おっさんが普通を求めるのは間違っているのだろうか?
フラグを効率よく避けたい 今日この頃・・・
神との邂逅があった翌日。街を散策中 一人の商人に出会った。
「あなたが 噂のリッツ卿でございますね?私 ハックルベリーと申します。 お会いできて光栄です。」
「噂ってろくでもない噂だろ?」
「いえいえ とんでも御座いません。数々の新しい商品開発と 魔物の撃退なんか
いまや吟遊詩人も唄っておりますよ」
「俺が あったらいいなを形にしただけだよ。で世辞を言うために声かけたんじゃないだろ?」
「ええ 是非とも私共にも リッツ領の商品をおまかせ頂きたいのです。リッカルド商会が主に品物を
任せられているのは わかっておりますが、リッカルド商会には 共和国や帝国と繋がるラインが
ないと把握しております。できれば その橋渡しをお任せ頂ければと。」
ふむ。確かに国内の流通でていっぱいって言うのが 今の現状だ。ならば。
「うん 前向きに検討させてもらおう。連絡はリッカルド商会を通じてさせてもらう。」
「はい 是非 良いお返事を頂きますよう よろしくお願いします!」
吟遊詩人とかやめて欲しい。できれば目立ちたくないんだよ。確かに自重も忘れるし
力で解決もした。でもただの社畜だったんだよ? 普通が遠いよ・・・・
普通が難しいとか何を間違ったんだろうか?
で、翌日 リッツ領に向けて出発。 飛んで帰るのは 姫と聖女に反対されたから 断念した。
デニスは とっても嬉しそうにしっぽブンブン丸だったけどね。
今度 空を一緒に飛ぶ約束をして納得してもらった。
王都に寄ったんだが、もうオリヴィエ姫は 帰る気無いようだ。
遠回しに聞いてみたんだが とっても悲しそうな顔をされたので あきらめた。
おっさん 打たれ弱いんだよ? 女子の涙とかハ-ドル高いっす!!
そんなこんなで リッツ領到着。 何だかんだで 一ヶ月近く領地を離れていたが、
めっちゃくちゃ人の流れが多くなっててビビったw
リッツ領館に帰ってくると スティ-ブが勢い込んでやって来た。
「お疲れさまでした。領内 各街単位で 人口が増大しております。それにより 税収も増大し
雇用も増えております。」
「ご苦労様。スティ-ブのおかげで 安心して領を空けることができる。いつもありがとう。」
「もったいないお言葉です。これからも精進致します」
その後は 溜まりまくっていた書類をやっつけ 屋敷へかえる。
食堂が賑やかだ。随分人数も増えたしそれもそうかっとほっこりしてたんだが・・・・
なんか見慣れない女子が居るよ?だれ?
「「「お館様。お帰りなさいませ。」」」
「ああ ただいま。でそこの人は?」
「貴方が魔王を連れ出した人ね?」
「いや 連れ出した覚えはない。魔王がやって来たんだが?」
「ほんとよ シャナク。シゲルといると面白いのよ」
「魔王様。そんな事では困ります。そうでなくても 魔王様を甘く見ている勢力もあるのです。
今日こそは 魔国に帰って頂きます!」
「え- 無理!! てか やだっ!」
おいおい子供かよ・・・・ 見た目は幼女だかロリばば・・
はっ!殺気が・・・ こわいよ- ww
「いえ ただ帰って頂きたい訳ではないのです。邪神がらみの魔族に動きがあったと
報告が入っているのですよ」
「それを早く言いなさいよ!! シゲル 帰るわよ!」
「帰るって 俺ん家 ここなんだが・・・・」
はぁ↓ 結局 こうなるんだよね。 おっさんが普通を 求めるのは 間違っているのだろうか?
とタイトル回収したところで 魔国に向かう為 同行メンバ-確認。
結果、全員で一旦エルフの里に行って 聖女と姫はそこで待機。
武力を必要とする状況になると二人は無理だからね。
俺が守ればいいんだが物事に絶対はないからさ。
予定も決まったから魔国に向かいますか!
 




