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第五章

Ⅰ.


 ぽつり、と頬に水滴が当たる。

 どうやら遂に降り始めたらしい。

 通りに出店を出していた人々は商品をひっ掴み、慌ただしく走る。

 やぁ!という掛け声と共に馬車が泥を蹴飛ばした。

 雨足はすぐに強まりサァサァと白いレースのカーテンが、街全体を覆った。


 天を厚く覆った雨雲は黒煙のように黒々としていて、陰鬱な街をいっそう陰鬱に彩っている。

 そのような天気の中でも、緑嶺館グリーンハウスは外観の壮麗さを失わなかった。

 白い下着ビスチェのように滑らかな二柱のギリシア風玄関。

 遠目から見える鉄骨と硝子で出来た緑の温室。

 ゴロゴロと遠くで鳴る低い雷鳴に合わせて重々しい玄関扉が開いた。


「ロンドン警視庁のバグショーと言う者だ」


 帽子やコートから雨粒が伝って流れ落ちる。

 老齢の執事は言葉を発しないまま軽く目礼をした。


「そちらで雇っている御者についてなのだが」

「旦那様がお待ちです」


 そう言って、執事はドアを大きく開け放った。

 真紅の玄関ホールと橙色のシャンデリア。

 窓の向こうでは黒い老木が枝を大きくしならせている。

 ぞろぞろと入り込む来客を、執事は恨みがましい目で見つめていた。


「ようこそ、バグショー警部、御客人。おぉ、貴方が探偵さんですかな?」


 緑嶺館グリーンハウスの主、ウェントウッド卿は満面の笑みと共に来客を迎え入れた。

 つやつやとした赤銅色の顔色と油で撫でつけられた黒い癖毛。

 既に老齢にさしかかっている歳にも関わらず、生気に満ちている。

 

「御者のジェイムズの話は聞いたよ。可哀想な事だ。遺族には私からも手当を出そう」


 通された応接間で熱い紅茶を飲みながら、ウェントウッド卿はでっぷりとした腹の上で指を組んだ。

 体重を乗せられた新緑の椅子は、巨体を支えるに十分な頑強さを誇示している。

 ソファに座ったバグショーとレイヴン。

 その背後ではジャクリーンが番犬のように控えていた。

 壁際には命令を待つ家令達が静かに佇んでいる。

 雨は強くなっていた。


「彼の操っていた黒い馬車に心当たりはありますか」

「勿論あるとも。あれは私の私物だ」


 ウェントウッド卿はあっさりと認めた。


「私の趣味はご存じかな。園芸だ。特に珍しい花や果物の苗を育てる事が私の喜びなのだよ。植物は非常に繊細だ。ゆえに光を遮る馬車を発注し、種苗の持ち運びをしている」 

「ほう! 園芸ですか!」


 レイヴンが声を弾ませた。


「実は私も興味がありましてね。一体、どのような研究を?」

「今はメロンの品種改良ですな。甘みのあるメロンを、もう少しで生み出せそうなのです。ですが特徴はそれだけではない」


 ウェントウッド卿は得意げに鼻をふくらませた。


「そのメロンからは麝香ムスクの香りがするのです」

麝香ムスクと云うと、あの?」

「そう、仮に麝香メロン(マスクメロンとでも呼称しましょうかね。素晴らしいでしょう?」

「えぇ、まったくもって素晴らしい成果ですとも! 成功すれば素晴らしい富になるでしょうね」

「わははは! まだ世界中、誰も見たことがない特徴をもつメロンですからな! 実のところほぼ成功しておりましてね。成果した暁には、ぜひ探偵さんにもご賞味いただきたい」 

「はい。是非とも。良ければ、そのメロンを拝見したいのです」

「仕方ありませんな。あれは温室に保管してあるのです」

 

 よろしければ皆さんもどうぞ。

 その言葉と老執事に先導され、四人は連れ立って硝子張りの温室に向かう。

 じっとりとした湿度の中、バグショーは傍らのジャクリーンに目配せをし、彼女もまた頷きを返した。

 カンテラの炎がゆらりと軌跡を描く。

 いよいよ、雷の音が近づいてきた。


「こちらです」


 鍵のかけられた硝子の箱庭は、亜熱帯の植物で溢れていた。

 濃密な異国の香りと見た事もないような鮮やかな色の青葉。

 その先に置かれていたのは広い、象牙色アイボリーのテーブルだ。その上には何もなかった。

 黒い雨雲のように、ウェントウッド卿の健康的な顔色がどす黒く変化していく。

 

