第1章7話可哀想なニーナ
PV100ありがとうございます。
ちょっと過激な描写があるかもしれません。
怪しい人影の正体はボルだった。寝ているニーナ
を担ぎ、商店街の北側にある3階建ての建物で地下
2階まであるルージの家まで運んだ。ニーナを担い
でいるボルは、階段を下りながら考える。
(黒のフードが買った黒い奴ってこいつだよな?)
地下2階のルージ専用秘密部屋と書かれている部
屋の扉にある取っ手を掴む。その時、なんでわざわ
ざ売ったのを攫うんだ? と依頼内容に疑問を持っ
た。
少し前にルージの露店で、ルージとボルは依頼の
件で会っていた。ルージが、この前売ったやつを覚
えているか? それを買った黒のフードがいるんだ
が、そいつにお金投げられたから仕返しがしたい。
だから黒いやつを捕まえて俺の地下2階に箱がある
からその中にそいつを入れてほしい。とボルに話し
お金を渡した。ボルは、よしわかった! この前捕
まえてきた、黒いやつを入れればいいんだな? 任
せてくれ!とボルが手を振りながら言うと、ルージ
の露店から離れた。
そして現在へ戻る。ボルはニーナを担ぎながら、
左に小さい箱と右に大きい機械の箱を見て考えた。
(どっちだ? 大きい方に入れておくか)
不自然に5つの穴が開いている箱の右側にある、
機械のような箱の外開きのガラスの扉を開けワンピ
ースを着ているニーナを入れた。眠っているニーナ
は壁にもたれかかりながら座る。
金属の壁に囲われて、正面だけは見えるように厚
い透明なガラスで出来ている。上には吐水口があり
真ん中の足元には不自然な丸い形のボタンがある。
さらに、隣の水槽から水を流せるようになっていて
ボルは水槽のところに貼ってある説明書を見た。
『ご購入ありがとうございます。
美容培養槽の使い方の説明です。
まず美容液を水槽に入れます。
その次に、外の赤いスイッチを押すか、
中の半分になっている丸いボタンを
同時に押してください。
異常があった場合は、中の丸いボタンを
同時に押してください。
片方だけを押すと、次の段階に移行します。
2段階まであり、終わると体と内蔵は
綺麗になっているはずです。
製作者ユリノ』
説明書を読み終えたボルは、近くにある大量の樽
を見つけ、樽の蓋を開け装置にくっつけた。すると
樽の中身が水槽に吸い込まれていく。これが美容液
だよな? とボルは思うと、美容液と決めつけ、樽
の中身を確認していなかった。
ボルはラベルが付いていたのに見ていなかった、
ラベルには酒と書かれていた。
ルージに捕まえたことを報告するため、ボルはゆ
っくりと部屋から出るとルージが待っている、ルー
ジの露店に向かったのだ。
水槽に水が溜まると、少しずつニーナが入ってい
る機械の吐水口から、液体が出てくる。液体に濡れ
たニーナは目をさまし、立ち上がる。
ここどこ? 出して! ニーナは言いながら、ガ
ラスをドンと叩き始める。数回叩くと、ガラスの反
対側の壁から手と足を拘束する枷が出てきてニーナ
の体を拘束する。
「助けて! 誰か!」
ここは地下2階で部屋の壁は音を遮断する作りに
なっているため、ニーナの叫び声は誰にも聞こえな
い。徐々に水が溜まり、ワンピースの裾部分が水面
にくっ付き、腰ぐらいまで行くとワンピースの裾は
沈んだ。液体が口まで浸かると、ニーナは呼吸をす
るために、必死に液体を飲む。水槽の中身が半分ま
で減ると、ガラスから見えるニーナの顔は、真っ赤
で目の焦点があっておらず、体は震えていて、飲み
すぎによりお腹がイカ腹のようになっている。
最初は酔ったように、ひっく! としゃっくりを
していたが、今では、ぁ……とか、ぅ……の呻き声
になっている。ニーナの体は限界で、液体を飲むこ
とをやめて、液体の中に沈んだ。それと同時に手の
枷が引っ張られ、ガラスの反対側の壁の下に床が移
動し大きな網の目の排水溝が姿を現した。
液体がすべて排水溝に流れると、足枷が外れ、手
枷が壁に引っ張られ上にあがると、ニーナの体も上
がっていく。
レーザーがニーナの体をスキャンすると、ニーナ
の膨れている部分の近くから、膨れている部分より
少し大きめの、丸いガラスの棒が出てきた。その棒
がニーナの膨らんだお腹をめがけて強く押す。
ふぎゃ! ニーナの息を一気に吐く声と悲鳴が入
り混じった声がした。丸い棒はニーナから、徐々に
離れると、ニーナは苦しみ、涙を流した。
「おえぇぇ」
ニーナの口から、液体と胃に入っているものが強
引に吐き出された。さらに、下からも汚物が出る。
レーザーがもう一度スキャンすると、まだ膨らんで
いるニーナのお腹を、棒がお腹を強く押す。
ひぎゃ! とニーナは声を出すと、意識を失う。
お腹の中に溜まっている物は全部出され、膨れてい
た部分が元通りになっていた。床が排水溝を塞ぐよ
うに戻り、ニーナに足枷がはめられ、同じように水
槽に半分残った液体が吐水口から出ていく。お腹ま
で達すると、ニーナが目を覚ますと、ニーナは震え
涙を流しながら立ち、目を見開いて怯えた。
「もういやだ! もうやめて! お願いします!
