聖都騒乱
仰々しいタイトルだなぁ
アレから 2人に情報収集させてるんだが、
よっぽど 大司教に嫌われたようで、毎夜のように 襲撃されるんだが。困ったもんだよ。まぁ暇つぶしには、良いけど?
邪神教徒は 巧妙に動きを隠してるようで
なかなか尻尾は 見せない。大丈夫かな?
なんて 若干だれてきた頃....
ドォーーーン!! ドォーーーン!!
?!! なんだ? 窓から外を見ると 都の至る所から モクモクと煙が上がっている。
都中で 爆発が起こっているようだ。
「みんな! とりあえず出るぞ! ここも安全かどうか分からん!」
「「「 了解です! 」」」
その頃 大聖堂 〜
「一体何が起こっているの? 」
「マリア様 都にある教会や 施設から爆発が起こっているようです。マリア様も騒ぎが収まるまで安全な場所に移動して下さい!」
「何を言ってるの?都民が不安な時に 私が声をかけないと!」
その頃 教皇の間〜
「一体どういう事だ?」
「教皇様、どうやら 邪教徒共が 騒ぎを起こしているようです」
「おお 大司教か。早く事態を収拾せねばならぬ。聖騎士を派遣し対応をよろしく頼む!」
「あはは その必要は ないのです。教皇様。貴方には退場して頂きます。」
「何?どういう事だ!大司教!」
「邪神様こそが信仰する神! 教皇が倒れればこの国も傾くであろう」
「聖騎士団は、居らぬのか! この反逆人を捕らえよ!」
「無駄ですよ、念密に計画は練っております故、おいっ教皇は丁重に 牢に入れておけ!」
と エアリアルから 報告あり。あちゃー
国の中枢まで 入り込まれてんじゃん。
騒ぎの中心は、あのクソ豚くんか!
とりあえず 聖女様は 保護しないとあかんかな?
さて 聖女様は 何処だ?.....
ん? あぁ 大聖堂かと思ったら 教会の方か。多分 都民に声かけに行ったんだろうなぁ。真面目そうだしな。
「 マリア様!大丈夫ですか?」
「使徒様! 私は大丈夫です。聖騎士の護衛もついて居りますし。」
その聖騎士は大丈夫かな?ちょっと試してみよう。
「マリア様 なんかクソ邪教徒共が 悪さしているようですよ。大司教もその一味どか」
「大司教が!? 本当ですか?そのお話!
でも使徒様の言う事ですし」オロオロ
「惑わされてはなりませぬ。大司教様こそが 教皇にふさわしい。あの方であれば
うんぬん かんぬん」
ダメだこりゃ。聖騎士汚染されてんじゃん。マリア様には、悪いが 一旦 聖騎士には眠ってもらう。
ドンドン
「使徒様 何をされるのですか?!」
「マリア様 申し訳ない。先ほど 聖騎士達を試したのですが、どうも洗脳的な事をされていたようなので 眠ってもらいました。」
「そうなのですか↓ 確かにあの方は 高圧的な方ではありますが、まさか...」
「俺の契約している 4大精霊の一柱 エアリアルからの報告ですから間違いございません」
さて 聖女様も連れて行かないとダメだな。ここは、手分けして 騒動の鎮圧するか。
「シルフィー、サタン、エアリアルは今爆発など起きている場所に飛んでもらって邪教徒を鎮圧してくれ。各個撃破だ!」
「「「まかされたよっ!のじゃ!」」」
「デニスは、マリア様の護衛を頼む。このまま教皇の元に行く!」
「わかりました。付いて行きます」
このまま 乗りこむよ。さっさと終わらせて帰る!
教皇の間〜
「よう!大司教様だっけ?そこで何してんだよ?」
「お主は 何故生きておる。処分するように指示したはずだが!」
「怖っ!物騒な指示出してんじゃねぇよ!?」
「大司教、コレはどおいう事ですの!」
「おやおや コレは聖女様ではないですか
丁度 お迎えの準備をしていたのですよ
邪神様に その命捧げて下さいね?」
「な、何を?どおいう意味ですの?聖騎士達は....」
「マリア様。もう 何を言っても無駄なようですよ。デニスは、マリア様の護衛だけでいい」
さて 騎士達は、うん。洗脳されてるっぽいからな。
トン トン トン っと首トンで眠らせていく
サクッとね。
「なんなんだお前は! 」
は?大司教の様子がおかしい。いきなり唸り声をあげ始めた。
「ぐ、グアアあああ!!!」
ああ そういうやつか。へーんシーン!
魔族?いやどっちかいうとオークっぽい
「どうだ この姿は 私こそ この国を統べるに相応しい!」
「いや 無理だろ? 」
「やかましい! 死ねっ!」
まずは、打ち込み受けて.....
スパッ サクッ ......
ああ またか 剣ごと首まで スパッと。
うん。終わった。なんか ごめん。
「う、ゴホンっ と、とりあえず 終わったようだ。教皇は、何処やろか?」
「偉い人 出してきたよ!!」
おぉ エアリアル グッジョブ!
「教皇様 ご無事でございますか?」
「貴方がこの騒乱を収めて頂いたので?」
「まぁ 乗りかかった舟と申しますか、火の粉を払ったと言いますか」
「何にせよ 感謝を。神は我々をお見捨てにはなりませんでした」
まぁ ある意味そうだけど。
「邪教徒が、国の中枢まで入り込んでいたようだ。あらかた 掃除はできてると
思いますが、この後の対応はお願いしますね。」
ここで 都の対応を任せた シルフィー、サタン、エアリアルが帰ってきた。
「それと...」
シルフィー、サタン、エアリアルに本来の姿をさらさせる。
「な、なんと、その姿は?!」
「教皇には、見せておきます。これ以上 うちの仲間を 馬鹿にされるのも腹が立ちますから」
「申し訳ありません。神の眷属と大精霊の方々とは知らず」
「わかってもらえれば 良いです」
「では、後の事は、頼みます。これ以上は、他国の人間が口を挟む問題じゃない」
「わかりました。このお礼は、後日に」
とりあえず 終わったさ。まさか 人間が魔物に変化するとは。またこのあたりの話も神さまに聞かないとな。
とにかく疲れたし 帰ろうか!




