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長編作品【完結済み】

溺れる青とキミの声

作者:日華てまり


ーー夏休み最終日、先輩は僕の前からいなくなった。


伝えたい事は山程浮かんでくるのに、言葉にしようとすると上手に話せない透真は、廃部寸前の文芸部で一人、変わらない日々を過ごしていた。
ある日、誰もいないはずの部室に行くと、長い黒髪を靡かせた一人の少女が窓際の席に座っていた。

「私、日向 千夏! よろしく。後輩くん!」

いきなり現れた先輩は、どこまでも明るくて自信に溢れていた。
そんな先輩に振り回されて過ごすのにも慣れた頃、口下手であることにコンプレックスを感じていることを打ち明けると、先輩は意外な提案をした。

「小説を書いてみない?」

言葉が出なくて黙ってしまうなら、文章にしてしまえばいい。そう言った先輩に背中を押されて、小説と向き合うことで透真は段々と自身の問題へと向き合っていく。

尊敬か、恋愛感情か自分でも分からないまま、先輩に惹かれていく透真。先輩と過ごす時間が、かけがえのない大切な時間へと変わっていく。

「……このまま時間が止まっちゃえばいいのに」

そう言った先輩は、夏の終わりに姿を消した。




※12/5までに完結する予定です。
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