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ケモ耳天国は存在した。そして謎のテンプレはちょいちょい発動するらしい。

ありがちなや-つ

~獣王国王城~


「そなたらが 隣の大陸から来たと言われる者どもかにゃ?」


「お初にお目にかかる。私は プロミネンス大陸のアレフガルド王国 国王シゲル・アレフガルドだ。


後ろにいるのは 私の妻の レイン、マリア、オリヴィエ、デニスだ。」


「ほほう、王族であったのかにゃ。 我がこの獣王国 国王 ウルルカ・ガ-ランドにゃ!」


・・・・・・そろそろ突っ込んでもいいんだろうか? にゃ? 確かに猫?なのか? 


「獣王よ 失礼だが そなたは その・・猫?の獣人で間違いないだろうか?」


「ガぁあああ!! 無礼者にゃ!我は 虎だにゃ!! 猫などと一緒にするでにゃいわ!!」


ど、どうしよう・・まったく怖くないww 虎なのに語尾がにゃってwww


「すまない! 何分 獣人と接することがあまりなくてな。私の嫁も獣人だが、それでもあまり数はおおくないのだ」


「そうなのきゃ? まぁ それなら仕方にゃいにゃ。素直に謝るのは良いことにゃ」


ほっ 結構 ちょろ・・・ ゲフンゲフン。 


”ちょっとぉ- いいかげんに紹介しなさいよぉ-!!”


突然 響く声・・・・


ボンっ ボンッ ボンッ


「じゃあ---ん♪ 呼ばれないから出てきたわよっ!!」


そう ややこしくなりそうだから 精霊ズは 隠れてもらってたんだが、辛抱できなかったようだ。


精霊に我慢とか無理だったか・・・・・。


「にゃ!にゃにぃいい!! こちらの方々は 大精霊ではないのかにゃ!!」


と広間の獣人達が 一斉に跪く。 うん。この光景はよく見るやつだ。


ドヤ顔で立ち並ぶ 6人の幼女・・もとい 精霊ズ。とりあえず 頭 叩いといた。なんとなくw


「はいはい。こうなるから 隠れてくれって言ったのに。まったくもう。獣人の方々も一旦 頭を上げてください。これでは 話もできないですから。」


「う、う-む。ここは失礼して 頭をあげさせてもらうにゃ!」


ここで 俺が精霊の契約者であることを説明した。それだけでも充分驚かれたが、さらに6人すべてが大精霊だという事実にドン引きされているナウww


しかしここからは 話はスム-ズに進む。精霊が側にいるだけで この国では信用に値する。大切な客人

という事になった。絶対来るだろうと思っていた獣王との対決は回避されてしまった。ちっ 脳筋イベントは無かったか。


しばらく王城に滞在さててもらえる事になった俺達には 専属のメイドさんもついた。


今度は猫の獣人アリスと犬の獣人フェイの二人のメイドさんだ。 なんでも言いつけてくれって言われたから 念願のモフモフタイムはすでに済ませている。当然 言った瞬間またもドン引きされたが そんなものはご褒美だwww 俺のモフモフ愛を阻むものなどないのだよ? デニスは人前ではさせてくれないし(遠い目


滞在中は とっても平和で、街中も自由に見て回れた。普通の喫茶店がケモ耳カフェなんだぜ?

ここは天国かっ!!とか叫んでたら 嫁たちにはたかれた。解せぬ。

この国の人達は人種関係なく接してくるし 人懐っこいんだ。とても過ごしやすい。ただ、獣人特有なのか魔力の操作が不得手のようで魔道具の普及率も高くない。これは商売チャンスかな?


食事に関しては 概ね肉食が多いが もちろん草食系獣人も居るので 実はバランスのいい食事をとることができる。それと朝から採れたてのミルクも飲めるんだぜ?採る姿は想像したらアカンよ?w

もうこの大陸 ここの国だけでいいんじゃないだろうか?と本気で考えていたんだがそおいう訳にもいかないのが 非常に残念だ。


街中には、獣人以外に 他の国の商人と思わしき人間もちらほら散見される。改めて過ごしやすい国なんだなと実感するところだ。商人に声をかけ 他の国の情報収集を行ったところ・・・・


まず 隣のクリザイヤ魔皇国についてなんだが、いわゆる魔王っていう悪いイメ-ジはなく。代々世襲制の王族だそうだ。 強い奴が王とかいう脳筋イメ-ジを瞬殺されたww 魔物ももちろんいるが 見分け方は単純にしゃべれるかどうか?というアバウトな考え方なんだそうだ。 でもそれって 寡黙な魔族だったらどうすんのよ?という根本的な問題が発生しているんだが・・・まぁ今は置いておこう。


で入国に関してはどの国でも当たり前だが、身分証明は必要らしいので獣王に相談して出してもらおうと思う。獣王なら「任せるのにゃ!」とか言いながら作ってくれるだろ?w


一番 めんどくさい国は、クルセイド帝国らしい。この国こそ脳筋を地で行く国だそうだ。王位も王位継承資格者がバトルロイヤルで決めるらしいし、年に数回 闘技大会も開催している超の付く脳筋国家だと。今日出会った商人からはこの辺の情報ぐらいしか聞けなかった。まぁ後は移動しながら集めていけばいいかな。


という訳で王城に帰り、獣王に身分証明代わりになるものを発行してもらう事にした。


「任せるのにゃ!獣王国の客人ってわかる通行札を渡すにゃ!これを見せたらそれなりの対応をするはずにゃ」


と期待を裏切らない対応をする獣王。思わずケモ耳モフモフしてしまった・・・ 


「にゃ!にゃにを突然////」真っ赤になって照れる獣王。 ジト目を突き刺す嫁たち・・・


あ・・・これはアカンやつ? デニスから耳打ち・・”耳は普通家族や特別な人にしか触らせません”


これは アカンよね?デニスぅ そんなん教えてもらってないよね? ねっ?


「せ、責任とってもらうにゃ!!」 え? 責任って?


大臣さんが耳打ちしにきた。「王はあんな性格なもので これまで男性とはそのような経験がないのです。照れ隠しに殴ってしまわれたりするので。ここは良しなに」


良しなにっていわれましても? コソコソと嫁たちが話をしていると思ったら 獣王の所へ行きガ-ルズト-クが始まった。ときおり獣王がクニクニしたり赤面したりしてます。しばらくして・・・


アインから「シゲル。とりあえず話は着いたから。アナタ あの子嫁にしなさい。これは決定事項よ!」


「はぁ?! いきなりすぎるだろっ! だいたいそんな事勝手に決められるわけないだろ?」


うん 突然のテンプレだよね?これ。ちょいちょいぶっこまれるテンプレ・・・


「ガ-ランド獣王国 ウルルカ・ガ-ランドの名において宣言するにゃ。アレフガルド王国 国王シゲル・アレフガルドと婚約しますにゃ!」


「「「おぉ!!これはめでたい!」」」 とまわりの獣人達・・・ 


え? そんなんでいいの? で? やっぱり俺の意見は聞かれないんですね?・・・


という訳で 嫁が一人増えるらしいですよ?





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