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2-4【真紀】
バス停から家に戻る頃には雨は強くなり
私はびしょ濡れの状態で帰ってきた。
出迎えた母親の顔を見るなり、泣き出した為
酷く驚いていた。
私が説明すると、母も一緒に悲しんでくれた。
母は、温かいスープを作ってくれて
それを飲んだら少し落ち着いた。
最近会っていないとは言え、親友が亡くなる、
いや、人の死がこんなに身近な所で起こること自体
久しく無かった。
人が死ぬという事を、居なくなるという事を
なかなか理解できなかった。
なぜ死んだの?
いつ死んだの?
こんなことなら、もっと電話もして会っておけば良かった。
また泣き出した私に、母は、ちゃんとお別れして、
見送ってあげなさいねっと言った。
母の言うとおりだ、ちゃんとお別れの挨拶をしなくちゃ…
それから、会社に連絡したり喪服の準備をしたりと
あっという間が時間が過ぎて行った。
私の家から、美由紀の家までは車で20分程度の場所にある。
13時過ぎに貴之から到着したという電話があった。
貴之が、14時からの葬儀だと言っていたが
なぜそんなに早い時間なのかは、その時分かっていなかった。