「旦那様」


 先導していた執事が、掲げていた蝋燭の灯りを動かした。

 ひゅうひゅうと吹き抜ける風が、温室の中に吹き込んでいる。

 割れた換気用の硝子窓を、ウェントウッド卿は呆けたように見つめた。


「クソ、あのガキめ! やってくれたな」


 じゃり、と割れたガラスの破片が靴底に潰される。


「アーノルド! 至急ウェンビーを呼び戻せ! 今すぐにだ!」

「旦那様」


 たしなめるように、再度老執事が口を開いた。


「此処には警察の方がいらっしゃいます」

「そうだ、そうだった!」


 ハッとしたようにウェントウッド卿がバグショーに近づいた。


「私の大切な苗が盗まれたんだ!」

「盗まれた、ですか」


 バグショーは淡々とした、陰鬱な顔のままだった。

 ついに雷鳴の間隔が短くなった。


「盗んだ相手に心当たりがあるとお見受けしましたが」

「心当たりなどない! しかし、あの苗は非常に貴重なもので……」

「それは、そうでしょうな」


 ぽつりとした呟きが聞こえた。

 それは小さな囁きに近かったが、低く、威厳のこもった声は温室内によく響き渡った。

 温室の入り口には雨に濡れた老人が立っていた。その背後には表情を消したダニエルが。

 老人の見目はいかにも教授然とした好々爺だったが、その瞳は燃えるような怒りに染まっている。

 かつかつと馬の頭を模った歩行杖をつき、もう片方の手には小さな鉢植えを抱えていた。


「お前! それは私の苗だぞ!」


 ウェントウッド卿は真っ赤にして唾を飛ばした。老人に近づこうとした歩みをバグショーが手で止める。


「あれはカーティージ君の苗だった!! 盗人はお前だろうが、この人殺しめ!」


 老人もまた白い肌を赤く染めていた。

 細くなった肩を怒らせ、歩を出そうとするのをジャクリーンが止めた。


「ご紹介します。此方はオックスフォード大学のエドワード博士。亡くなられたカーティージ教授の共同研究者で、植物画家ボタニカルアートで彼の研究を支えていたそうです」

「何の事だか分からんな。早く、この狂人をつまみだして、その、私の苗を返せ!!」

「では、貴方の苗を、お返しします」


 エドワード博士から鉢植えを受け取ると、レイヴンはウェントウッド卿へと押しつける。


「園芸家や研究者にとって、長年連れ添った作品は子供も同じ。ましてや世界に一つだけの苗ならば、それなりの特徴があって然るべき。ですよね?」

「もう盗人の真似は御免だからな」


 疲れた顔をしたダニエルが、レインコートの下からつる草の生えた鉢植えを取り出した。 


「エドワード博士のスケッチブックには、こちらの苗木の成長から結実までの様子が鮮明に描かれています。編み目がとても特徴的な、確かに世界で誰も見たことが無いような、美しい果実です。さて、どうして彼はスケッチできたのでしょう。ウェントウッド卿。この意味が、お分かりになりますか」





Ⅱ.


「号外号外! また探偵が暴いたよ! 貴族が家ぐるみで行った、身の毛もよだつ計画殺人事件!」

「アイボリー・ロードで死んだ御者は何と! カーティージ夫妻殺しの犯人だった!」

「探偵と警察コンビのお手柄だ!」

「一つくれないか」

「まいど! 良い日を!」


 刷り上がったばかりの新聞を手に少年たちが叫ぶ。

 くたびれた鞄には黒インクの匂いが奥まで染みている。

 昼までには紙の代わりに小銭で膨らんでいることだろう。


 新聞の一面には、まろやかに修正された御者の轢死体が載っている。

 その下には陰気な顔に勝ち誇った笑みを浮かべるバグショーの姿絵。


「ふむ」


 ジャクリーンは買った新聞をその場では読まず、小脇に抱えて歩き出した。


「ジャッキー」

「ナンシー」


 公園の入り口に立つ幼馴染の姿を見つけジャクリーンは片手を挙げた。

 買ったばかりの新聞紙を振ってみせると、得心顔で頷いてくる。


「レイヴン殿とバグショー殿は、また名をあげたな」

「そうですね」


 当てもなく芝生の小道を歩きながら会話を交わす。

 

「ウィルソン牧師も回復したようで何よりだ」

「えぇ」


 普段と変わらぬように見えて、本当は誰よりも焦っていたナンシー。

 付き合いの長いジャクリーンはその焦燥を確かに感じ取っていた。

 ベンチを見つけて、二人は並んで座る。

 緑色に塗られたペンキはキラキラ光って客人を迎えた。


「カーティージ嬢は元気にやっているだろうか」

「絶対安静なのは変わりませんけれどね。母方のお爺さんに引き取られたそうですよ。ほら、あの、朝と晩に街燈をつける仕事をしている……」

「あぁ、点灯員の。名は何と言ったかな。ビル、だったか」

「はい。それに熱心な見舞客が通っている所為か、療養生活にも飽きていないみたいですし」


 ナンシーの笑い声につられて、ジャクリーンも笑う。

 何事かと、近くでうろついていた鳩が顔をあげた。


「鳩に餌でもやろうか」

「向こうで売っていますよ。2ペンスで」

「アイスも買ってしまうか?」

「賛成です」


 二人は立ち上がる。ワンピースの裾を翻して。



「何故、貴様がここにいる」

「同じセリフを返しましょう」

 

