ほんのり長編 編
その1
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
少年「はい」
メリー「私、メリーさん。今あなたの住んでいる町にいるの」
プルルルルル プルルルルル
少年「はい」
メリー「私、メリーさん。今あなたの住んでいる家の近くにいるの」
プルルルルル プルルルルル
少年「はい」
メリー「私、メリーさん。今あなたの住んでいる家の前にいるの」
メリー(電話の人・・・・こんな廃屋みたいな屋敷に住んでるの!?ありえない!)
プルルルルル プルルルルル
少年「はい」
メリー「私、メリーさん。今あなたの家の玄関の前にいるの」
メリー(うわぁ・・・なんか気味悪いなぁ・・・・。本当は入りたくないなぁ・・・・・)
プルルルルル プルルルルル
メリー(二階かしら?電話のなってる音がするわね・・・)
少年「はい」
メリー「私、メリーさん。今あなたの住んでいる家の中にいるの」
メリー(この階段とか、上って大丈夫なのかなぁ・・・・なんか怖いなぁ・・・)
プルルルルル プルルルルル
メリー(電話が鳴ってるのはこの部屋みたいね・・・・・・あ、あの古そうな電話がなってるのね。でもおかしいな。誰もいない・・・)
少年「はい」
メリー(えっ?受話器とかあがってないのに電話にでた!?)
メリー「えっ?あっ・・・・。私、め、メリーさん。今あなたのいる部屋の前にいるの」
メリー(えーどうしよどうしよ!なんか超怖い!これからどうやってかければいいの!?)
プルルルルル プルルルルル
(リリリリリリリン リリリリリリリン)
メリー(絶対におかしい・・・・・。だれもいる気配がないもの・・・・・)
少年「はい」
メリー(やっぱり、さっきと同じ・・・。だれも出てないのに、電話に少年がでてくる・・・・)
メリー「私、メリーさん。今あなたの・・・・・・」
少年「・・・・・うしろでしょ?」
メリー「そ・・・そう・・・・。あなたのう・・・・うしろに・・・・・・いるの」
メリー(ヤバイヤバイヤバイこれはかなりヤバイ・・・・・・っ!)
少年「フフッ。ありがとう。・・・・・・久しぶりに、楽しかった」
メリー「えっ・・・・?」
少年「ありがとう・・・・・・。さようなら。」
メリー「・・・・・・なるほど。今日はお盆だったのね・・・・・・・」