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新たな力

ついに・・・

相変わらず うんうん言いながら引っ張られて来たのは 森の奥にある大きな木の目の前だった。


石碑が建っている。俺は何かに引きつけれれるように その石碑の前に立つ。


瞬間 ?! 意識がなくなった。 次に目覚めた俺の前には 髭を蓄えたいかついおっさん。


”選ばれしものよ よく来た 私は、はじまりの神 クロノス この試練を超え新たな力を受け継ぐ事を期待する”


その声が聞こえた後 俺は光に包まれたんだ。 初めは心地よいまるで母の胎内に居るかのような


安らぎだったんだが・・・次の瞬間から 身体が引きちぎられるような感覚が。


もうやめてくれ! 痛い! 誰か!と叫び 気が狂う程の痛みが治まるのを待つ。


もう何度意識を失っただろう。意識が戻ると同時にまた凄まじい痛みが身体を襲う。


ずっとこの繰り返しだ。次第に俺の意識は この世界に召喚されたころを思い出す。


商人や冒険者に出会い街に行き 冒険者になり あれよあれよと言う間に 魔物を沢山倒して 


王国の王に呼ばれ 領主になり。街を治めた。それからも魔物の軍勢や邪神教絡みの事件に巻き込まれ


・・・ そうだ 今の俺の大切な人たちに出会ったんだ。母の病気の為に頑張っていたデニス。

襲われていたところを偶然助けた オリヴィエ。エルフの里にも行ったな。 その後、魔国で骨っ子・・


いやレインと出会った。シルフィ-やサタン この頃に 精霊たちも順番に現れたんだったな。


エアリアル、ウンディーネ、サラマンドラ、ノ-ㇺ。あの頃は忙しいながらも楽しかった。


そして マリアに出会い 竜王たちにも喧嘩売られたなぁ・・ バハム-ト、ヴァヴェル、リヴァイアサン、ヨルムンガンド。 それで魔王になったんだっけ。 


がんばって国を治めて 戦争もあったなぁ。リンドヴルムに会ったのもそのあたりだったか・・・・


その後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


延々 これまでの 記憶が頭を巡っていった。 幸せだったなぁ。俺の人生も捨てたもんじゃなかった。


いい嫁さんや愛くるしい精霊たち。いつも俺を守ってくれる神獣コンビ。頼りになる 竜王。 勇者2人は無事に日本へ帰れるだろうか?・・・・・・・・・・・・・・ん? 帰る? 何処に? 


俺は今何を しているんだろう。 此処に居る場合じゃないじゃないか!


そう思った時 遠くに光が見えたんだ。夢中でその光に向かって走った。 行けども行けども


中々 たどり着けない。 でもあきらめない。負けたらだめだ。負けたら。


そうしているうちにいつの間にか 光の前までたどり着いていたんだ。


その光に触れた瞬間 俺の意識は 元居た場所へ戻っていた。


”よくぞ試練を乗り越えた!選ばれしものよ。そなたに新たな力が渡った。その力を持って クトニウスの野望を打ち砕くことを願う”


その言葉のあと 気が付いたら 石碑の前に立っていた。いったい今のは何だったんだろう。


ぼけ-っとしている俺に みんなが急いで寄ってきた。


「一体何があったの?急に光に包まれたと思ったら 居なくなって・・」


どうやら 俺自身もあの空間に飛ばされていたようだ。だが 身体が軽い。ずっと感じていた重い感覚もなくなっている。夢かと思ったがそうではないらしい。


あたりを見回すとすっかり日が陰っている。ミュ-が自分の家に案内してくれたので そこで夕食をとり


今日はここで一泊することになった。船まで戻っても良かったんだが ミュ-がぐずったのでやめておいた。


夕食が終わり 木でできたベット?に横になる。すると ああこの感覚は・・


~白い部屋~


「シゲルよ どうやら泉は見つかったようじゃの」


「神様 お久しぶりです。泉?見つけてないですよ。ただ、クロノス様にはお会いしました」


「お主の会った場所が泉じゃよ。精神の湖といってな。探しても見つからないのじゃ」


「あれがそうなんですか。なんか試練って言われまして 随分長い間あの空間に居たような気がします」


「それはそうじゃ。お主は 100年はあの空間に居たはずじゃ。魂が成長しておる。」


「100年って 目が覚めたら 元いた場所でしたよ。」


「あの空間は特殊なんじゃ。外の時間はほとんど進んでおらん」


「そうか 何か納得です。ただ俺は すべてを忘れて楽になりたいって思ったんですよ。その時 何かを忘れていることに気が付いて 帰らなきゃ いけないって思って・・」


「そう お主は試されたのじゃ。何事にも負けない強い精神の持ち主でなければ あの試練は越えられはしまい」


「でおれは試練を超えたんですね」


「そうじゃ。もうお主の身体は 以前とはまるっきり違う。邪気や怨念など跳ね返すじゃろう。ワシがいじった時よりももっと強力になっておる。もはや神に等しい」


「いやいや 人間辞めたくないですから!!!!」


「あいかわらず 強情じゃのぉ まぁよい。これで憂いは無くなった。シゲルよ この世界を頼む」


「どこまでできるかわかりませんが 頑張ります」


目が覚め 俺の大事な人たちに 何があったのかを話した。皆 涙ながらに喜んでくれた。


俺も みんなに出会えて良かったよ。会わせてくれてありがとうございます。神様。

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