教会とのお話
実は 避けてたんだよ 教会絡み
あれからスターク領で 特産品の相互販売などの商談も 上手くいき 当初の予定通り
の日程で リッツに帰ってきた。当然
魚介類は 大量に買い付けた。今回 スタークに向かった馬車には、冷蔵庫、冷凍庫を標準装備なのだ!!
とまぁ もっと スタークで遊ぼうかと思ってたんだが 教会絡みの話聞いたしな。
今まで 出来るだけ 教会との 繋がりは少なくしてきた。孤児院の時は仕方ないからさ。避けてきた 理由は まぁ色々あって
まず、治癒魔法使える事。この世界、神官が神の奇跡?として治癒魔法が使えるっていうのが教会の言い分らしいし。俺が使えたら 説明ややこしいんだよ。
その次に ほら シルフィー、サタン って神獣だろ。 バレたら面倒。
まぁ エアリアルは獣人とか居たら 同じ神扱いになるらしい。精霊信仰だもん。 デニスが初めてエアリアル見たとき 土下座だったもん。即。 信仰って怖いなって思ったよほんと。
最後の理由は、 あの神さまだろ? 教会で聖女とかに お告げとか 出されたら 絶対巻き込まれるじゃん? 絶対に。大事だから2回言った!
嫌だけど ほんと嫌だけど 教会に行った。
リッツの街の教会を管理しているのは、
シールズ教のクリスタ主任司祭。ローレンス助任司祭の2名の女性が管理者だ。
「失礼します。シゲル・リッツですが、少しお時間を頂きたいのですが」
「まあまあ リッツ卿 本日は何用でございましょう。洗礼ですか? 」
「いえ、特定の宗教に入信するつもりはないのです。もちろんシールズ教徒の方も尊重致しますし、精霊教徒の方も同じですが。」
「いつも沢山のお布施も頂いておりますから 信用していますよ。リッツ卿の事は」
「ははは クリスタ司祭は現実的ですね。今日はね、 邪神を信仰するものについて教会で情報が無いかと思いまして」
「リッツ卿 その話題は ここではちょっと。奥に参りましょう」
.....奥の部屋に移動して
「まず 教会では、 邪神を信仰する者の事を邪教徒と呼んでいます。彼らは かなり古くから存在し、戦争や紛争の裏側には
必ず彼らが暗躍したと言われております
そのため 教会では 彼らを聖敵と認定し邪教徒は、見かけ次第 討伐対象になっています。」
「討伐と言いますと、教皇国から 派遣されるのでしょうか?」
「はい 教皇直轄の聖騎士団がございますので。」
ふーん。ただの宗教国家ではないんだな。 戦い慣れてるなら 俺が心配しすぎる事もないのかも。
お礼を言い 少しばかりのお布施を行い
領館へ帰った。書類を処理しながら 最近 よく送られてくるお見合いの手紙にお断りの返信を書いていく。
結婚はしたいんだよ。一夫多妻だから ハーレムも良いんだけど まだやる事あるからね。家族が狙われたり嫌だし。あと顔も知らない相手は結婚できない。
あれ これって 教皇国の印じゃないか?
ふむ。え? これ 大司教から招待状やん。
教会に貢献して 孤児院開設にも尽力って
確かにしたけどさ。 こう都合よく 招待となると フラグじゃん?これ。
普通 このタイミングで招待状こないよ?
神さま!なんかしただろアンタ!
でもなぁ なんかあったら 目覚め悪くなるしな。 はぁ↓ 自分の性格が嫌になる...
仕方ない ご招待受けますか。




