17/42
メリーさん短編 編
その１
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
男「はい」
メリー「私、メリーさん。今アナタの住んでいる街にいるの。また電話するね」
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
男「は・・・はい」
メリー「私、メリーさん。今アナタの家の近くの郵便局の前にいるの。また電話するね」
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
男「・・・・・」
メリー「私、メリーさん。今あなたのお家の前よ。すぐに行くから待っててね」
男「やべぇ・・・」
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今アナタの家の玄関の前にいるの」
プルルルルル プルルルルル
メリー「私、メリーさん。今あたなのいる部屋の扉の前よ」
プルルル
メリー「わたし、メリーさん。今アナタの後ろにいるの」
男「（終わったな・・・）」
メリー「け・・・携帯電話、貸しなさいよ」
男「・・・・・え？」
メリー「振り向いたら殺す！！」
男「は・・・はい・・・・。で、今なんと・・・」
メリー「だから、携帯電話！ほら、手に持ってるでしょ！よこしなさい」
男「ど・・・どうぞ」
メリー「・・・・・・・・・・よしっ」
男「え？」
メリー「なっ・・・なんでもないわよ！ほら！携帯！」
男「あっ、ど・・・どうも」
メリー「私の電話番号入れといたから、その・・・・・ま、毎日電話してこないと殺しちゃうんだからね！」
