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村人ですが何か? 作者:白石 新
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 幕間 ~転生者達その1~

 長らくお待たせしました。しばらく更新再開します。 
 モーゼズ関係の他の転生者の扱いに困っておりまして……。
 次回、モーゼズと他の転生者出てきます。

 前回までのあらすじ
 保護していた獣人とエルフのハーフである幼女:リズを攫われたリュート。
 色々とややこしい出自の子供で獣人の国が裏で糸を引いているらしい。
 そうして、リズを攫った直接反抗犯であるヌラリス商会の後ろ盾であるマイルランド王国に、リュートは過剰戦力による追い込みをかけたのであった。
 そしてリュート自身は商会に殴りこんでリズを奪還し、獣人の国に殴り込みをかける決意をしたのだった。


 場面は移りマイルランド王国首都。
 見た目ホストの龍王。
 人類最強と呼ばれ、男の娘でもある仙人:劉海。
 魔界の核熱使いである禁術師:マーリン。
 個々人として超ド級の戦力を持つ、彼らに囲まれた王は困惑の表情を浮かべていた。

「えっ……それだけ……たったそれだけですか?!?」

 一同が大きくうなずいた。

「ボク達の願いはマイルランド王国によるリュート=マクレーン及びその関係者への不干渉……ただそれだけだよ」

「確かそれはヌラリス商会絡みの……ただの村人……たったそれだけの要件で貴方達3名が?」

 そこで劉海は何がおかしいのか肩を震わせてクスクスと笑った。

「ただの村人……か。知らねえってのは一番恐ろしいな」

 龍王もまたその言葉でクスリと笑った。

「ああ、違いないね」

「時に劉海よ? はたしてこれからどうするつもりなのかのう?」

「これ以上は俺様ちゃんは雑魚相手には働かねーぜ? それに本当にこれ以上やっちまうと遊びじゃすまなくなるからな。世界全体を相手にするにはリュートも加えてのこのメンツでも……若干キツいもんがある」

「お主の今後の予定なぞ誰も聞いておらんわ。そうではなく、リュートのことじゃよ。奴がこれからどうするつもりなのか……気にはならんか?」

「他の転生者の関係の話か?」

「そういうことじゃの。前回の鬼の進化の件からすると……」

「準備は整ったと?」

「うむ。恐らくはの……」

「まあ、あいつがこれから何を為すのか……しばらくは高みの見物といかせてもらおうじゃねーか」







 同日、同時刻。

 ヌラリス商会本部では、リュート達から解放された商会長とコーデリアの叔父が意気消沈していた。
 耳を切り落とされたり殴られて歯を折られたりと、互いに散々な状態だ。

「何故だ……何故にこのような事に……」

「疫病神……あの村人は……疫病神……だ……」

 と、そこで商会長の部屋をノックする音が鳴り響いた。

「マイルランド国……国王殿下からのお手紙です」

「ようやく来たか!」

 何しろ街中での堂々とした武力行使で、大商会をボコボコに叩きのめすと言う暴挙だ。
 そして何よりもこういう荒事の処理の為に、ヌラリス商会は莫大な献金をマイルランド国王に行っている訳だ。

「はやく手紙を見せんか!」

 使者を招き入れ、まるでひったくるかのように商会長は手紙を奪った。
 そして内容に目を通し――

 ――絶句した。

「商会長? どうしたんですか?」

 恐る恐ると言う風にコーデリアの叔父が尋ね、商会長は首を左右に振った。

「マイルランド王国は……商会が48時間以内に解散しない場合、国家を持って……商会に……宣戦の布告を行うと言う事だ」

「理由は?」

「お前らとは金輪際どのような関わり合いにもなりたくないとのことだ」

「村人だ……これも絶対に村人の仕業だ……」

 二人は互いに頷きあい、そして机に突っ伏した。

「もう終わりだ何もかも……終わり……だ……」




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