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お呼びでない!女神さま☆ #3
気付けば、自分の身体が見える。
病院のベッドで横になり、傍で家族が泣いていた。
幽体離脱のようだった。
こんな感じでゆっくり、現世と離されて行くんだな。
──おや!? 遠くからも泣き声が聞こえる。
あれは──。今日この時、同じタイミングで、誰かが死んだのだろうか───。
あまりに突然過ぎて、死んでもまだ実感はない。
特に未練があるわけではないが..強いて言うなら、あのゲーム。
あの娘たち、僕が死んだら、他に遊ぶ人がいない。
あの世に行く前に、もう一度、あの娘たちに会いたい。
あの娘たちを、僕がなんとかしなければ───。






