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戦いの女神とまで言われた天才指揮官ですが降格したので問題児を集めて新しい部署で自由にやらせていただきます!  作者: ねこ


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第18話 解析

 私たちは武器の中でも最新鋭とされる物をとりあえず持ち帰りました。そしてここからは解析の専門家たちと残りの第1師団から第8師団の団長たちとの話し合いです。


「総指揮官はどうした?」

「総指揮官は武器の性能は理解したとの事で作戦を立てるから静かにしてろとの事。」

「やはり総指揮官!こんな複雑な武器の構造を素早く理解するとは!」


 専門家たちは総指揮官を讃えていましたが第1師団の団長はもはや何も言いませんでした。そしてこの場に私たちはいません。組織として数も少ないため作戦行動もできない為との事。


「あの馬鹿どもはふざけてるの!?」


 フェスの第一声にアネリーも同調します。


「そうですよ!9師団も壊滅的な被害に遭ったのにそれをたった2人で撤退させ更に武器まで持ち帰ったにも関わらず何を考えてるんですか!」


 ソラもマーヤも同じ気持ちらしいです。ですが、組織的な動きがまだ取れないのもまた事実なのです。


「心配いりません。そろそろですから……」

「すまない、遅くなった!」


「いえ、そろそろだと思っておりました。」


 入ってきたのは第1師団団長のクルス・エイムでした。


「副団長さんは?」

「アイツは今資料をまとめておるよ。それよりお前たち2人は相変わらずだな。」

「武器の性能は姫様を救出する際に見てましたから後はいつものアイコンタクトでなんとかなりました。」


 話を聞きながらクルス殿は困った顔をしました。


「やれやれ、そんな闘い方が出来るのはお前さんとコーネリアくらいだよ。」

「褒めて頂き幸栄です。」


 皮肉たっぷりの返しにやれやれの表情のクルス殿、そしてイェーガー殿も入ってきました。


「お待たせしました。こちら資料になります。」

「ありがとうございます。」


 相変わらず見やすい資料だった。コーネリアと良い勝負です。図や絵を用いた資料をこの数時間で作れるというのは才能だろう。生憎と1枚ずつしかない為テーブルに置き解析スタートです。


「まず、お2人が回収した武器ですが……粗悪品に近いです。」

「その根拠は?」


「前回のヴェルシキニアの街での抗争……あの時の拳銃とほとんど精度は変わりません。精度の高いものは姫様を救出した際にメアリー様が回収した物しかございませんが……こちらの方がより複雑な事からこちらの方が高性能と判断しました。」


 この解析の仕方は理に適っていました。確かに高性能にするには細かく設計するはず……


「なるほど……という事は相手はまだ大量生産は出来ていないという事ですね。」

「高性能の物は恐らく、ですが、粗悪品に近い物は大量発生されています。現に遺体回収では、体に無数の穴が開けられており、その内身体の中に残ってる物もありました。」


「鎧を貫通している破壊力は流石の一言ですね。」


 資料を見て私とコーネリア、クルス殿とイェーガー殿は意見を出し合います。しかしアネリーとフェスとソラは寝てしまっていた。起こすのは少し不憫ですが……会議で寝るのはダメなのでそこは教育しないとですね。そしてマーヤさんは拳銃を凝視してました。


「この方たちには後ほど説明しますのでご安心下さい。」

「構わんよ、こちらも同じ様な者はいるからな。」

「マーヤさんは何を見てるのですか?」

「はっ!す、すいません!設計図と実物を見比べてました。」


「構いませんよ、それで何かわかりましたか?」

「いえ、ただ弓矢よりも早く撃てる事と、連続で4発までという事ですね。」


 マーヤは弓矢の使い手です。そこから何かの突破口になるかと思いましたが……ん?4発?


「マーヤさんなぜ4発とわかるんですか?」

「はい、ここの穴が空いてるのが4箇所ありますからここに弾を入れてるのだと、そして引き金を引くとその部分が回転して次の弾の入ってる箇所に変わるみたいなので……ここはまだ資料にも書いてなかったので一度弾を抜いてから試してみました。」


「マーヤ……流石です!私はまだそこまで辿り着けてませんでした。感謝します!」

「みなさん!拳銃の弾を入れる場所をよく調べて下さい!ここの数が分かれば作戦を立てられます!」


 そこから夜通しで徹底的に武器の性能を調べました。

 ここまで読んで頂きありがとうございました


敵を知り己を知れば百戦危うからず。今回は敵の分析です。次回メアリーは何を思いつきどんな作戦を立てるのか……お楽しみに!

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