 石造りの陰鬱な建物。 四角四面の灰色。

 ロンドン警視庁。

 その中でばったりと出くわしたのは似通った金髪を持つ二人。

 一人は短く切った髪を後ろに撫でつけた医者ジェイコブ

 もう一人は長く伸ばした髪を結んだ探偵レイヴン


「ハッ、ついにその下世話な仕事で捕まるに至ったのか。初めて警察は仕事をしたな」

「貴方こそ。ついに女性から告発でもされたのですか? 流石、醜聞に事欠かないお人ですね」


 二人の顔を見てしまった警察官がひぇっと悲鳴をあげる。

 長い廊下。複雑な象牙色アイボリーの階段。カツカツと響く早足の音は一定だ。


「なぜついてくる」

「そちらこそ。ついてこないでください」

「お前がついてくるな」

「そっちだろうが」

「あァ?」


 肺活量の限界を迎えた休憩。

 深呼吸。


「昔っからテメェは他人の真似ばっかりしやがって」

「他人の功績に嫉妬してばかりの人に言われたくはありませんけど」

「は、俺がいつ嫉妬したよ」

「嫉妬ばかりでしょうが、特に女関係。というか女関係。っつか女関係失敗野郎」

「てめぇこそ女関係こじらせてんだろうが、ウジウジウジウジ拗らせ野郎が」


 二人揃って同じ部屋に飛び込む。

 開いたドアに掲げられた黒いネームプレートにはバグショーの名前。


「何故貴様らは二人揃うとガキになるんだ?」

「「誰の事だ!?」」


 呆れた顔のバグショーは視線を机に戻した。

 サラサラと書類に署名を書きつけ、横に立っていた部下――死んだ目をしたダニエルへと手渡す。

 

「ジェイコブ先生。この度は捜査へのご協力、感謝致します」

「チッ」


 ジェイコブは思い切り舌打ちをした。

 彼の妹、ジャクリーンは非番だ。ゆえにジェイコブの出迎えは別の警察官になる。

 

「よりにもよって、貴様と会うとはな。鼠野郎」

「ははは、今日は嫌でも俺と一緒に来てもらいますよ。では、さっそく此方へどうぞ」

「畜生、なんて日だ!」


 笑っているが笑っていないダニエルに促され、渋々と連れていかれるジェイコブ。

 レイヴンは勧められた椅子に座ると、尊大な態度で足を組んだ。


「で。私は何故呼び出されたのですか?」

「ん」


 バグショーはぺちぺしと書類の山を叩いた。

 彼の瞼あたりにまで届きそうな、アイヴォリーの紙の束だ。


「今回の件で報告する書類だ」

「はい」

「上の方ではアイボリー・ロードの一件と呼んでいるらしいんだがな」

「はぁ」

「それを綺麗な形にせよとの仰せだ。貴様の知恵を貸せ。私一人では真実をでっちあげるにも限界がある」

「はぁ!?」


 思わず探偵は立ち上がった。

 しかし、何を思い出したのか。苦い顔をして椅子に座った。


「不法入国民からの情報提供。子爵宅への強制捜査。教区判事への直接的な襲撃。少女への拉致監禁と暴行。イーサン・ウェンビーへの過剰暴行とジェイムズ・ロックビル殺人容疑」

 

 すらすらと出てくる数多の犯罪。心当たりがあるだけに、二人とも暗い顔だ。

 引きつった顔を普段の表情へと戻すだけで全精神力を使っている、といったような。


「指示の出元は?」

「貴族院のライン卿が口を出したらしい」

「ライン卿ですか。北部地域の?」


 そうだ、とバグショーは答えた。


「長男と次男スペアが相次いで死んだおかげで爵位を手に入れた男だ。今季から議席に加わったというが、さっそく仕出かしてくれる。まったく、憎たらしいボンボンだ。こっちは真剣だっていうのに、遊び半分で首をつっこんできやがる。俺は自由党支持に回る。そうすれば、警察は貴族も口出しできない第三者機関になれるからな」


