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悪い奴は 駆逐する

許さないよ?

見つけた! コイツだな。

まずは 鑑定


イシュタルト 500歳 上級魔族 LV300

筋力:10000

体力:10000

耐性:8000

早さ:12000

魔力:15000


火炎魔法 LV10


火に耐性ありそうな奴だな。


「おい!今回の襲撃はお前が原因か?」


「誰かと思えば 劣等種が何用か?」


「御託はいい。何の目的でこんな事をする?」


「知れたことよ。貴様ら劣等種を殺し

邪神様に恐怖の魂を捧げて 魔人を復活させるのだ」


神さまの予想通りか。やはりコイツはダメだ。


「魔王は 人間種と敵対してないと聞いているが?」


「ふん。あんな腑抜けなど どうでも良い。魔人を復活させ この世界を我々魔族が手にするのだ!」


「悪いがそんな事は させるつもりはない。お前の悪巧みはここまでだ」


「片腹痛いわ。劣等種の戯言など聞くに値せん。さぁ 死ね!」


おっと あぶねーなぁ。しかもなかなか早い。


「ちょこまかと鬱陶しい。早く死ね!」


「死ね死ねとうるさいな。ICE・Requiem!氷の中で苦しんで逝け」


氷の最上位魔法だ。確実に仕留める。


「何だ この魔法は?何故私が人間などに! ぎゃあー!」


相手を下に見て 油断してたからな。

これで死者への追悼になれば良いが。


残った魔物を処理し 念のため 森林から街へ向かう通りに外壁を作っていく。他領だが、これぐらいはしないと気がすまない。


一部の魔物は北側のルグラン伯爵領に向かったようだが。数はさほど居ないし大丈夫だろう。街に戻り犠牲者を集めていくが、うん。状態がひどい。ご家族には申し訳ないが、火で弔わせてもらう。


何人か無事だった人間とアルス卿の娘を連れて リッツへ帰る事にした。

この後どうするかは 王様に判断を仰ごう。これで終わりなら良いが。他にまだ

奴らの仲間がいると同じような被害が考えられるしな。


リッツ領内〜


しかしどうしたものか?。避難民約1500人。住める場所は街中は無理だから 街道沿いに 頑丈な外壁を作って 仮設住宅を建設中だ。幸い食料は 備蓄があるし セルフからも回しているが...。


アルス卿の娘 ソフィアは 俺の屋敷で面倒を見ている。まだ1人にしたらね。


あぁそうだ 避難民に シルフィーとサタンがまるで神のように信仰されてた。

小さくなってるから 気づかれてないが。


考える事が多いなぁと頭を抱えていると


コンコン


「失礼します。王都から伝令です」


やっとか。さてさて。王都へ行かないと。



〜王城 謁見の間〜


ルグラン伯爵も呼ばれてた。謁見前に挨拶は済ませてある。


「面を上げよ」


「さて リッツ卿 此度も大変な活躍だったな。アルス卿は残念だったが。」


「いえ、親交のあるアルス卿の領地でありましたので。出来る事を」


「何 貴公はそれだけの事をしたのだ それ以上は誰も求められまい」


「さて、今日 ルグラン卿、リッツ卿を呼んだのは 他でもない。アルス領をどうするか?なのだがな。我としてはどちらかが 併合するとなっても領地が大きくなりすぎて 他の貴族から反発が起きる。そこで半分づつ 治めてはもらえぬか?」


「王よ。私もそれで良いと思います。ルグラン領もそれにより発展出来ます様に力を尽くす所存です。」


「私も ルグラン卿、他の貴族の方より反発がなければ そのお考えに従います」


流石に 丸ごと受け継いだら 領地が広すぎて管理できないわ。しかし半分となると 街を一度更地にする必要があるな。ほぼ壊滅的な被害だったから 新たに建物も必要だ。


「あいわかった。両名の同意により

アルス領は、ルグラン卿、リッツ卿 にそれぞれ併合する事とする」



王城会議室〜


「街は更地に。リッツの避難民はそのまま リッツ領民だ。」


「わかりました。とりあえず領地に帰って 今後の方針は決めます。」


その後 ルグラン伯爵と話を煮詰めて


リッツへ帰る。さぁこれからが大変だ。避難民にも説明しないとな。

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