助けて! いやぁぁ!」
ニーナが叫んでると、部屋の中にボルとルージが
入ってきた。ルージはガラス越しから見ると、自分
が捕まえた狐娘が入っていた。
「こいつじゃない! こいつを買った黒いローブを
連れてこいと言ったんだよ! お金を投げられた仕
返しに、この小さい箱で反省するまで、拘束するつ
もりだったのに! しかも、狐娘が入っているこれ
は俺が試そうと思っていた新品の物なんだぞ!」
ルージは怒りながら、機械を止める方法を探す。
ボルがルージに、ごめん……そうとは知らずに勝手
なことをした。と言うとルージが、俺に謝るなこの
子に謝れ! と返した。
ニーナの服の外にある四肢と顔が赤くなっている
ことに気付いたルージは、水槽の蓋を開け中の液体
をペロッと舐めた。
「これ酒じゃねぇか! 美容液をいれろって説明書
に書いてあっただろ!」
水槽を叩きながら、怒り狂うルージ。それを、ボ
ルは呆然と見ていることしかできなかった。
「おい! ボル、早く手伝え! そうしないと死ん
じまう」
ルージはボルに、手伝うよう求めた。ニーナは、
助けて! もう押さないで! と助かりたくて必死
に体を動かし叫ぶ。しかし、手は強く拘束されてい
て、動かすことはできない。が、足はボタンを押せ
るぐらいまでなら動かせた。
「狐娘安心しろ! 早く両足を真ん中の丸い部分に
同時に乗せるんだ!」
ルージが脱出方法を教えると、ニーナは下を見て
丸い円にフラフラした状態で乗る。すると、丸の部
分が下に潜り、排水溝が出現した。中の液体が全て
吸い込まれる。
ニーナは喜び、ありがとう。と言って感謝する。
ボルはホッとした。だが、ルージは青ざめていた。
これ取れないよ! ニーナは手を揺らしながら枷を
見せつける。
ボルが狐娘! と叫ぶと、ニーナが私の名前はニ
ーナだよ!と返す。ルージに名前を呼ばせたいのか
最後の気力を振り絞り、自分の名前を名乗った。
「ニーナ! お前片方しか踏まなかったな?」
ボルの言葉にニーナが、えっ? と疑問に思うと
上の吐水口から細い糸が出てきた。細い糸は筒状で
柔らかい材質、ホース見たいなものだ。ニーナは口
を開けて上を見ると、後ろの壁から口枷が出た。そ
して、ニーナの口を開いた状態で固定する。何が起
こったのかわからない事でニーナは怯え、まだ終わ
ってないと理解できた。口の中に細い糸が入り食道
まで到達するとホースが広がり、食道にくっ付く。
気管に入らないための機能だ。
おぇ! ニーナが苦しみに耐えると、水槽に残っ
たものが全てホースから流れ込む。徐々にニーナの
体は膨らんでいき、体から貫通すると、下の穴から
流れ落ちる。ボルは自分のしたことを後悔した。ニ
ーナの哀れな姿をみて、膝と手を地面にくっつけ、
俺が間違わなければ……と頭を下げた。
水槽が空になるとホースは上に戻っていく。ニー
ナは白目を向き、体に力はなく、意識もなかった。
ニーナの足枷は外れ、手枷に体が引っ張られ、宙に
浮き、壁に張り付く、そしてレーザーがニーナの体
をスキャンすると、さっきと同じ棒が同じところか
ら出てくる。その棒が、ニーナの膨らんだお腹をめ
がけて強く押す。ニーナの体は大きくブルブルと震
え、口から液体を吐き出し、下からも液体が出てき
た。強い衝撃でニーナは意識を少しだけ取り戻すと
お腹が元通りになり、徐々に手枷とニーナの体が同
時に下りてくる。そして、足枷がはめられた。
(終わったのかな? 目が見えない死ぬのかな……
契約しておけば良かった)
ニーナの意識はなくなり、足が地面につくと、枷
がすべて外され、ニーナは倒れこむ。ガラスの扉が
開き、大丈夫か? ニーナ! と声を出しながら、
ルージが駆け寄る。
瞳孔が開いた状態で失神しているニーナの体を、
揺らすが反応がない。ルージはボルに医者を呼ぶよ
う命令する。命令をしたルージは息を切らしながら
ニーナを3階にある自分の部屋に運び。ボルは急ぎ
医者を呼びに行った。
ルージがニーナをベッドに寝かす。
「すまない、俺は露店をほったらかしてきたから、
そろそろ戻らないといけないんだ」
ニーナには聞こえていないことを知りつつ謝り説
明すると、ルージは部屋を出た。
ニーナがボルに連れ去られてすぐの事、クロはア
イスを買い、戻った時には、ニーナがいなくなって
いた。それに驚いたクロは、いろいろな店に聞き込
みをしている。
「ニーナ知らない?」
街中に、クロの声が響き渡ると、後で首輪着けな
いとだめかな? と思いニヤける。すると、目撃し
ていた人がクロに声をかけた。
見た感じが犬のケモ耳をした女の獣人で、身長は
140cm、服装は穴があいてるボロボロの布切れ
1枚。
「あなた勇者でしょ? 教えたら私に美味しいもの
食べさせて欲しい!それと生活するための家を用意
して?」
そう言って取引を持ち掛けた。クロはわかったと
頷き獣娘がクロに手招きをすると、ルージの家まで
誘導する。
「あそこの家に入ったのをみたよ」
獣娘が指を指すと、クロが口を開ける。
「ありがとう後でお礼するから待ってて!」
クロが獣娘に洋服屋で貰った首輪を着けてルージ
の家の扉を殴って破壊し、突撃する。ルージの家が
1階、2階と壊されていき、3階の扉を壊し中に入
る。そこには、ニーナが眠っていた。クロはニーナ
を抱えて、ルージの家を出る。
「君! ニーナを持っていて」
獣娘はクロの命令に逆らえず、ニーナを持った。