 ブツブツと呟くバグショーを横目に、レイヴンは上から書類を一枚引き抜いた。


「仕方ない。後処理を手伝うのは今回だけですよ」





「号外、号外!」

「一部くださいな」

「はい、まいど……って、あら。リチャード」

「こんにちは、影さん」

「止めてよ。今はただのロバートなんだから」


 新聞売りの少年が目深にかぶっていた帽子のつばを指で押し上げる。

 分厚い眼鏡をかけた茶髪の青年がゆるやかに笑った。


「新聞の売れ行きはどう?」

「まぁまぁって所ね。そこは探偵さんに感謝。やっぱりイケメンが出ている記事って売れるのよ」

「分かる分かる。僕も保存用と布教用と午前刷り版と午後刷り版を買うもん」

「アナタねぇ……。良いお客さんだけど、聞いたことを後悔するほど気持ち悪いわよ。それ」

「え”!?」


 ショックを受けた青年を見て、少年はコロコロと笑う。


「冗談よ、冗談。買ってくれるんだから、良いに決まってるじゃない」

「そ、そう。びっくりしたー」

「おい、ロバート! 昼飯にしようぜ!」

「はーい、先に行ってなさ~い!」


 新聞売り仲間が手を挙げ、ぱらぱらと走っていく。


「上手くやってるみたいだね」

「溶け込むのは昔から得意だったから。いつまで続けられるかは分からないけど、今はこれで悪くないわ」


 茶髪の少年はパチリと片目をつぶってみせた。


「それに新聞売りは仮の姿。真の姿は浮浪児たちを守る謎の英雄、ってポジションも悪くないしね」

「そっか」

「だから、みんなにお礼を言っておいて」

「自分で言えばいいのに」

「やーよ。あの美形揃いの中に飛び込むって、相当の勇気なのよ?」

「それは分かる。心から」

「アンタも実は美形でしたってオチだったら、何も信じられなくなるからね」

「あはは。それはないと思うよ。僕は普通で……」


 突然、耳を押さえて目をつぶったリチャードにロバートは慌てた。


「ちょっと。大丈夫?」

「大丈夫。うん、いつものが始まっただけだから」

「あぁ」


 途端にロバートの目つきは哀れな物へと変わる。

 

「いつものね」

「そう、いつもの」






『リチャードもトマスも成長したねぇ。月日の流れは早いねぇ、怖いねぇ』

「私はここ数年、なんらまったく精神的人間的成長がないお前が怖いですけど」


 暗い部屋。

 映画館の赤い椅子が一つ。

 革張りの赤い椅子が一つ。

 彼らの背には扉が二つ。

 顔が無いスーツの男と、綺麗な顔の少年が向かい合っていた。


『まぁ、二人がいくら成長したところで。僕がリチャード内最年長の座は揺るがないんだけど』

「は?」


 ふふんと得意げな声。

 不思議そうに、トマスが首を傾げた。


「最年長? 誰が」

『僕が』

「なんで?」

『設定年齢と精神年齢が最年長だから』

「無い。それだけは無い」


 きっぱりとトマスは言い切った。

 怒りを通り越し、純粋さに近い不思議な心情が顔に宿っている。


『ふ、ふふふふ』


 ガタンと音を立ててショウが立ち上がる。

 彼は勝ち誇った笑いをあげていた。


『わーっはっはっは! 何とでも言うがいい。リチャードから分離した人格であるトマス君が我々の中で一番年下である事実は揺るがない!』

「……き、キヒヒ! あぁ、まったくおめでたいやつですよ!」


 今度はトマスが立ち上がった。

 狂ったようにヒィヒィと腹をかかえて笑っている。


「いや、ショウ。貴様が一番年下です!」

『ぬぉんっ!?』


 トマスの顔には自信があふれている。

 そのあまりの勢いにショウが怯んだ。


『なんで!?』

「こちとら初版印刷――1955年なんですよぉーー!!」

『うわああーーーっ!!??』


 悲鳴。心からの。


『初版年を出すのはずるくない!?』

「さーてさてさてさて、何の事でしょう。貴様の初版年はいつでしたっけ? もしかしてぇ、二十一世紀、とか? キヒヒヒヒヒヒ」

『翻訳言語と誰訳かによっても出版年変わりますしー!! ミス・トリ一巻だって最近新訳版が出たばっかりですしー!? 設定年齢だったらトマスの方が年下ですしー!!』

「何をー!?」

『なんだこらーやるのかおらー』

「殺りましょう。今のは素晴らしい提案ですね」

『あ、お久しぶりの殺人鬼ライン卿。何で本編に出てこないで、こんな最後の最後のクレジットロールで出てくんの? ここは普通コメディ、カット、NGシーン特集で組むのがお決まりなんだけど登場シーン間違えてない? え?? あれ?? もしかしてこれ、シリアス続いてるの? スリラーエンドオチ? ここで暗転しないよね? 暗転した後、館内の灯りがつくやつはヤバイんだって。続編ありきで作ったものの一作目の人気がパッとしなくて続編の話が自然消滅する一番傷つく映画エンドなんだって、僕ぁ詳しいんだ』

「ははははははははは」

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