテーブルを確認してまだ料理が出てないから、人数分のお金をテーブルに置き、


「お金は返しますからあなた方は二度とこのお店に来ないでください。次来たら問答無用で叩き出します」


 そう言ってユウトさんとゴザレスさんにこの三人を店からつまみ出すように指示をした。

 へたり込んでいた仲間もゴザレスさんが片脇に抱え外へ運んでくれた。


 戻ってきた二人にお客さん達から拍手が送られ、食事中に不快な気分にさせてすみませんと挨拶すれば、皆優しくて気にすんなと言ってくれた。

 キッチンに帰ろうとしたとき一人のお客さんに呼び止められさっきの行動に質問を受けた。


「なんであいつらにたこ焼き食わせたんだい?タミエちゃん」


「あのゴロツキ達はうちのお店が初めてだと思うんですけど、味を知ったうえで二度とここの料理を食べれないって方が後悔の念が強まるかなぁと思いまして」


「ちげぇねぇ!タミエちゃんやるなぁ!」


 ニッコリと微笑みキッチンに帰ると眉を八の字にしたマァルさんが奥でひっそりかがんでいた。

 ゴロツキ達をユウトさん達が追い払ってくれたことを告げるとホッとしたみたい。


 再び接客に戻りその後の営業はお客さんがやたら静かだった。マァルさんが狙われたのが食べ終わった人たちからの口コミで広がったのかマァルさんの様子を気にしつつの静かな食事って感じだった。


 従業員のご飯タイム今日はゴロツキ討伐感謝として追加でお肉を出した。

 そう、白髪白髭白スーツのふくよかなおじさまが入り口付近にいる揚げた鶏肉がメインのお店だ。

 既に三品だしてるから小さめで骨の無い、おじさんの名前が入ったサクサクの衣のほうを召喚した。

 個人的にはオリジナルが最強だと思っているけど、既にお腹いっぱいなので小さめにね。


 ユウトさんはこれが何かわかっているからそりゃあもう大喜び。

 初めて食べた組もサクッサクの触感と中にお肉があることでテンション爆上げ。

 三品+αなのにみんなよく食べますねぇ。


 食後のまったり雑談していたら、外の整列をやってくれていたトゥイさんが今日は中に居ればよかったなぁとこぼした。


「どうしてですか?」


「いや、並んでいた時から変な奴いるなぁと思ってたんだけどそいつらマァルのこと狙ってたんでしょ?ゴザレスから聞いたよ。僕が仕留めたかったよ」


 弟想いですね。でもトゥイさんが居たら、それはそれで私がすくみあがってしまいそうだなぁ。


「で、店から縛られて出てきたじゃん?何をしたのかとか何の目的でとか聞いてみたんだよね」


 あ、確かに何の目的でマァルさんを掴もうとしたんだろう。


「で、なんて言ってたんですか?」


「そいつらが来た理由は料理は二の次でどうやら、ここで働いている従業員に「可愛い奴」がいるというので来たらしいんだよね。」


「えぇ~その理由なら何で私が狙われてないのぉ~?おかしくなぁい?」


 オキュイさんが頬っぺたを膨らましてぷりぷりしている。


「マァルが可愛いのは仕方ないけど掴もうとしたらしいじゃん?何するつもりだったの?って聞いたら、か弱そうだったから腕引っ張ってみて実際の抵抗加減見て後で誘拐するつもりだったんだって」


 え、怖っ! 誘拐の下調べ!?


「だからマァルに触ろうとしたやつは目を潰しておいたよ」


「兄さん……」


 ん?今なんて?目を潰した?

 そして今ここ目をキラキラさせるタイミングじゃないと思うんですよ、マァルさん。


「マァルに悪意で触れようだなんて許されるわかないじゃん?こっちは今後のことも考えて正当防衛だよね!」


 にこっとした笑顔だけど怖い。笑ってるはずなのに全然笑ってない。

 トゥイさんの逆鱗に触れたら目を潰されるなんて……。


 っていうかまさかトゥイさんの拷問風景を並んでいた人たち見てたんじゃ……それで静かだった?

 マァルさんに絶対手は出さないでおこうってみんな心に誓ったに違いない。


遅くなり申した!!

ブクマありがとうございます。


昨日よりはほんのリ早めに出来てよかった。

自宅で籠っているので久々にオリジナルな鶏肉食べたくなってきました。



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●●短編書いてみました。●●
お時間あったら是非どうぞ。

四十肩賢者のダークトランス
……ダークトランスとか厨二感溢れてる気がする。
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