調子に乗ったけど 編
今回は調子に乗ってたんであんまり面白くないですねすみません
その1
ぷるるるる ぷるるるる ぷるるるる
男「はい」
メリー「たわし、メリーさん」
男「ブファッ!」
その2
ピロリロ~ン
男「ん?メールか?知らないアドレスからだな」
??『私、メリーさん。今あなたの住んでいる町にいるの』
男「メリー?女か?まあ登録しとくか」
ピロリロ~ン
男「またメールか」
メリー『私、メリーさん。今あなたの家の近くにいるの』
男「何だこれ面白ぇ!佐藤のヤツに教えてやろう。・・・・・で、送信っと」
ピロリロ~ン
男「メールか」
佐藤『メリーさんからのメール?何か俺ん所にもきてんだけど』
男「・・・・まさかの一斉送信か?」
その3
プルルルルルル プルルルルルル プルルルルル
男「はい」
メリー「私、メリーさん。今あなたの住んでいる町にいるの。なかなかいい所ね」
男「おい!ちょ・・・」
メリー「じゃあね」
プルルルルル プルルルルル
男「何だよ」
メリー「私、メリーさん。今あなたの家の近くにいるの」
男「おい!待てよ!家には来るなって言っただろ!・・・・・クソッ、切りやがって・・・」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたの家の前にいるの。なかなか立派な家ね。ローンまだ残ってるの?」
男「お前には関係ない!だから家には絶対に来るなとあれ程・・・」
メリー「じゃあね」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたの部屋のドアの前にいるの」
男「おいおいマジかよ勘弁してくれ・・・」
メリー「フフフフフ。無様にも怯えてるがいいわ!」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたのうしろに・・・・・・・・誰よその女!あなた私以外にも女がいたのね!?」
男「ち、違うんだ!誤解だって!」
メリー「もう許さない!あなたを殺して・・・」
バッ ぎゅうう
メリー「えっ・・・・」
男「悪かった・・・・。ほんの少し魔が差しただけなんだ・・・。愛してるよ、メリー」
メリー「・・・・・次は、許さないんだからね・・・・」
女「誰よ!その金髪女!あなた私に『俺は独身』って言ったじゃないの!」
メリー「何ですって!もう許さない!」
男「ちっ、違うんだ!これには訳が・・・・」
その4
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたの住んでいる町にいるの」
男「・・・・・・」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたの家の近くにいるの」
男「・・・・・・」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたの家の玄関の前にいるの」
男「・・・・・・」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あなたのいる部屋の前にいるの」
男「・・・・・君は、変なヤツなんだな・・・・」
メリー「?」
男「中学の頃から一人ぼっちで・・・・大学も中退して引きこもりになった僕を殺すためとはいえわざわざ会いにくるなんて・・・・。笑っちゃうよな・・・・。久しぶりに話す相手が・・・知らない相手・・・・しかも、僕を殺そうとしているヤツなんてね・・・・・。まあ、引きこもりだったから選ばれたのかもしれないけどね・・・・。」
男「本当は僕だって・・・・引きこもりたくて引きこもってるわけじゃないんだ・・・・。外に出て・・・いろんな人と馬鹿やったり・・・騒いだり・・・・したかったんだ・・・。」
メリー「・・・・・」
男「・・・・・・ふう。僕なんて、生きてても親に迷惑かけるだけだしな・・・。さあ、一思いに殺して
くれ」
メリー「・・・・ば・・・・・馬っ鹿じゃないの!?私があなたを殺すために会いに来た?そんなの、あなたの勝手な妄想じゃない!じゃあ試しに引きこもってないでドアから出て私がいるか確かめてみなさいよ!」
男「・・・・フフッ。君はそうやって僕を誘き寄せるつもりなんだね・・・。いいよ。部屋から出て行ってあげるよ」
カチャッ・・・・
男「・・・・・誰もいない・・・?ん?これは・・・・・・メモ?」
『死ぬ気で頑張りなさいよ!』
男「・・・・・汚い字だな・・・・。ありがとう・・・・」