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天命全うしましたが?
死ぬときは、隣にいてくれだなんて
恥ずかしいプロポーズした。
君は、笑いながらプロポーズを受け入れて
お互いハリもなくなってシワシワになった。
何十年も一緒に四季を巡った。
俺の手を握る彼女はシワシワになった顔をさらにくしゃとして泣きそうなのに無理に笑顔をつくってありがとうなんて言って最後に笑顔を見れた。かなしい感情といろんな感情がまじってたけど…見れて良かった。あぁ、よかった。
「ぁ…先に失礼す…るよ」
最愛の人に看取られて俺は、確かに天命を全うした。
死因は、老衰。
しかたない、生まれたら死ぬ。
輪廻転成なんかあるなんて思いもしなかった
身体中に激痛が走り痛みに耐えれなく柄もなく声をあげ泣いた
そんな中この言葉を聞いて悟ったのだ
「シェリアーネ様!元気な王子でございます!!」
「ぁあ、やっと…はじめまして私の赤ちゃん」
輪廻転成は確かに存在していると
ぼちぼち更新していきます。