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飛びたてる鳥(4)  作者: 瀬戸朝史
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七辻神社シリーズ

白宗会の霊感商法疑惑がTV等で取り上げられ教祖はあせっていた。

本部の周りにマスコミが集まり東京の本部にいられなくなった。

しかたなく七辻神社の土地だったマンションに移った。

しかしそのマンションもいごごちがわるかった。

海が見える高台のマンションから松岡と七辻薫が見えた。

なんともいえない怒りが彼女に湧いた。

それがなんなのかわからなかった。

「松岡と七辻薫を捕まえて此処に連れてきなさい!」

気がつくと彼女はそう叫んでいた。

しかしそう上手くはいかなかった。

七辻薫は七辻流古武道の遣い手、松岡も空手有段者そう簡単にはいかなかった。

二人が信者と格闘していると氏子達が警察の通報し、二人は助かった。

松岡が薫をかばう様に歩き、その二人を司と儚が迎えた。

「松岡さんありがとうございます。薫を守ってくれて。」司と儚は頭を下げた

「当然のことをしたまでです。薫さんがこんなに強いとは知りませんでした。」

松岡は苦笑を浮かべていった。

薫はにっこり笑っていた。

警察が事情を聞きたいと二人を連れて行った。

「ここのマンション近い内、神社に戻ってきそうな気がする。」

儚が言うと司が「そうだねここが最後の土地だね。」と言って空を見上げた。

儚の携帯が鳴った。神林からだった。

「そっちは済んだみたいですね。」神林は見ていたかの様に言った。

「物騒な会話のテープ有りますけど聞きますか?」

「聞きます。」儚は即答した。

儚は神林の事務所に行った。

神林の事務所はお洒落なビルにあった。

神林は儚の好きなストロベリーティをだしてくれた。

テープはストロベリーティの香りにあわない始末とか処分とか本当の物騒な会話だった。

「今一つわからないのは、教祖が何故松岡さんにこだわったがですね。」

儚はストロベリーティを飲みながら言った。

神林はそれならと身を乗り出し「恋ってやつですよ。教祖村上まち子は松岡さんが好きになった。しかしそれは立場上許されない。松岡さんを苦しめようとして自分が苦しくなったのでは。」といってハイバックチェアに座った

「訳のわかんない恋愛感情ですね。」儚は混乱したようにいった。

神林は「恋は何時でもミステリーです。」と言って笑った。

「マスコミを煽ったのは神林さんですか?」儚が聞くと神林は苦笑いを浮かべるだけだった。「薫さんと松岡さんの結婚式は七辻神社ですか?」

神林は楽しそうに言った。「結婚・・・。」儚は松岡と薫が結婚を考えでいるとは思いつかないかったが、このままいけば充分ある。忙しくなりそうだった。飛びたてる鳥(4)

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